シミと血管の関係

Last Updated on 2024年5月23日 by スキンロジカル スタッフ

皆様こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

猛暑・酷暑の夏が終わったと思ったら、いきなり11月下旬頃の気温になるなど、寒暖差も大きく体にも肌にも厳しい季節になりました。
こんな時期は油断せず、紫外線ケアや乾燥ケア等肌の手入れは入念に入念に。

 

さて、今回は「シミと血管の関係」について。

シミ」と「血管」・・・あまり気にしたことない関係性ですが、先日大手化粧品メーカーが医科大学の医師との研究を発表していました。

研究では、紫外線によるシミを対象に、レーザー治療を3か月行い、真皮の血管密度が違う場所でシミの改善に差があるのかを実験しています。

結果、肌の真皮に存在する毛細血管が多いほど、今回の条件ではメラニンによる色素沈着(シミ)の改善は低くなるということがわかったそうです。

この結果から考えると、顔の中でも特に毛細血管の集まっている頬などのシミが取れにくいというのもなんとなく納得ができます。


以前の研究では、紫外線などの外的要因やストレ等による内的要因により血管が刺激を受けると、メラニンの生成を促す因子を血管が放出するということがわかっています。

特に、顔の中でも出っ張っていて太陽からの紫外線にも当たりやすい頬はシミができやすく、かつ、取りにくい部分というわけです。

つまり「シミを作らせない予防」がとても重要であることがわかります。

当然毛細血管は人が生きるために欠かせない組織であり、シミケアの邪魔になるからと無くすことはできません。
また、老廃物であるメラニンは血液を通しても排出されています。

「上手な付き合い方」が必要です。

今回の研究発表では、肝斑等の紫外線によるシミ以外の研究については出ていませんが、シミの改善メカニズムについて興味深い研究がまた一つ増えてしまいました。



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