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マリーアントワネット展

こんにちは、スキンロジカルの田中です。

先日、六本木ヒルズで開催されているマリーアントワネット展へ行って参りました。

開催場所の森アーツセンターギャラリーは、六本木ヒルズの52階。都心を一望できる展望階でもあります。こんなところにミュージアムがあるなんて、なんて贅沢なんでしょう!

東京でのこういった展覧会は、いつどこへ行っても「上野動物園のパンダ舎」状態で、ゆっくりと鑑賞することができません。行っても人の多さにくたびれ、鑑賞どころか駆け足で見てさっさと帰りたくなることがほとんどです。この展覧会も、会期が始まって1ヵ月あまり・・・まだまだ人が多いだろうなと予想して、開館時間に合わせて行ったのですが、やはりすでに大勢の人が来ていました。前売り券を購入していたので、チケット購入に並ぶ必要がなかったので、それはよかったです。

展覧会は、マリーアントワネットの絵画や、ゆかりの品の展示で彼女の人生を追っていくもの。絵画が圧倒的に多かったですね、他には首飾り事件の首飾り(もちろんレプリカ)、牢獄でつけていたと言われるヘアーバンド、断頭台へ登る際に脱げた?という靴(めちゃめちゃ小さい!!)、2016年1月に解読されたばかりの愛人フェルセン伯爵への赤裸々な手紙など。

私がとても素敵だと思ったものが、彼女が贈り物にしたという、セーブル磁気の食器類です。日本の伊万里焼を下敷きにしたというこの磁気は、なるほど図柄に桜の枝や矢車菊などがとても精巧に描かれててどこか和食器の柄のようでもあります。日本との繋がりが感じられてなんだか嬉しくなりました。王宮で使われていたというのに、豪華ながらけばけばしくはなく、気品があって現代の食卓に置いても違和感がなさそうです。レプリカが販売していたら、購入したいくらいです。

会場内はもちろん撮影禁止ですが、一室だけ撮影可能な部屋がありました。

寝室のベッド

なんだか見たことがあると思ったら、10年ほど前にフランスの本物のベルサイユ宮殿へ行った際に、同じものを見ていたのでした。その時にも思ったのですが、ベッドがすごく小さいのです。靴も小さかったし、ヨーロッパの人もやはり昔はいまより小柄だったのだなあ、と思ったら・・・この時代の人は体を起こしたまま眠ったのだとか。なるほど!だからベッドが小さいんですねー!

14歳でオーストラリアからフランスへ嫁ぎ、フランス革命で37歳の生涯を閉じたマリーアントワネット。私は、子どものころからマンガ「ベルサイユのばら」や宝塚の影響などで、日本のお姫様よりもずっと興味がありました。なかでも華やかな宮廷時代より、フランス革命以降の流転の日々に惹かれるものがあります。

お正月にぜひ訪れてみてはいかがでしょう??

オフィシャルHP⇒ http://www.ntv.co.jp/marie/

マリーアントワネット展の後は、3月18日から「大エルミタージュ美術館展」だそうですよ。これも行かなくては!!