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スーパー歌舞伎Ⅱ「オグリ」

こんにちは、スキンロジカルの田中です。

先日、新橋演舞場で

スーパー歌舞伎Ⅱ「オグリ」を見て参りました!

スーパー歌舞伎は簡単に言い換えれば、古典歌舞伎を現代風にアレンジしたもの、といいましょうか。セリフも口語なので、今回はイヤホンガイドもなし。音も、現代的な音楽を仕様し、光やプロジェクションマッピングなどの技術を多用して、衣装も金ピカ!、エンターテインメント性の強い歌舞伎です。

「オグリ」は、「小栗判官」という歌舞伎の演目をアレンジしたストーリーになっています。

※物語に暴れ馬が登場しますが、かの伝説の競走馬「オグリキャップ」の命名とは何ら関係ないようです。「オグリキャップ」は馬主さんの苗字が小栗さん。物語の暴れ馬の名前は「鬼影」。

テーマは「人生の歓喜」。

主役のオグリは、歌舞伎役者の市川猿之助と中村隼人のダブルキャストで、この日は中村隼人主演の日でした。

※こちらは、舞台の鏡に映った上演前の客席

まだ20代で初めて(多分)主役の彼は、「真ん中」感や、圧倒的なオーラがまだ足りないものの、華やかな容姿(イケメンですよ!)で充分主役として魅せてくれました。今後が楽しみです。ぜひ「真ん中」に立つ役者になってほしいなあと思いました。歌舞伎界は、家の格?みたいなもので、役の重さが決まってしまったりするのがとても残念なのですが、まだまだこれからなので期待しています。

ちなみに、来夏は豊洲のIHIアイランドステージ東京で上演されるスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」での主演も決定しています!

ヒロインの照手姫を演じたのが、坂東新悟さんとい女形の役者さんなのですが、素の彼は、背がすらっと高い細面で「え?女形??」と疑いたくなるような容姿なのですが・・・

舞台に立つとビックリ、細くて長い首、そして手足、華奢な腰回りが、まあ~女以上の女でした。色気って作れるんですね。。。

ちょっとオモシロかったのが、物語終盤で「天馬にのって駆ける」という宙乗りシーンがあるのですが、このお馬さんが、まるで遊園地のメリーゴーラウンドのお馬さんそのもの!小さくて子供用??みたいな代物で、笑ってしまいました。せめてもっと大きいのなかったのかなあ?

最後は、沢山の♡が天から降ってきて、人生の歓喜を観客と一緒に踊り、幕。

幸せな余韻の残る舞台でした。

 


新歌舞伎NARUTO

こんにちは、スキンロジカルの田中です。

夏も終わりに近づいた8月下旬に、新橋演舞場へ新歌舞伎「NARUTO」を観にいってきましたよ。

みなさま「NARUTO」って漫画ご存じでしたか?

私は、このような漫画があることも知りませんでした。海外の方に人気があるんだとか?(忍者の話だから??)

向かって右手、金髪?が主人公のうずまきNARUTO(ナルト)、左手がライバルのうちわサスケ。(うちはは「団扇」のことだそう)

ストーリーによくわからないところがあると、楽しめない&ウトウトしてしまうので、イヤホンガイドを借りて、解説を聞きながら鑑賞しました。

 

まあ、イヤホンガイドが為になったことと言ったらありません。

単純明快にいえばナルトが忍者として成長していくストーリーなのですが、登場人物も多く、その人間関係も複雑で、それがそれぞれの人格形成に影響しているので、それを知らなければ登場人物の感情に共感したりできないワケです。

こんな複雑な内容の漫画を読んでいるのですね、最近のお子さんたちは。

キュウビ とか シャリンガン とか、日本語だから内容がわかるようなナルト用語?ともいえる言葉が沢山出てきましたが、海外用にはどのように翻訳しているのでしょう???

 

舞台としては、

立ち回りあり

早変わりあり

本水あり

歌舞伎の要素はしっかり盛り込まれていて楽しめました。

しかしながら、「NARUTO」のタイトルロールがなければ、え?この物語って誰が主役?と思ってしまうほど、主役のNARUTOが主役感が希薄でした・・・軽い感じのキャラ設定だからでしょうか?

脇を固めるキャラクターはなかなか個性的で、そちらの方が魅力的でした。

お気に入りは、オネエキャラ?の大蛇丸(おろちまる)でした。

 

新歌舞伎「NARUTO」は、来年6月に京都の南座で再演が決定しているようです。

こちらが、新橋演舞場。天井が歌舞伎座を違います。あと、提灯も。