アルコールは濃度が高いほうが効果も高い?

Last Updated on 2024年5月22日 by スキンロジカル スタッフ

皆様こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

ゴールデンウィークも終わり、東京は夏かと思うような日差しが降り注ぐ日もあれば、逆に肌寒く感じる日もあり、体調がおかしくなりそうです。皆様もお気を付けください。

さて、気温が上がってくると気になってくるものが色々と出てきます。
食中毒です。
実際にはノロウィルスなど原因によっては時期関係なく起こる食中毒ですが、やはり気温が高くなると発生件数も増えてきます。

今回はその食中毒対策にも使われる「アルコール」についてのお話です。

最近はキッチン用、食卓用、お出かけ用など、また、掃除の洗浄剤としていろんな種類のアルコールを主剤にした商品が出回っています。
アルコールにも色々とありますが、そういった商品には一般的にエタノールが使用されています。

ところで、ドラッグストアなどでアルコールとして売られているエタノールには「消毒用エタノール」と「無水エタノール」があるのをご存知ですか?

この2つの違いは、商品に含まれるエタノールの「濃度」です。日本薬局方では消毒用エタノールの濃度が定められており、76.9~81.4%となっています。
また、無水エタノールは水で薄められていないため、濃度は99.5%となっています。

エタノールの除菌作用は、一般的に濃度が高いほど効果が上がるため、消毒用エタノールより、無水エタノールのほうが効果が高く感じますが、70%をピークに高濃度になると若干作用が落ちていきます

消毒用としてエタノールを使用する場合は、 消毒用エタノールのほうが、薄める手間もなく効果的に使用することができます。
価格が安く、比較的安全で一部の細菌やウイルスなどを除けば効果も高い消毒用エタノールですが、純粋にエタノールを水で薄めただけでは酒税法が適用されるため、価格が跳ね上がります。
そのため、飲用できないように、イソプロパノール等が添加されています。
(料理酒に食塩が入っていたり、みりんに食品添加物を入れてしてみりん風調味料として販売しているのと同様です)

食器や子供、ペットが触るものなどに使用する際は、必ず添加物などの成分を見て、用途に合っているかを確認してうえで使用されることをおすすめします。
キッチン用で食器にかかっても安心とされているアルコール除菌製品もありますのでそういったものを選ぶのも良いかと思います。

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