イオン導入は美容だけ?

Last Updated on 2024年9月13日 by スキンロジカル スタッフ

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

早速ですが、「イオン導入」=「美容」というくらいに定番の美容法になりましたが、実は美容以外での医療でもイオン導入が利用されていることをご存知ですか?

美容でのイオン導入は、-(マイナス)または+(プラス)の電気に反発する電気を帯びた分子サイズの小さな美容成分を、肌に浸透させる美容法です。

医療で利用されているイオン導入もこの原理を利用しています。

例えば、関節や筋肉の痛み止めを浸透させるために使われることがありますが、これはただ塗るだけよりもより早く多く深部まで痛み止めを届ける事ができることができるためです。



また、飲み薬も使用されますが、飲み薬は消化→吸収という流れで薬の成分が体に吸収され成分が患部に届いて効果を発揮します。しかし、吸収された成分は全身をめぐるため患部以外の部分には副作用が発生するリスクがあります。また、基本的に体内の代謝を受けるため、到達部位に至るまでに成分が弱まることは避けられません。当然弱まる成分の分量を多くすると副作用のリスクが高まり、価格も上がります。

局所的に使用する場合、注射も使用されますが、肌を痛めたり神経や筋肉を傷つけるというリスクもあります。

このことから、イオン導入は直接必要な部分に成分を効率的に届けることのできる手法として使用されています。

歯科医療でも昔から歯の根元の消毒をする「根管治療」で利用されています。

歯の根元にある神経や血管は歯髄と呼ばれ、虫歯の原因菌によりこの部分が炎症を起こしたり膿が溜まった状態になると、ズキズキ痛む・歯が抜ける・顎の骨が溶けるといった状態になります。

これを治すには歯髄の原因菌を殺菌する必要がありますが、歯髄は細い管のようになっていて、奥まで薬を塗ることが難しい上、菌が残っていると再発しやすい問題があります。
そこで、物理的に薬を塗ることが難しい部分はイオン導入で薬を浸透させることで、歯髄の隅々まで殺菌する方法が使われています。

その他にも「フッ素」をイオン導入することも行われています。フッ素は歯を丈夫にして虫歯になりにくくするために歯の表面に塗布しますが、イオン導入により浸透させることで効果を出すことができます。

このように、イオン導入の利点はそのままに医療でも活用されていることからも、安全性や効果が医療で実証されているとも言えます。


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