タケノコの白いシャリシャリとしたモノ

Last Updated on 2016年10月21日 by スキンロジカル スタッフ

こんにちは、スキンロジカルのイノウエです

春が近づいていますね。
お店に並んでいる野菜も少しずつ春のものが
増えています。

春の野菜といえば、先日、実家からたけのこが
送られてきまして、包丁で切ったところ節と節の
間に白い粉のようなものがついていて、カビでも
生えているのかとびっくりしました。

気になったので、調べてみるとこの白いものは
たけのこを調理する時に避けては通れない「アク」と
関係が深いもので、アミノ酸の一種の「チロシン」
という物質でした。

チロシンはたけのこに大量に含まれていて、たけのこ
自身の持つ酵素によって中間生成物のホモゲンチジン酸に
変化します。
これがシュウ酸と合わせてたけのこのアクと呼ばれる
ものになります。ちなみに、たけのこを加熱することで
このチロシンからホモゲンチジン酸への変化を止めることが
できます。これがアク止めです。

チロシンはタンパク質生合成に使われるアミノ酸の一つで
たけのこのほかにはバルミジャーノ・レッジャーノ(パルメ
ザンチーズ)や、時間のたった納豆の表面などに析出する
白いものも同じものだそうです。たけのこのチロシンと
同じく、シャリシャリとした触感がします。

チロシンについての栄養面や生理作用面での研究は
まだ多くないものの、摂取することでストレスに対する
改善や、注意欠陥多動性障害に対する改善など期待されている
成分です。

今後の研究開発に期待ですね


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