Last Updated on 2024年5月22日 by スキンロジカル スタッフ
こんにちは、スキンロジカルの田中です。
2014.12.19 Friday スキンロジカルから待望の保湿クリームが誕生しました。2年越しの企画で、やっと皆様のお手元に届けることができました。
[パッケージは、おなじみの白地&シルバーロゴのスキンロジカルカラーにイオン導入をデフォルメした模様です。シンプルデザインですんなり決定しました]
<遅れてしまった発売時期>
本来、乾燥が始まる時期の10月ごろに発売したかったのですが、最後のところで、クリームのテクスチャー(=使用感:のびのよさ、しっとり感、サラット感などの触感で感じるもの)が「これが最後!」という段階でもがまだ納得できるものにならず、「発売時期が遅れてしまうけれど・・・」という決断がせまられましたが、やはり再度試作を試みたのでした。
[テクスチャーは、分かりやすく例えると・・・マヨネーズくらいの硬さ?といったところ]
<保湿を最優先>
スキンロジカルシリーズをご利用者の方は、そのほとんどが「イオン導入」を行っている方です。
イオン導入に最適で、ニキビ・皮脂対策、美白、エイジングケアと万能の美肌成分であるビタミンCですが、乾燥感を伴いやすいという性質も持ち合わせています。そのため、イオン導入のご説明の際には「導入後は必ず、乳液やクリームで保湿をしてください」とご案内しています。
スキンロジカルシリーズでは、【スキンロジカル Bジェルプラス】というアイテムがありますが、これはジェル状の軽いテクスチャーのクリームで、水がベースとなっています。もともと、ニキビのトラブルなどがある方(どちらかといえば脂性肌の方)向けに開発されたもので、バリア機能を高め、ダメージ回復、にきび等のトラブル防止に焦点をあてており、保湿効果はさほど高いとはいえません。
そのため、保湿力のあるアイテムが必要でした。クリームは、油分を補給するアイテムではありますが、油分だけでは本質的な保湿にはなりません。「保湿成分」をお肌に与えることが必要なのです。そこで私たちがこだわったのが、セラミドという保湿成分でした。
<セラミドにこだわる>
セラミドの詳しいご説明は、オフィシャルページをご覧いただくとして(http://www.sophia-cosme.com/SHOP/cream_30.html)、セラミドにもいろいろな種類があり、配合濃度をどのくらい入れるか保湿成分はセラミドだけで充分か?という点から、配合保湿成分についても充分に検討をかさねました。
市場に出ているセラミド関連の商品には、セラミド配合とうたっていても、擬似セラミドを使用しているものや、ほんのわずかな濃度しか配合していないものもあります。セラミドの効果を感じるには1%の配合濃度は必要であるといわれていますので、濃度が低すぎると配合されていても効果は望めません。また、セラミドは原料自体の価格も高価ですので、本当のセラミドを効果的な濃度配合し、さらに価格もお手ごろなものを製造するのは大変難しいのです。
そこでスキンロジカルでは、人肌に馴染みやすい皮膚に存在するものと同じ構造の”ヒト型セラミド”
3種類配合し、効果的な濃度を考慮して2%高配合しました。
[容器は、水分を挟み込みセラミドをイメージした透明感のある二重のデザイン]
<エイジングケア機能も兼ね備える>
保湿重視のクリームといっても、やはりお客様は保湿だけでは物足りません。美肌になるための、エッセンスも同時にクリームでも補いたいのが本音です。そこで、保湿以外の機能も兼ね備えるとしたら・・・?そう考えたときに、美白やコラーゲンの生成促進はイオン導入で充分に補えていますので、足りないのは更に強力なエイジングケアのための機能でした。そこで、近年抗老化の成分として大変注目されているEGFを始めてとして、FGF、IGFの3種のヒトオリゴペプチドを配合しました。自ら肌を再生するために重要なこの成分は、年齢とともに減り続けるので化粧品で補給することでエイジングケアすることができ、小じわ、たるみ、シワ、シミなどの予防を行うlことができるのです。
[保湿する=モイスト]+[エイジング対策=リペア]という意味を込めて、[リペアモイストクリーム]に落ち着きました!
<ノンシリコン>
スキンロジカルシリーズでは、当たり前ともいえる、防腐剤無添加、無着色、無香料ですが、それ以外にも界面活性剤や鉱物油などにより肌トラブルが起こることもあります。そこで、スキンロジカルでは機能ばかりを重視するのではなく、「お肌の刺激となりうる成分はできるだけ配合せず、肌にやさしい」という、デメリットを排除することも重視しました。それは、スキンロジカルシリーズを利用されている方は、肌トラブルをお持ちの方や、これまでに化粧品による肌トラブルの経験がある方などが多いためです。
シリコンは、手触りや伸びをよくするという使用感向上の目的ために配合されている成分で、使用直後は肌を膜のようなもので覆うので「しっとりした」や「ツルツル」といった感触がするのですが、一方でコーティング力が強いため毛穴を塞いでしまい、ニキビや吹き出物ができる原因となることもあるのです。
クリームなどのアイテムには、ほとんどといっていいほどシリコンが配合されています。それは、クリームなどは、使用感のよさが大きく影響するためです。そのため、シリコンなしで理想的な使用感に仕上げるのは、なかなかに大変なものでした。それで、なんどもなんども、試作⇒試用⇒試作⇒試用、ヒアリングなどを繰り返し行い、出来上がったのが【スキンロジカル リペアモイストクリーム】なのです。
[ノンシリコンだけれど、ごわつき感がまったくなく、むしろのびのよいサラットした仕上がりで、緩すぎることも硬すぎることもありません]