Last Updated on 2020年4月10日 by スキンロジカル スタッフ
こんにちは、スキンロジカルの田中です。
コロナウィルスの感染拡大を受けて、世の中では様々なモノが品薄になっています。
マスクに始まり、誤った情報からトイレットペーパーまで・・・。
やはり、感染防止に重要な身の回りのグッズは、マスクと除菌剤ですよね。
今日は、化粧品メーカーの立場とノウハウから、おすすめの除菌グッズや
正しい使い方、入手できない場合の代用方法などをお伝えします。
1. 消毒用エタノール
いわゆる「消エタ」と言われるもの
通常は薬局で販売されていますし、ネットでも簡単に入手可能です。※現在はどこも品切れ中
500mLサイズで700円~1,000円
アルコール含有量が76.9%~81.4%程度
皮膚の消毒や除菌、室内の掃除などにも使えます
ここで重要なことがあります!
「消毒用エタノール」に対して、「無水エタノール」という製品もあります。
これはアルコール含有用ほぼ100%です。水が含まれていない100%タイプだと“除菌”はできません。水分が含まれてこそ、水分と一緒にアルコールが蒸発するときに菌を取り去ってくれるイメージなのです。無水だとすぐに蒸発してしまいますからね。
もしも、「無水エタノール」をお持ちの場合は、それに20%程度の水(水道水でOK)を加えると「消毒用エタノール」になりますので、それを除菌用にお使いください。
但し、アルコール含有用が70%以下に希釈してしまうと、除菌効果はありませんのでご注意下さい。
2. 除菌ジェル
商品名「手ピカジェル」
こちらも、最近殆ど市場でみることはありません。
アルコール含有量76.9%~81.4%
これも、上記の「消エタ」と同等の除菌剤で、「消エタ」で希釈液が水だったのがジェルに変わったものです。
さらに、手指の除菌に特化しているので、保湿剤としてヒアルロン酸やグリセリンといった成分も配合されています。
ジェルタイプは、液体タイプよりは漏れたりしにくいので、携帯に便利ですね。
おまけでこのような商品もあります。
商品名は「ポケ+クリン」
上記のような、ジェルタイプのエタノール除菌剤の1回使い切りタイプです。1包は2mLです。
こちらのほうがもっと携帯に便利ですね。
3. 弱酸性「次亜塩素酸水」
そして、今回一番ご紹介したかったのがこちらです。
当社のスタッフが手作りしてくれました。
エタノール類が、品薄で入手困難な今、代替品としておススメです。
「次亜塩素酸」は短時間で、除菌や脱臭ができる成分として知られています。
市販の「次亜塩素酸」を水(水道水でOK)で希釈してつくります。
希釈の濃度は、手指や室内の除菌であれば100ppm程度です。
200 ppmの次亜塩素酸水であれば、単純に倍量の水で希釈すれば100ppmになるというわけです。
スタッフがつくってくれたこの「次亜塩素酸水」が弱酸性となっているのは、手指に使った際のために水で希釈する際に弱酸性になるように、なにかしらの成分を加えたからです。人間の肌は酸性ですのでそれにあわせてあるというワケです。
最近は、この次亜塩素酸も除菌ができる成分ということで少しずつ話題になり始めており、以前ほど簡単に入手することはできなくなってきましたが、エタノールほどの品薄ではありません。薬局では置いている店舗のほうが少ないかもしれませんが、ネットなどで入手できますので、ぜひお試しください。
余談として・・・
このような除菌剤を多くの方が使うようになり、携帯用として小分けのプラスティック容器までが市場で品薄になっています。
当社も、手作り化粧水の【トラネキサム酸パウダー】などに付属でお付けしていたのですが、在庫が足りなくなってきました・・・。
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