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アルコールは濃度が高いほうが効果も高い?

皆様こんにちは、スキンロジカルのイノウエです。

ゴールデンウィークも終わり、東京は夏かと思うような
日差しが降り注ぐ日もあれば、逆に肌寒く感じる日も
あり、体調がおかしくなりそうです。
皆様もお気を付けください。

さて、気温が上がってくると気になってくるものが
色々と出てきます。
その中でも食中毒対策に使われる「アルコール」
ついてのお話です。

以前は、家庭用ではケガをしたときに使われる消毒用の
ものが一般的でしたが、最近はキッチン用、食卓用、
お出かけ用など、いろんな種類のアルコールを主剤にした
商品が出回っています。
また、アルコールにも色々とありますが、一般的には
エタノールが使用されています。

ところで、ドラッグストアなどで売られている純粋な
エテノールには「消毒用エタノール」と「無水エタノール」
があるのをご存知ですか?

この2つの違いは、商品に含まれるエタノールの「濃度」です。
日本薬局方では消毒用エタノールの濃度が定められており、
76.9~81.4%となっています。
また、無水エタノールは水で薄められていないため、濃度は
99.5%となっています。

エタノールの除菌作用は、一般的に濃度が高いほど効果が
上がるため、消毒用エタノールより、無水エタノールのほうが
効果が高く感じますが、70%をピークに高濃度になると若干
作用が落ちていきます

消毒用としてエタノールを使用する場合は、 消毒用エタノールの
ほうが、薄める手間もなく効果的に使用することができます。
価格が安く、比較的安全で一部の細菌やウイルスなどを
除けば効果も高い消毒用エタノールですが、純粋に
エタノールを水で薄めただけでは酒税法が適用される
ため、価格が跳ね上がります。
そのため、飲用できないように、イソプロパノール等が
添加されています。

そのため、食器や子供、ペットが触るものなどに使用する
際は、必ず添加物などの成分を見て、用途に合っているかを
確認してうえで使用されることをおすすめします。

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