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冬至と柚子

Last Updated on 2018年12月21日 by スキンロジカル スタッフ

こんにちは、スキンロジカルの田中です。

2018年の冬至の日は、明日12月22日(土)です。

3連休の初日です。天気予報によると寒い日になりそうですよ。

冬至の日と言えば、柚子湯につかる風習がありますが、邪気を払うとか、融通(柚子)が効くとかいろいろな意味合いがあるようですが、実際は柚子の香りによるリラックス効果があるのが一番ではないでしょうか。

葉っぱが可愛い柚子。無骨な感じも愛着が湧きます。

 

通りすがりのお宅の庭先で柚子の木を見かけることがありますが、枝にびっしりと生るんですよね。

 

 

そのまま食べるには、ちょっと酸味が強すぎるし、種が多くて実が少ないので、料理ではもっぱら褄や風味付けに使われています。沢山出来る割には使い道が少ないので、韓国では柚子の皮を砂糖でコトコト煮込んでジャムのようにし、お湯で解く飲み物「柚子茶」も有名ですね。

でも、この時期に柚子を皮ごとそのまま食べられる食べ方がありますよ♪

それが「柚子饅頭」です。

11月下旬ごろから、多くの和菓子屋さんで販売が始まる、柚子の形をした可愛い薯蕷饅頭です。

柚子の皮部分に当たる外側の部分は、色も見た目もお店によって様々です。濃い鮮やかな黄色だったり、僅かに黄味のあるクリーム色だったり。

ヘタの部分も、外郎や練り切りなどの色々なものでちゃんと再現されています。

餡は、漉し餡だったり、柚子餡の場合もあります。

色々なお店の柚子饅頭を食べ比べても面白いですね。

 

こちらは、神田神保町にある老舗の御菓子処「さゝま」の柚子饅頭。

皮は薄いレモン色で、空気の穴がちょうど柚子の凸凹のように見えます。餡は漉し餡です。

こちらのお店は、先日、映画公開もされた「日日是好日」の本の中にも出てくる有名店です。

店舗は、昔ながらの和菓子屋さんと言った風情で、小さな間口の引き戸を開けると、タイムスリップした旧家の玄関のような店先に、小さなガラスケースが置かれていて、その中に見本の和菓子が置かれていますので、お願いすると奥から持ってきてくれます。

始めは入るのに勇気がいるような店構えですが、この雰囲気が好きで時々伺っています。

写真は、「さゝま」さんのHPよりお借りしました。

 

寒さはまだまだこれからが本番ですが、当時を過ぎたら、これから日が長くなっていきます。柚子饅頭で、寒い冬至も楽しみましょう。