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夏の海の肌対策

こんにちは
スキンロジカルです。

連日猛暑日が続いていますが、
こんな暑い夏に訪れたい場所といえば海。

昨年まではコロナのため中止となっていた海水浴場も
今年は多くの場所で海開きとなり、待ちわびていた方も多いかと思います。

そんな海へ遊びにいく時に気をつけたいのが、日焼け肌荒れです。

日差しを遮るものがない海辺は、紫外線が多く降り注ぎ、
海面や浜辺の照り返しも合わさって、もっとも日焼けのしやすい環境です。

海へ行く際は、耐水性のあるウォータープルーフの日焼け止めを
使うのはもちろんですが、海の中に入れば、それでも落ちやすくなるので
海から上がった後は塗り直しも怠らずに。

日焼け止めにプラスして、ラッシュガードや帽子、サングラスなど
紫外線の直射を減らすのも効果的です。

海からの帰宅後は、肌を冷やして、保水と保湿をしっかりと。

日焼け=軽い火傷なので、シャワーもお湯の温度を下げ、
刺激を与えないように浴びるようにしましょう。

日焼け止めを塗り残しは肌荒れの原因になるので
しっかり落とすことも大切です。


そして、海に入れば、海水に含まれる塩分や汚れ、
微生物や砂など、直接肌に与える刺激も多く、肌荒れもおきやすくなっています。

海水はマグネシウムや塩化カリウムが豊富に含まれ、肌に良いとも言われていますが
人によってはそれが大きな刺激となる場合も。

また、海に入ることで、肌の皮脂が落とされ、保湿が全くされていない敏感な状態になります。
さらに、日焼けによるダメージでさらに弱った肌に。
そこに、海水の刺激によって、肌が赤くなったりかゆみや痛みがすぐに生じる場合もあります。

さらに、海水に長時間浸かることで体が冷え、
血行や代謝が悪くなることが肌荒れの原因にもなります。、

海水浴後の肌はいつも異常にデリケート肌になっていることを意識し
全身をキレイに洗った後には、保水と保湿を入念にすることが大切です。

夏の海で肌を守るため、
事前の対策とアフターケアをしっかりと行いましょう。

 

 


なぜ紫外線でシミが増えるのか??

こんにちは、スキンロジカルのイノウエです。
梅雨の晴れ間はすでに夏の日差しを感じるようになってきました。
これからの季節、やはり気になるのが「紫外線」です。

そもそも、肌に紫外線を受けるとなぜシミの原因になるのでしょうか。
じつはそれにも、最近よく出てくる「アイツ」の存在があります。
そう、「活性酸素」です。

紫外線が肌にあたると活性酸素が肌に発生します。

活性酸素によって刺激を受けた細胞は、メラニンを作る細胞であるメラノサイトを刺激する物質を作り出します。
刺激を受けたメラノサイトは、メラニンを作り出し肌の細胞(ケラチノサイト)へ送ります。
この作用によって、サングラスが目を守るように、肌が紫外線によるダメージを受けないようになっています。
このメラニンがなくなってしまうと、肌の細胞は直接紫外線の影響を受けることになり、肌を作り出す細胞が壊され、正しく分裂できない細胞によって肌の機能が正常でなくなるばかりでなく、皮膚がんなどの原因ともなります。

とはいえ、紫外線に過度に増えてしまうと、活性酸素も増えてしまいます。増えすぎてしまった活性酸素は、酸化を促して肌を痛めその部分に継続的な炎症を起こしメラニンの生成を刺激します。
そういった理由で必要のないメラニンが多く作られすぎてしまうと、ターンオーバーが遅くなり、長期間肌に不要なメラニンが残る原因にもなります。これがシミが消えない原因ひとつとなります。
また、過剰なメラニンの生成により、本来肌の浅い部分の細胞に向かって渡されるはずのメラニンが、行き場をのなくして深い部分の細胞に渡ってしまい、ターンオーバーされることなく延々と残ってしまう場合があります。
これも消えにくいシミの原因となっています。

紫外線は人にとって、ビタミンCの生成に必要であり、またシミの原因であるメラニンも、紫外線のデメリットから体を守るために重要な機能の一つです。

シミの原因となるメラニンを過剰に作らせないためには、まず、日傘や日焼け止めなどで肌にたくさんの紫外線を浴びないこと。
食事や肌ケアなどで体に抗酸化物質をきちんと取り込んでおくこと。
できてしまいそうなシミや、できてしまったシミには、早め早めに美白ケアを行うこと。
このような対策を行うことで、将来できるシミをグッと減らすことができるはずです。

本格的な夏を迎える前に、もう一度紫外線対策をチェックしてみてください。

抗酸化には ビタミンC誘導体

活性酸素からの刺激をブロックするには トラネキサム酸

深いシミはキレート作用のある フィチン酸

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美白

トラネキサム酸は肝斑だけ?

こんにちは、スキンロジカルイノウエです。

前回のブログでは、トラネキサム酸「抗シワ」作用
があるようだという研究発表のお話をいたしました

トラネキサム酸に新しい美容効果が?

その発表会の際にトラネキサム酸に関するもう一つの
作用に関する発表がありました。

まず、トラネキサム酸は、シミやその中でも特に
同じ部分(頬上部)に対する継続的な炎症が原因と
いわれている肝斑に効果がある成分として知られて
おり、皮膚科でも飲み薬としても処方されています

紫外線の刺激女性ホルモンなどの影響で肌が
ストレスを受けると、プラスミンプロスタ
グランジンといった刺激を伝達する物質を作ります。
この伝達物質は、メラノサイト(メラニンを作り
出す細胞)に対して働きかけ、その情報を受けた
メラノサイトはメラニンを作り出します。

メラニンは、その黒い色によって
「肌のサングラス」となって紫外線が届くことを
防ぎます。
それにより、肌細胞の破壊や癌化、活性酸素の
発生などから守る重要な役割を持っていますが、
反面、本来肌のターンオーバーで排出される
はずのメラニンが残ってしまった
り、過剰生成
により肌の基底部分に残ったまま
になると、
シミやくすみといった肌悩みの原因ともなります。

また、女性ホルモンやストレスによる肌の炎症は、
持続的にこのような伝達物質の生成を促して
しまうため、同じ場所にできる肝斑の原因に
なるとも言われています。

そのようなシミや肝斑に対してトラネキサム酸は、
メラニンの還元などによる美白ではなく、
炎症を抑える作用とメラニンを作り出す指令を
カットする作用で、シミの原因となるメラニンを
過剰に作らせないという特徴を持っています。

そして今回、メラノサイト内でのメラニンの
生成過程にトラネキサム酸の働きかけがある
ことが新たに発表されました

前述のようにメラニンを作り出すメラノサイトは、
伝達物質からの指令を受けると、細胞から木の枝
のような
突起(樹状細胞)を作り出します

メラノサイトの中央で作られたメラニン
突起の先端に運ばれて行き、そこから肌表面の
角化細胞へ渡されます。

トラネキサム酸は、この生産されたメラニンが
突起の先端に行くのを防ぎ、メラノサイトの
中央に集めます
これにより、過剰なメラニンが肌へ放出される
ことを防ぎます。

このようにトラネキサム酸は、シミの元となる
メラニンをそれ以上作らせない、そして表舞台に
出さずメラノサイト内に留めるといった
ビタミンCなどとは違った作用を持っています。

「トラネキサム酸は肝斑だけ」と思われがち
ですが、このような研究結果からも新たな効果を
持つ美容成分として注目されるかもしれません。

トラネキサム酸パウダー


肌の紫外線対策は万全!! でも忘れてませんかココ!?

こんにちは、スキンロジカルイノウエです

この夏は記録的な猛暑が続いていますが、皆さん体調など崩されていませんか?

これだけ太陽が照りつける時期、皆様は肌の紫外線対策は万全だと思います


では、「目の紫外線対策」はどうですか?

肌と同じく、目も紫外線によりダメージを受けます
目に長時間紫外線を浴びると、充血や目のシミ(瞼裂班)、乱視、
そして白内障の原因ともなります。
また、紫外線によるダメージは少しずつ蓄積していくので、
美しい瞳を維持するうえで紫外線対策はとても大切です。

そして、目を守ることは
透明感のある明るい肌を目指すためにも重要
なんです

ところで、日差しや紫外線から目を守る方法として、一番最初に思いつくのは

「サングラス」

だと思います。

では、サングラスのによる紫外線のカット率に
差はあるのでしょうか

サングラスといえばやはりブラウンなど、
比較的色の濃い色のレンズのものを思い浮かべるかと思います。

色が濃ければ濃いほど紫外線の影響を受けにくくなりそうですが、
実はこのサングラスの色の濃さと紫外線のカット率は比例

「しません」

意外に濃い色と薄い色で紫外線に限って言えば、それほどカット率に
差はないことがわかっています。

では、紫外線から目を守るためにサングラスを選ぶときは
なにを基準にするとよいのでしょうか。
それは

「紫外線(UV)カット率」

です

当たり前といえば当たり前ですが、最近のサングラスや眼鏡には
紫外線のカット加工がしてあり、そのカット率を
多くの商品で表記しています。

そして、もう一つの選択基準は

「レンズの色」

です

先ほど、サングラスの色の濃さと紫外線のカット率は比例しないと
書きましたが、実はカット率とは別に色には重要な意味があります。

それは、瞳(瞳孔)の機能にヒントがあります。

普段、私たちは物に反射した光の情報を目に取り込むことで、
その形や色などを判断しています。
瞳は明るいところでは小さくなり、暗いところでは大きくなります。
これは、暗いところで物を見る場合、瞳を大きくして光を多く取り込み、
少ない光でも物を見るための機能です。

夜行性の動物や深海魚の目が大きいのも同じ理由です。

そして、この瞳の機能はサングラスのレンズの色にも関係してきます。
レンズの色が薄い場合、視界は明るくなり、濃い場合、視界は暗くなります。
視界が暗くなれば、瞳は光を取り込もうとして大きくなります。

つまり、同じ紫外線カット率で比べれば、
レンズの色が濃いサングラスは、薄い色と比べると
視界が暗くなる分、光を取り込もうと瞳が大きくなります。
そのため、瞳に取り込まれる
紫外線の量が増えます。

   レンズの色 瞳の受ける明るさ 取り込まれる紫外線
 濃 い     暗 い      多 い
 薄 い     明るい      少ない

レンズの色が濃いサングラスでは、このように瞳に入ってくる紫外線の量が
多くなり、薄い色のものに比べて瞳へのダメージも増えてしまいます。
しかし、この直接的なダメージ以外に、肌にも影響があらわれます。

実は瞳から入った紫外線により、脳は

「紫外線を体に浴びた

と判断します。
そして、有害な紫外線から体を防御するために、体に対して
「メラニン」
を作る命令を出します。
ご存知のとおり、メラニンは紫外線から肌を守るための物質ですが、
その反面、シミやくすみの原因にもなる物質です。

本来、紫外線を受けた場所周辺(日に焼けた場所)
だけにメラニンが作られるのですが、
脳からのこの命令は、体中のメラニンを作る細胞である
「メラノサイト」に対して出されるため、
肌にどんなにしっかりとした紫外線対策を行ったとしても、
内側からメラニンが作られてしまうことになります

つまり、「完璧な紫外線対策」だと思ってた場所にも
シミなどができる可能性があるのです

したがって目に対する紫外線対策は、目にはもちろん、
美肌を維持するためにも重要です

さらに、紫外線はサングラスと目の間の隙間からも入り込んでくる
上に、角度の関係で直接目に入る紫外線よりも
影響が強いとの結果もあります。

そこで、紫外線対策に選ぶサングラスは、

・紫外線カット率が高い
・レンズの色が濃すぎない
・できるだけ隙間がない、または、隙間を塞ぐ形状

また、つばの広い帽子も、隙間から入る紫外線を防ぐことができる
のでおすすめです。

ちなみに、ファッションや車の運転などでレンズの色が濃いサングラスを
選ぶ場合は、より紫外線カットの数値を重視して選ぶと良いと思います。

サングラスや眼鏡とおなじく、コンタクトレンズにも
紫外線カット加工がされているものがあるので、
普段コンタクトレンズの方は、そちらでも効果はあります。

ただし、密着度が高いため瞳への紫外線防御効果は高いのですが、
白目の部分にも紫外線は当たりますので、サングラスや帽子の併用で、
より紫外線を防ぐことができます。

美肌に大敵な紫外線はどの季節でも、
どの天気でも降り注いでいます。

紫外線対策で美肌・美白をする際は、「肌」と同じく一歩進んで
「目」の紫外線対策にも気を付けてみてください


フィチン酸の美白・ビタミンCの美白

こんにちは、スキンロジカルイノウエです

涼しい日が続いたと思っていたら、やたらと暑い日が 続いていますが、
暑さに慣れていないこの時期は、 特に熱中症対策に気を配る必要がありそうです。

イノウエも、こまめな水分とミネラル分の補給、適度な冷房の使用を心がけて
これからの暑い季節を乗り切りたい と思います

図1

さて、今回は「フィチン酸」と「ビタミンC」の、この時期気になる「美白」についての
お話です。

まず、ビタミンCについては再三このブログでも取り上げてまして、その効果や性質は
よく知られている成分かと思います。

スキンロジカルでも「Cエッセンス」「VCローション」「アミノシーローション」等、多くの
商品に配合されています。

ビタミンCの美白に関わる作用は大きく4つあります。

・チロシナーゼの阻害による過剰なメラニンの生成抑制

・メラニンを生成するメラノサイト(メラニン細胞)を活性化させる 活性酸素の除去

・還元作用で、メラニンを薄くする

・コラーゲンの生成を補助する作用で、ターンオーバーを活性化させ、できてしまった
メラニンを排出

このような複数の働きによって、ビタミンCは優秀な美白成分として化粧品に
配合をされています。

もう一つの成分「フィチン酸」は、当店の「FHローション」にも含まれる美白成分で、
米ぬか等に含まれています。

このフィチン酸の美白作用はビタミンCとは違った方向から行われます。

フィチン酸は、ビタミンCと同じくメラノサイトを活性化させる活性酸素を
除去することによる美白作用がありますが、ビタミンCが活性酸素そのもの
不活性化させるのと作用が違っています。

金属と結びつくキレート作用の非常に強いフィチン酸は、体内に存在する
過酸化水素と二価鉄が結びつくことで発生する、活性酸素の中でも最も活性の
強いヒドロキシルラジカルに変化する前に二価鉄と結合することで、活性
酸素の発生そのものを抑えます。

また、ビタミンCの美白作用でもある通り、メラノソームで生成されたメラニンは
ケラチノサイト(角化細胞)へ運ばれ、ターンオーバーにより徐々に皮膚表面へ
移動し最終的に垢となって 剥離します。

しかし、ケラチノサイトの機能が衰えるとこの移行がスムーズに行なえず、
メラノソームが真皮層や基底層に脱落する場合があります。
そして、脱落したメラノソームは、その場に留まりシミとなります。

フィチン酸は肌の細胞を活性化させるため、ケラチノサイトの機能も亢進させる
ことで、真皮層や基底層に脱落するメラニンを減少させます。

なお、脱落したメラノソームは異物として白血球の一種であるマクロファージ
よって貪食され血液やリンパによって排出されますが、 生活環境や加齢等で
マクロファージの働きが弱まると、貪食されずメラノソームが真皮層や基底層に
留まることでシミとなりますが、フィチン酸はこの免疫担当細胞であるマクロ
ファージの力を高めることができるます。

このように、「ビタミンC」と「フィチン酸」が同じ「美白」の成分で
あってもそのアプローチは違うことがわかります。

これからの季節、日差しも強くなる一方です

日焼けの対策と合わせて、予防と対処にビタミンCフィチン酸
美白も取り入れて見て下さいね