スキンケア豆知識」カテゴリーアーカイブ

いつの間にか日焼け!見落としやすい部位に要注意

こんにちは、スキンロジカルです。

猛暑の日が続いています。

入浴時などで裸になったときに、よーく自分の体を観て下さい。結構ボディが日焼けしていませんか?

特に日焼け止めを塗りにくい部分や、面積が広い部分はきちんと防御できていないことが多く、気づくと服を着ていた部分と随分肌の色が変わってしまっています。

女性として特に気をつけたいのが、次の3つ。

・首のうしろ

・脇の後ろあたり

・肩

<首のうしろ>

かなり焼けやすく黒くなりやすい部分です。首の後ろが日焼けで黒っぽくなると、不潔感がでてしまいます。髪の毛で隠れる、帽子や日傘で影になると思い日焼け止めを塗るのに手を抜きがちですが、夏だけでなく春からも肌が露出している部分ですのでメラニンが蓄積されています。

首にクルクルとマフラーのようなものを巻けばガードになります、この暑さです。やはりしっかりと日焼け止めクリームを塗って紫外線を防止しましょう。

<脇のうしろ付近>

背中の肩甲骨のサイドあたり・・・要するに手が一番届かないところです。こんなところ焼ける?と思いますが、ノースリーブときたときに脇の袖穴から紫外線が入るのでしょう。なぜか?後ろ付近が日焼けしています。とても手が届きにくいので、家族がいれば塗ってもらうのがベスト。ここも、日焼け防止のショールやカーディガンなどを羽織れば防止になるのですが、暑さには勝てません。自分で塗るなら洋服の上からでなく、着替えのときに裸になって塗るのがベストです。

 

<肩>

体型のなかで、出張っているところなので当然紫外線の当たりやすい場所です。日焼け防止のアームカバーも肩までカバーしているものは稀なので、ノースリーブだと肩だけが露出する形に。ここも黒く日焼けすると、男性っぽくなってしまいます。

 

日焼けしやすい上記の3部分をしっかりと紫外線から防御するには、着替えのときにきちんと服を脱いで(裸の状態で)思いっきり日焼け止めをぬること。とても塗りにくい部分で面積も広いので、服の上からだときちんと塗れません。服に付着してしまう心配もありますし、境目は中途半端になってしまうこともあるからです。

夏の日中に外出には、時間に余裕をもって準備をして、洋服を着る前に丹念にUVクリームを塗るのがボディの日焼けを防ぐために最適です。

最近は伸びもよく、白くならない日焼け止めがほとんどですので鏡を観ながら塗りにくい3つの部分をより丁寧に塗るようにしてみてください。

 

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お出かけ前にもビタミンC

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

関東は日に日に日差しが強くなり、週末あたりに梅雨明けの予想ですが、すでに気温は35度を超えることも。
熱中症も心配なこの時期ですが、肌の紫外線ダメージも着実に溜まっていっています。

紫外線のダメージを減らすためには、日傘やサングラス、UVクリーム等でできるだけ肌に紫外線を受けないこと。

それでもすべての紫外線を防ぐことはできません。防ぎきれない紫外線のダメージは、シミ・シワなどのエイジングサインに結びつきます。

そんな日焼け後のケアは、「ビタミンC」を使うことで、紫外線による様々な悪影響を軽減することができることはご存じかと思いますが、最近では、「日焼け前に使うプレケア」にも「ビタミンC」はとても優秀であることがわかりました。


培養表皮に何も塗っていない状態で、紫外線(B波)に60分当てる実験を行ったところ

・細胞の生存率が40%減少
・DNAの損傷
・活性酸素の産生促進
・炎症の増加

このような現象がみられたとのことです。これは、シミやシワなどのエイジングサインの原因でもあります。

しかし、この培養表皮に紫外線を当てた後、ビタミンC(濃度1~2%)を塗布すると、

・細胞の生存率が高くなる
・DNAの損傷が減る
・活性酸素の産生が減る
・炎症を押さえる

このような作用があり日焼け後のケアにビタミンCがとても有用であることがわかります。

さらに、紫外線を当てる前にビタミンCを塗布すると、

・細胞の生存率は紫外線を当てないのと同じ程度
・DNAの損傷をほぼ抑制
・活性酸素の産生をほぼ抑制
・炎症をほぼ抑制

といった日焼け後のケアよりもさらに進んだ紫外線対策ができることがわかりました。

このことから、ビタミンCを紫外線が当たる前に塗っておくことは、その後の紫外線の影響を防ぐうえでも大変重要であることがわかります。

ビタミンCは紫外線ケアとしてアフターケアにもプレケアにも使え、特にプレケアとして使うとより効果的なのです。

また、事前に塗ったビタミンCが紫外線により酸化され、肌へ悪影響を与える可能性についても実験していますが、この条件では特に悪影響はみられず、プレケアとしてビタミンCを塗ることがより効果的であることがわかります。

今回、この実験ではアスコルビン酸Naを使用していますが、ビタミンC誘導体(アスコルビルリン酸Naやリン酸アスコルビルMgなど)であれば、紫外線で酸化されにくく、ビタミンC自身の酸化によるダメージの心配をより少なくすることができます。
さらに、イオン導入を行うことでより多くのビタミンCを肌の深くまで届け、長く肌にとどめることができます。

ビタミンCのイオン導入は、紫外線のプレケアはもちろんのこと、皮脂分泌の抑制などの力を持っているので、夏の化粧崩れ防止にもおすすめです。

そのうえでUVクリームなどの対策を行えば、取り込み済みのビタミンCとの相乗効果でより紫外線に対する力が発揮されます。

この夏は、UVケアに「ビタミンC誘導体のプレケア」を取り入れてみてはいかがでしょうか?

引用文献:東京都健康長寿医療センター研究所「ヒト培養表皮におけるアスコルビン酸の経皮吸収および紫外線 UVB による細胞障害に対する予防、回復効果の検討」


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UVケア商品に新しい性能表示が登場

皆様こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

今、ドラッグストアなどで販売されているUVケア商品の一部に「UV耐水性」の表記があるのをご覧になりましたか?

これは名前の通り、今までメーカーが独自に試験や処方をし「ウォータープルーフ(耐水)」として販売してきた日焼け止めなどのUVケア製品を、国際基準(ISO)の試験に統一してその効果を表したものです。

「★/★★」または「☆/☆☆」で表記され、★と☆に性能の違いはなく、耐水性は星の数で決まります。
※「UVケア化粧品」のみに適用される表記となりますので、メイクアップ化粧品などには表示義務がありません。

耐水性の基準は、40分の水浴試験で効果(その製品が持つSPF(90%信頼限界値)の保持率が50%以上)が認められれば「UV耐水性★」、80分の水浴試験で効果が認められれば「UV耐水性★★」となります。また、★1の製品を重ねづけしても★2にはなりません。

「UV耐水性」の表示は、「肌の外側」からの水に対する耐久性を表すので、「UV耐水性」≠「汗に強い」ではありません。また、紫外線(B波)を防ぐ力はその製品が持つSPF値によって変わります。

試験は「SPF」が基準となっていますが、「PA(紫外線A波)」についても同じような効果が認められると考えられています。

※SPFとPAの違いについては
https://skinlogical.sakura.ne.jp/blog/2020/06/03/
「SPF」と「PA」はナニが違う???

とはいえ、どんなに耐水性が高くても、最大で50%まで効果が落ちるという可能性はありますし、SPFやPA値が高くても紫外線による劣化、汗、タオル、服による擦れなど、時間とともに防御性能は劣化していきますので、必ずしも表示どおりの効果が維持できるわけではありません。

UVケアの基本は必要な量をこまめに塗りなおすこと。
日焼けによるシミなどの肌のダメージは、できてしまった後の対策より、できてしまう前の予防のほうが、簡単で効率的です。

日焼け止めの利用の他にも、ビタミンCなどの抗酸化物質を予防的に取り込むことでも紫外線による活性酸素の発生を抑えることもできます。

ビタミンCは食べ物でとるのが基本になりますが、ビタミンC誘導体をイオン導入することでより多く、より長くビタミンCの抗酸化効果を得ることができます。

紫外線防御を最大限に発揮できるように、一定時間ごとに塗り直しをして夏の日差しから肌を守りましょう。

この「UV耐水性」の表示は、2022年12月1日から始まっていますが、2024年11月30日までは経過措置期間となっています。
いずれ、すべてのウォータープルーフを表示する商品には「UV耐水性」が表示されますので、プールや海など水にぬれる可能性があるレジャーの際は参考にしてみてはいかがでしょうか。

 


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約3年ぶり!マスクなしの生活で気をつけること

こんにちは、スキンロジカルです。

3/13よりマスクの着用が任意になり、約3年超ぶりにマスクを外して外出できるようになりました。

そこで本日は、久しぶりのマスクなし生活で気をつけたいことをお伝えします。

マスクなしの生活が当たり前だった頃から、常にマスクをつけている生活を経て、またマスクなしの当たり前に戻ったからこそ実感する内容です。ぜひこれから意識してみてください。

 

★日焼け止め・メイクを丁寧に

マスク生活のときは、顔が半分ほども隠れてしまうため、メイクとくにベースメイクがおざなりになっていた人が多いのではないでしょうか?

マスクをつけ始めた頃、そのメリットとして「日焼け止めに役立つ」とお伝えしたことがありますが本当にそのとおりで、日差しの強い時期もマスクを装着していたおかげで随分と紫外線を遮ることができ、シミやソバカス・肝斑などの原因メラニンの産生抑制になっていたばかりでなく、乾燥による小じわなどエイジングの予防の役割も果たしていたのがマスクでした。

そのマスクがなくなり、肌は紫外線にさらされることになりました。これまでマスクで守られ免疫がなくなっている顔の下半分の肌は、、紫外線の影響をうけやすくなっている可能性もあります。

これまでの、手抜きメイクや日焼け対策では足りません。3月になり日差しもどんどん強くなっていますので、しっかりと日焼け止めを塗りベークメイクをして肌を紫外線からカードしましょう。

手抜きメイクは お・し・ま・い デスヨ

 

★花粉症対策をしよう!

花粉をはじめとする、外界の有害な物質が体内に入ったり皮膚に付着するのも防いでいたマスク。マスクをしなくなれば、そういった物質から体を守ることも意識しなくてはいけません。

まずは花粉。マスクで防御できないときのベストな対策は、鼻孔周りにワセリンやクリームを塗ることです。中の粘膜にも塗るとさらにbetterです。

皮膚や粘膜を油分の膜で覆うことによって、花粉などの有害物質が皮膚細胞似直接触れるのを防ぎます。

なれないうちはちょっとテカテカが気になるかもしれませんが、とくに乾燥する日の外出時などに試してみてください。室内などでは一旦ティッシュオフして、クシャみが出やすいと感じたときなどに塗るようにすればテカテカにはさほど気になりません。

 

★肌の保湿。唇の保湿★

 

頬骨から下、マスクで覆っていた部分はこれまで以上に保湿ケアをしっかりと行いましょう。

マスクをしていたときは”蒸れ”などで悩んでいた肌も、今度は外気にさらされることで乾燥しやすくなります。粘膜である唇はさらに乾燥を実感します。

冬の乾燥の時期を過ぎたからといって油断しないように…。保湿効果のあるヒアルロン酸やセラミドなどが配合された乳液やクリームなどを塗って、肌の水分が蒸散しないようしっかりと保湿しましょう。

 

★リップメイクを忘れないで!★

マスクをしていたから、リップを塗っていなかった方も多いのではないでしょうか。そのくせで、ついついメイクの最後の仕上げリップを塗るのを忘れてします

ふっとショーウィンドーに写った鏡で自分の顔を見たら…とっても顔色が悪いことに気づくことになります。病人か…何歳が急に歳をとったように見えてしまいますよ。

顔に赤みを追加するような気持ちで、メイクの最後の仕上げ!リップを必ず塗りましょう。

 

こうやってマスクを外した後の注意ポイントを上げてみると、マスクをしていたことで手抜きしていたと同時に、コロナ以外にも紫外線や花粉、他人の目などから沢山守られていたのですね…。

これからは、しっかりと自分のケアで顔を体を守りながら3年ぶりの完全体の自分をたのしみましょう!

 

▼スキンロジカルでは<春のキャンペーン>を開催中です!ぜひご利用ください♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


着色料が重篤なアレルギーの原因に?

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

一歩一歩春に近づいている時期ですが、夜と昼の寒暖差や春の強風、花粉に黄砂と肌には負担がかかる時期でもあります。
基本のスキンケアをしっかりと行い、肌の不安定な時期を乗り切りましょう。


さて、先日テレビで「アレルギー」を題材にした番組を見ました。

その中でも興味深かったのが、「コチニール色素」によるアレルギーについてでした。
化粧品業界では注意喚起もあったことから、知っている方も多いかと思いますが、最近になってまた話題になることもあるので、今回はこのお話をさせていただきます。

「コチニール色素」赤色の色素(着色料)として一部を除く食品や化粧品・医薬部外品に使用されています。また、主色素の化合物(カルミン)は、食品以外の用途で使用されています。
この色素は南米のサボテンに生息する「エンジムシ」から抽出されて作られています。

日本では過去に安全性が問題となったことがある「タール色素」・・・いわゆる石炭や石油などから作られる〇色〇号といった有機合成色素に変わり、消費者の天然志向もあって天然色素といわれる「コチニール色素」が多く使われています。

しかし、この「コチニール色素」によって「急性アレルギー症状」いわゆる「アナフィラキシー」が出ることがわかり、2012年に消費者庁から注意喚起が出されました。

 


大元の消費者庁のサイトにわかりやすいページが無いため、
内閣府の食品安全委員会のページへリンクしています。
興味のある方はご覧ください。

内閣府食品安全委員会事務局 平成24年5月11日
コチニール色素に関する情報
https://www.fsc.go.jp/sonota/cochineal.pdf


このコチニール色素によるアレルギーには大きく3つの分類があります。

・喘息や鼻炎、結膜炎
・化粧品などによる接触皮膚炎
・経口摂取による症状

とくに、経口摂取は呼吸器症状蕁麻疹血管性浮腫など、多臓器に症状が及び、重篤なアナフィラキシー症状となることが報告されています。

そして、重篤なアナフィラキシー症例は女性に多くみられ、その原因として挙げられているのが化粧品に含まれるコチニール色素ということでした。

なぜ女性にこのような症例が多いのかというと、口紅・マスカラ・アイシャドーなどに含まれるコチニール色素に皮膚や唇が触れることでアレルギーの感作(特定のアレルギーの原因物質(=抗原・この場合はコチニール色素)に対し過敏状態になること)が起こり、その後にコチニール色素が添加された食品を経口摂取することで、アナフィラキシー症状を起こすと考えられているそうです。

とくにマスク生活が続き、最近はアイメイクが重視されています。
このアイメイクに使用する化粧品にコチニール色素が含まれていると、皮膚が薄く、乾燥しがちでバリア機能が弱い目の周辺や目蓋に感作による皮膚炎が現れ、そこからアレルギーが発現するパターンが増えているそうです。


写真はイメージです

これは2011年に「加水分解コムギ末」を使用した美容石けんによるアレルギーと同様です。


石けんの原料にアレルゲンとなった物質(グルパール19S・加水分解コムギ末)が含まれており、毎日の洗顔のたびアレルゲンが肌に触れることで、小麦に対し免疫細胞が感作し、その後、パンやパスタなどの小麦を使用した食べ物を摂取することで重篤なアレルギーを発症しました。



実際に今回のコチニール色素でアナフィラキシー症状を起こした方の多くが、食品でアレルギーを起こすにコチニール色素を使用した赤色系の化粧品で接触皮膚炎(かぶれなど)を起こしたことがあるというデータがありました。

コチニール色素はオレンジ赤紫色に変化させることができ、天然由来成分でありながら発色が良く安定性も高いため、今でも多くの化粧品や食品に使用されています。
最近ではアレルギーの元(アレルゲン)を抑えた「低アレルゲンコチニール色素」への切り替えが進んでいます。


写真はイメージです

コチニール色素によるアレルギーは一般的な食品アレルギーに比べて症例数も少ないですが、「食べる」以外の間接的な要因でも重篤なアレルギーが起こる可能性があることがわかります。
化粧品による皮膚炎などが継続的に起こるような場合は、その化粧品の使用を控え、早めに皮膚科やアレルギー科の病院で診察することが重篤化を防ぐポイントです。

また、接触性のアレルギーは肌が荒れていても起こりやすくなります。
日ごろのスキンケア・・・特に保湿は肌のバリア機能維持に大変重要なケアとなります。肌のバリア機能が健全であれば、アレルギーに限らずシミやシワなどの予防にもなります。そのため時期にかかわらず気を配るようにしてください。

 



なお、スキンロジカルシリーズはすべての商品に着色をしておりませんので、コチニール色素も使用しておりません。

市販の化粧品・・・とくに赤系のメークアップ化粧品を使用する際は、

・全成分表を確認する
・サンプルを使ってみる
・不明点は製造販売元に問い合わせる

また、

・心配な場合は使用を避ける

といった対策を行ってみてください。

そして万が一にも皮膚炎と疑わしい症状があった場合は、使用を中止して専門の病院に相談してみてください。


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