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Uゾーンはなぜニキビができやすのか?

皆様こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

さて、夏になってもマスク生活の終わりが見えてこない大変な日々が続いています。

そんな中、ふと自分の「Uゾーン」・・・アゴ周りや口の下周辺に、時々「ニキビができるなぁ」と思いました。

これは、アダルトニキビや単に吹き出物ともいわれる、いわゆる大人ニキビです。
とはいえ、年齢やできやすい場所が違うだけで、ニキビとしては若いころの思春期ニキビや若年性ニキビと同じ物です。

思春期ニキビは、皮脂分泌の多い額や小鼻の周辺・・・いわゆるTゾーンにできることが多いニキビのことを言いますが、大人ニキビは、Uゾーン・・・耳の下からアゴにかけての部分にできることが多くなります。

とくに最近では長時間マスクをつけていることが多くなり、Uゾーンの皮膚はマスクの蒸れや接触部分の擦れ、繊維刺激から守るために厚くなります。
また、日傘や帽子、サングラスで守られやすい顔の上部に比べて、比較的紫外線が当たりやすい部分でもあり、その影響でも同様に皮膚が厚くなる傾向があります。

さらにUゾーンは、顔のほかの部分に比べて汗を出す「汗腺」が比較的少なく、皮脂を出す「皮脂腺」が多い部分です。
これにより肌の潤いが不足気味になるため、皮脂を多く出して肌からの水分蒸発を防ごうとします。

このようなことから、Uゾーンでは皮膚が厚くなり出口が狭くなった毛穴に、過剰に出てしまった皮脂が詰まり易くなります。
毛穴が詰まることで毛穴の内部で細菌が繁殖し、その影響で周囲の皮膚が炎症を起こしてニキビの原因となります。

また、Uゾーンはふとしたことでよく触る場所で、さらにマスクによる蒸れは細菌の繁殖しやすい環境でもあり、それが原因でニキビになりやすい場所でもあります。
とくに男性は普段からヒゲの手入れなどを行うことも多いため、刺激や傷で肌が炎症をおこしたり、傷から細菌が入り込んだりしてニキビの原因となる場合も多くあります。
このような場所にニキビができてしまうと、つい気になって触ってしまいがちで、なかなか直りにくいのもこのタイプのニキビの難点です。

 

Uゾーンのニキビを作らないために・・・

1.丁寧に優しく洗顔をする

ゴシゴシ洗ったり、一日に何回も洗うと逆に刺激になりますので、よく泡立てて泡で汚れをつつみこんで落とすように丁寧に優しく洗います。
顔を拭くときも、清潔なタオルで優しく押し当てるようにして水分を吸い取ります。

 

2.洗顔後は保湿を忘れずに

Uゾーンは意外と乾燥しています。洗顔を行ったら早めに保湿ケアをしましょう。
また、皮脂の出やすい部分でもあるので、ケアに使う化粧品は、保湿タイプの化粧水や美容液、また油分の少ない乳液やジェルタイプのクリームなどのさっぱりとした使い心地のものがおすすめです。

3.刺激の少ないマスクを使う

形や素材など様々なマスクが販売されています。例えばウイルス対策として不織布マスクは効果が高いと言われていますが、商品によっては毛羽立ちや素材の硬さが違いますので、肌当たりも顔との接触場所も異なります。自分に合ったマスクを使うようにするのもトラブルを回避する方法です。
また、時々種類を変えて同じ場所を集中して刺激しないことや、不織布マスクの必要が少ない場所ではウレタンなどの柔らかい素材を使う、はずせる場所では外す、おしろいやマスク対策ファンデーションなどで刺激自体を少なくする工夫も有効です。

4.まめな紫外線対策を

もともと紫外線が当たりやすく、汗の流れる場所でもあり、またよく触りがちなUゾーンは日焼け止めをつけていても、意外に早く落ちていることも。
マスクがあることである程度は防げていますが、逆にマスクで取れている部分でもあります。
UVケア商品には、マスクとの刺激を和らげる成分が含まれているものもあるので、お出かけ中でも普段より気にして塗りなおしをしてみましょう。

 

4.基本のニキビケアはしっかりと

特徴的なUゾーンのニキビですが、それ以外に関しては一般的なニキビと対策は同じ。

バランスの良い食事や睡眠をしっかり取るなどの基本的なことはニキビに限らず美肌の基本です。
また、イオン導入は効率よくニキビケアにお勧めの成分「ビタミンC」を肌に届けることができるので、ケアに取り入れるのもお勧めです。

男性の場合でも、基本は同じです。
ひげそりやシェーバーは清潔にして使用することや、ひげそり後に洗顔をして保湿するとよりニキビができにくくなります。
最近では、さっぱり使える男性向けの保湿化粧品もあります。


暑くて汗もかきやすいうえに、マスクをしていることからトラブルの起きやすい季節ですが、なかなか直りにくいニキビは、まず作らないことが一番。

最近Uゾーンにニキビができやすいなと思われましたら、ぜひ参考にしてみてください。


■関連記事
男性に多いUゾーンのニキビ
skinlogical.sakura.ne.jp/blog/?p=4396

 


■ニキビにはやっぱりビタミンC

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美顔器で使うのは化粧水? ジェル?

こんにちは、スキンロジカルのイノウエです。

皆様はイオン導入器や美顔器を利用していますか?
スキンロジカルのお客様であれば、イオン導入器の「ブロードイオン」をお持ちの方が多いかもしれません。

今回は、イオン導入に使う美顔器によって使い方や使う化粧品が異なるというお話です。


美顔器・・・特にイオン導入器を使うときに使用する化粧品によって、大きく分けると次の2つの使い方があります。

「専用ジェルを使う」

「化粧水や美容液をフェイスシートやコットン染み込ませて使う」

専用ジェルを使うタイプの美顔器は、ほとんどが「超音波」と併用してイオン導入するタイプです。

超音波による振動や熱、ヘッドを滑らせることで起こる摩擦などを、滑りを良くして刺激を抑えるためにジェル基剤に美容成分を配合しています。

このタイプは、チューブやポンプから取り出したジェルをそのまま肌に乗せて伸ばすだけで、ケアの準備は完了します。
また、ジェルタイプはヒアルロン酸などが配合されていることも多いため、水分の蒸発が遅く、ケアの途中に肌が乾燥しにくいという利点があります。

しかし、ジェルが少ないと電気や摩擦による肌への刺激が直接起こりやすく、ケアが終わったあとに、肌上に残ったジェルや美顔器に付着したジェルがベタつくので拭き取るのが面倒という話もあります。
また、粘度を高めるために使われる、ジェルの基剤のポリマーやヒアルロン酸などは分子のサイズが大きく(高分子)、成分が移動するのを妨げ、肌への導入効果が落ちる可能性があります。

一方、ブロードイオンのようにフェイスシートを使ったり、ハンディタイプのコットンを使うタイプの美顔器は、事前に化粧水を染み込ませるという準備が必要になります。
またシートマスクではなくコットンを使用した場合、肌の上で滑らせるように使うと摩擦刺激が大きくなるため、滑らせずにケアする場所を移動させて使うという手間がかかります。
さらに、コットンに染み込ませた化粧水は乾燥しやすいので、ケアの場所が広い場合は都度追加するように化粧水をつける必要があります。

顔全体のケアをする場合などに、コットンを使うことが面倒な場合は、コットンをつけずにフェイスシートを顔につけた上から美顔器を当てることで使用することもできます。

フェイスシートやコットンなどに染み込ませて使うタイプのイオン導入化粧水や美容液は、粘度が低いので高分子成分が少なく、イオン導入の際にビタミンCなどの有効成分の移動を妨げることなく肌に届きやすいので、ジェルタイプに比べて効率的なケアを行うことができます。

当店で製造販売を行っておりますブロードイオンは、ジェルタイプの美顔器やコットンタイプの美顔器のように、顔全体を少しずつイオン導入することなく、フェイスシートを使って一度にケアができます。
肌への摩擦や化粧水の都度都度の補充、ジェルの後始末の心配をすることなく、効果の高い化粧水タイプのイオン導入化粧水により、短時間で顔全体をケアできます。

 


では、本来「ジェル」を使うタイプの美顔器に「化粧水」を使った場合はどうなるのでしょうか?

肌を滑らせて美顔器を使うと、ジェルに比べて摩擦が大きくなるので肌への刺激となります。また、ジェルに比べて均等に広がりにくく乾燥しやすい化粧水は、電気の流れに偏りが出やすくなるため、ケアの効率が悪くなり、場合によっては電気の偏りによるやけどなどの肌トラブルの元となる可能性があります。

反対に「化粧水」を使うタイプの美顔器で「ジェル」を使った場合は、美顔器がジェルに対応していない事により、導入が効率的に行えない、また、機械的なトラブルが起こる可能性があります。


いずれにしても、美顔器のメーカーは使用する化粧品に合わせて本来の性能が発揮できるように作っています。推奨していない使い方をすると、効率が悪くなったり、効果が出なかったり、美顔器が故障したりする可能性があります。
また、トラブルが起こったり事故があったとしても使用方法を逸脱した使い方は、メーカーでは保証することができないので、美顔器は必ず機器の使用方法を守って正しく使いましょう。

 


時短イオン導入可能な美顔器「ブロードイオン」と美肌の万能成分ビタミンCと、肌の土台を作るアミノ酸が配合されたイオン導入化粧水「アミノシーローション」がついた「ブロードイオントライアルセット

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イオン導出におすすめ!100均で見つけた黒いコインマスク!

こんにちはスキンロジカルです。

前回のブログで、1つずつカップに入った便利なコインマスクが100均に販売されていることをご紹介しました。

イオン導入におすすめ! 100均でみつけた便利で激安なコインマスク!

今回は、ダイソーの黒いコインマスクをご紹介します。

↓それがこちら↓

【DAISO フェイシャルマスク 炭入り】20個入り 110円

パルプ製の圧縮フェイスマスクで、キャンディーのような個包装になっていて衛生的。

1個あたり5.5円とこれまた激安!

 

色が黒いのは「炭」が配合されているから。なぜ、炭かというと…炭(炭素)には汚れを吸着する働きがあるからなんです。

冷蔵庫や靴箱の脱臭剤、脱臭用の備長炭など同様の働きで、炭入りの石けんやフェイシャルパックなどのスキンケアにも炭を配合されているものは多くあります。

広げるとこんな感じで真っ黒!

 

 

この黒いフェイシャルシートは炭の効果を活かせるので、「イオン導出」にとってもオススメです。

イオン導出は、イオン導入美顔器の「+」の電極をつかって肌の残る「-」の汚れを吸着する仕組み。

フェイスシートに水または、イオン導出化粧水【スキンロジカル リファインローション】を浸し、それを顔に広げて導出を行いますが、シートに炭が配合されていると2つのメリットがあります。

☆ 炭の汚れ吸着作用で、イオン導出で汚れの吸着効果がUP

☆ 炭が電気を通す物質なので伝導率がよくなる

このような炭入りコインマスクは、なかなか販売されているのを見たことがありません。(綿棒は時々みかけますね)それが100均のDAISOに販売されているなんて、とっても画期的!しかもプチプラです。

イオン導入器【ブロードイオン】でイオン導入スキンケアをしている方には、導出用にとってもオススメです。ぜひ一度使ってみてください。(※すぐに売り切れてしまうので、見つけたら大人買い必至のアイテムです!)

 

 

消費者が間違いやすいビタミンC誘導体の効果の違いについてコラムに書いています。

↓こちらぜひ読んでみて下さい。

そのビタミンC誘導体、あんまり意味ないかも!?』

肌の保湿成分「アミノ酸」

皆様こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

さて、当店で一番人気のローションは、いわずと知れた「アミノシーローション」です。

アミノシーローションは名前の通り、アミノ酸+ビタミンCを配合したシンプルなイオン導入用ローションです。

ビタミンCにつきましては一般的にもよく知られていますが、

・皮脂の分泌抑制・毛穴の引締め (過剰な皮脂分泌の抑制・調節)
・活性酸素の還元 (活性酸素を還元し酸化防止・抗酸化作用)
・抗炎症作用 (活性酸素による炎症の悪化防止)
・コラーゲン合成 (コラーゲン合成の必須成分)
・美白作用 (メラニン生成酵素チロシナーゼの活動抑制)

などの作用があります。

では、アミノ酸には?
ということで、今回はアミノ酸を取り上げてみたいと思います。

アミノ酸は「命の源」と表現されることもあるように、生物の基本成分としてとても重要な成分です。

たとえば、筋肉や血管、内臓や髪など人の体の20%はタンパク質でできていますが、このタンパク質はアミノ酸によって構成されています。
もちろん、「肌」もこのタンパク質によって作られています。

水分の放出や異物の進入を防ぐ役割を持つ肌を、健やかに保つためには、

・コラーゲンによる肌内部からの押し上げ(真皮)
・基底層で作られる新しい細胞の産生(表皮)
・外気に触れる一番外側の角層の保湿(角質)

このような事が必要となります。

そしてそのすべてにアミノ酸は重要な働きを持っています。
「コラーゲン」そして、新しい肌細胞の素はタンパク質、そしてそれを構成するアミノ酸からできています。
また、そして角層に存在するアミノ酸は、水分を保持する能力があり、保湿にも大変重要な役割を持っています。

コラーゲンやタンパク質は食べ物から摂取した場合、いったんアミノ酸にすべて分解され、最終的に肌に到達したものが、タンパク質やコラーゲンに再度つくられます。

アミノ酸はイオン導入によって、直接肌に与えることで、より効果的に美肌作りのサポートをすることができます。
ぜひイオン導入で、アミノ酸の持つ保感などを感じてみてください。

 

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ビタミンC誘導体は何に溶ける?

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

今回は「何に溶ける?」のお話です。

みなさんご存じのイオン導入成分のエース、ビタミンCですが、このビタミンCはもともと水溶性です。
つまり水に溶ける成分で、油には溶けにくい性質を持っています。

それにもかかわらず、クリームなどの油性成分がメインの化粧品にもビタミンCは配合されています。

このようなクリームは、ベースとなる成分(基材)の油性成分のほかに水を含む場合も多くあります。
多くはこの水に水溶性ビタミンCを溶かし、油と乳化させる形で配合しています。

また、ビタミンCそのものに油に溶ける別の成分(パルミチン酸やステアリン酸など)をくっつけることで、油に溶けるようにしたものもあります。
成分に別の成分をくっつけて、別の性質を持たせた成分を、誘導体といいます。ビタミンCにつけた場合はビタミンCの誘導体となります。
(正しくは、くっつけた成分を取ればビタミンCになるものを誘導体といいます)

そんなビタミンC誘導体には水にも油にも溶けるものがあります。
APPSは成分名を

パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na

といい、水に溶けるアスコルビルリン酸Naと油に溶けるパルミチン酸をくっつけて作られたビタミンC誘導体です。

そのため、APPSは水と油で守られた肌のバリア層へなじみが良く、水溶性ビタミンCや油溶性ビタミンCに比べても、肌への浸透率は上がります。
また、水溶性ビタミンCの特徴であるイオン導入が可能であり、水溶性ビタミンCで感じがちな乾燥感を、パルミチン酸で軽減しています。

このようにとても魅力的で非の打ち所のなさそうなビタミンC誘導体のAPPSですが、安定性に難があり長期保存ができません。また、ほかの成分との相性にクセがあるため、高濃度配合することが難しい成分でもあります。

そんなAPPSを一番効率よく使えるのは、使う直前に作ってとにかく早く使い切る方法です。
作ってから長期保存すると、効果の低下はもちろん、細菌の発生による肌へのトラブルの原因ともなります。

水道水で作った場合は、作成から冷蔵庫で保存して1週間程度であれば問題なく使用ができます。

正しい作成方法と保存方法で最大限に効果を出す使い方をしてみてください。

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