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消炎成分「グリチルリチン酸」は甘いらしい

Last Updated on 2024年5月22日 by スキンロジカル スタッフ

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

先日、横浜薬科大学の出ているイベントで、手作り入浴剤を作る機会があったので、挑戦してみました。

漢方薬でもあるチンピなどを量って、袋に入れるもので、一つ一つの素材について、大学の方が説明しながら一緒に作っていただきました。

その素材のなかに「甘草」がありました。
甘草(カンゾウ)は、その名の通り砂糖の50倍もの甘さを持つマメ科の植物で、甘さが強いにも関わらずカロリーが低い為、甘味料として使用されています。

また、甘草の根を乾燥させたものは、生薬としてもちいられています。
生薬には、グリチルリチンが2.5%(日本薬局方)含まれており、粘膜保護、消炎作用など多岐にわたり、風邪薬にもよく含まれている成分です。

ちなみに、その強い消炎作用や美白作用を期待して、グリチルリチン酸または、加水分解したグリチルレチン酸は、化粧品にも配合されている成分です。
なお、医薬部外品の化粧品(薬用化粧品)の原料としても使用されている効果の認められている成分となっています。

服用においては、短期間の多量摂取により低カリウム血症や血圧の上昇、そしてむくみなどが現れる場合もあるため、最近では、甘草が含まれた風邪薬などと同様に含有している栄養剤などを同時に摂取する場合には、購入時にお店から注意をされる場合もあります。

しかしながら、きちんとした摂取量を守っていれば、とても頼りになりますので、良い効果だけを享受できるよう正しく利用したい成分です。