Last Updated on 2021年9月29日 by スキンロジカル スタッフ
こんにちは、スキンロジカルです。スキンロジカルでは、2014年3月14日のホワイトデーに、新しい化粧水を発売しました。
商品のリニューアルなどはありましたが、新商品の発売は久しぶりです。化粧品の発売は、1から開発するには長い時間が必要です。[スキンロジカル リファインローション]も、はじめの企画・構想から約2年を要しています。
☆ お客様からのご要望で誕生した【リファインローション】 ☆
商品の開発のきっかけは、イオン導入器の機能イオン導出をのための「イオン導出専用」のローションをつくれないだろうか?というところから始まりました。
それまでイオン導出の際には「水や精製水」を利用することをお客様にご案内していましたが、「イオン導出ローションはないですか?」とのお問い合わせや要望を多く頂いていました。
☆ イオン導出に必要なアイテムは「水」 ☆
イオン導出は、(+)の電流を流すことにより(-)に帯電した肌に残留している目に見えない汚れや角質などを吸着する、クレンジングの役割をします。
成分を送り込むイオン導入とは目的が異なり、汚れを電気のチカラでひきつけるのが目的です。
導出の場合も電流を媒介するものが必要となり、その役割が水です。
イオン導出をするには、単純に水道水を使えばOKです。現在の日本の水道水品質は高くて安定しているので、イオン導出液として使用するのに、条件を充分満たしています。塩素やカルキなどを気にされる方もいますが配合量は極微量であり、イオン化(電気を帯びること)されてイオン導入されてしまうことはありません。心配は不要です。
※注意:ミネラルウォーターでのイオン導出はおすすめしません。塩素やカルキ、防腐剤などは入っていませんが、ミネラルなどが溶け込んでいます。純粋に真水とはいえないからです。
薬局で販売されている脱塩精製した蒸留水の精製水も、イオン導出に使用することができます。
☆ 肌への負担を考えた浸透圧に ☆
「水道水」や「精製水」でイオン導出をすることは可能で、コストパフォーマンスもよいと言えます。けれども肌への影響やイオン導出の効果、利便性の面から考えると果たしてこれが最適なものなのでしょうか?
気になるのは「水道水」や「精製水」が、人の体液と塩分濃度と異なる点です。
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たとえばコンタクトレンズを装着するときを思い出してください。コンタクト専用の液ではなく真水を使用した場合、刺激を感じとても目が痛くなります。体液と真水では塩分濃度が異なるため、同じになろうとする浸透圧が原因です。
コンタクト装着時に使用する液体は、真水ではなく塩分が加えられた液体です。この液体は体液と等張(塩分濃度がほぼ等しい)ため、浸透圧の影響を受けません。刺激を感じずに、体もすんなりと受け入れることができるのです。
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お肌の場合も、同じことが言えます。体液と塩分濃度が異なる水を媒介とした場合、浸透圧によって少なからずお肌に負担が生じます。肌への刺激や負担が少ない最適な媒介水は、本来は生理食塩水なのです。
☆ 生理食塩水からの着想を得たイオン導出液 ☆
※写真はイメージです
イオン導出に最適な媒介液は生理食塩水だわかっても、簡単に入手することは困難です。
生理食塩水は一般流通はしておらず、購入するには処方箋が必要です。化粧品として製造販売することはできません。
そこで生理食塩水をベースにし、そこにスキンケアのための成分も配合した化粧水を作ることになりました。
折角イオン導出をするのですから、汚れを取るクレンジングだけが目的の液ではなく、美肌に効果的な美容成分も一緒に配合して、化粧水としての機能も果たせるものにしました。
☆ 導出しながら保湿もする【イオン導出化粧水】 ☆
>>ヒアルロン酸
まず代表的な保湿成分のヒアルロン酸を配合しました。これにより肌表面の角質内で水分を抱え込んで肌のみずみずしさを保たれます。ヒアルロン酸は空気中の湿度などに左右されることなく、保湿性を一定に保つことができる安定した成分です。
>>トレハロース・ラフィノース
さらに保湿効果のある糖類トレハロース、ラフィノースを配合し、導出しながらも反対に保湿成分を導入することを可能にしました。
この成分は(+)プラスの電気を帯びます。そのためイオン導出機能で(+)プラスの電流を流した場合には、(+)プラス同士で反発しあい、肌の隅々へ浸透することができます。
>>リピジュア(ポリクオタニウム)
通称リピジュアと呼ばれるポリクオタニウムは、肌へ塗布後に水洗いしても水分保持能力が継続するという非常に高い保湿能力を持っています。
保湿成分を配合したことで肌の表面だけでなく内側でも水分をキープして、しっとりとしたうるおいを保つことが可能です。
☆ イオン導出の邪魔をしないシンプル設計に ☆
【リファインローション】はあくまでもイオン導出の効率を上げるために非常にシンプルに設計されています。保湿成分は“体との浸透圧を考慮し、導出の際の肌の負担をなくす”という商品のコンセプトを崩さないように配合し、イオン導出の副次的な効果として期待できます。
肌への負担を軽減しながらイオン導出で汚れを吸着し、同時に保湿成分を肌へ与えるとこができる化粧水として[スキンロジカル リファインローション]は完成しました。
☆ シンプルスキンケアの日はこれ1本でもOK! ☆
【スキンロジカル リファインローション】はイオン導出のための化粧水ですが、保湿成分も含まれている化粧水です。「今日は、イオン導出だけをする!」とスキンケアを簡単に済ませる日は、リファインローションだけで済ませることも可能です。(その後は必ず乳液などの保湿剤を使用してください)
[スキンロジカル リファインローション]は常温で長期保存も可能と、とても扱いやすいアイテムです。
これからのイオン導入スキンケアのラインナップにぜひ、【スキンロジカル リファインローション】も加えてみて下さい。