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ビタミンC誘導体の美白効果とデメリット

Last Updated on 2024年5月28日 by スキンロジカル スタッフ

こんにちは、スキンロジカルです。

シミのない透きとおるような肌のために欠かせない美白ケアは、春~夏の定番ケアというしてだけでなくエイジングケアにもアプローチできるスキンケアです。

ビタミンCは美白効果だけでなく、抗酸化(エイジングケア)や抗炎症(肌あれ防止ケア)、皮脂抑制(ニキビや毛穴ケア、テカリや化粧崩れ防止)の効果もある万能の成分。

美しい肌のためには必須の成分ビタミンCですが、デメリットもあるのをご存知でしょうか?

万能ともいえるビタミンCのデメリットとは…?メリットを最大限活かすためには、デメリットについて理解しておくこともポイント。

デメリットを理解しておくことで、最適な使い方ができます。

美白ケア、ニキビケア、エイジングケアでビタミンC誘導体化粧品をお使いの方はぜひチェックしてください。

 

>>ビタミンC美白ケアのデメリット

ビタミンC誘導体の化粧品を使っていると感じつことがあるのが、”肌の乾燥”。。。

”乾燥”を誘発してしまう性質があるのが、ビタミンC誘導体のデメリットです。

感じ方には個人差がありますが、配合されている濃度に比例して乾燥しやすくなるのが一般的です。

とくに女性は男性に比べて皮脂の分泌量が少なく、30歳をすぎると顕著になるので、年齢を重ねている肌ほど乾燥しやすい傾向があります。

 

>>美白ケアとは

春~夏のスキンケアでクローズアップされる”美白ケア”は、美白成分が配合されたアイテム(主にスキンケア)を使って肌のお手入れをすること。

美白ケアに使用する美白成分はいろいろなものがありますが、基本的には「シミのもとになるメラニンの産生を抑える」という作用をもつ成分です。

代表的なものが、ビタミンC誘導体です。

 

>>ビタミンC誘導体の種類と乾燥感

ビタミンC誘導体の種類によって、乾燥の誘発度合いは異なります。

脂溶性(=油溶性)のビタミンC誘導体は油分がベースなので水溶性よりも乾燥しにくく、両親媒性(水溶性と油溶性の両方の性質をもつ)のビタミンC誘導体も同様です。

 

>>ビタミンCの含有率

ここで、どんなビタミンC誘導体が乾燥しにくいか?についてお話ししましょう。

”ビタミンCの含有率が低いビタミンC誘導体”は乾燥しにくいです。

ビタミンC誘導体とは、ビタミンCの安定性を高めるために(酸化し難くくする)ビタミンCにほかの物質をくっつけたもの。その誘導体に「純粋なビタミンCがどれだけ含まれているか?」がビタミンCの含有率です。

製品のなかでどれだけビタミンC誘導体の配合濃度が高くても、その成分自体のビタミンC含有率が低くければ、ビタミンCの効果は低いということになります。

★含有率の低いビタミンC誘導体 → 乾燥は誘発しにくいが、ビタミンCの効果も低い

★ビタミンC含有率の高いビタミンC誘導体 → ビタミンCの効果は高いが、乾燥を誘発しやすい

 

▽ 主なビタミンC誘導体のビタミンC含有率 ▽

・VCエチル(3-O-エチルアスコルビン酸)

・APM(リン酸アスコルビルMg)

・APS(アスコルビルリン酸Na)

・APPS(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)

・VC-IP(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)

 

>>ビタミンC誘導体は保湿を充分に!

よく効く薬には副作用のリスクがあるのと同様に、効果が高く高濃度であれば乾燥しやすいデメリットもあるのがビタミンC誘導体。

適正な濃度アイテムを適正に使うのがベストですが、肌質などの個人差があり、乾燥しやすい人とそうでない人がいます。

対策としてのおすすめは、必ず保湿成分とセットで使うこと。

乳液やクリームに配合されているVC-IPなどの油溶性ビタミンC誘導体は、ビタミンCの含有量も低く乾燥しにくいですが、化粧水などでビタミンC誘導体を取り入れる場合は、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合された乳液やクリームでの保湿も必ずセットで行うようにしましょう。

 

↓ビタミンC誘導体についてもっと詳しく知りたいときはこちら↓

イオン導入研究所 成分セミナー3【ビタミンC】ビタミンCの種類と特徴