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市販のトラネキサム酸錠剤を溶かして化粧水に?

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

日差しが増えてきたこの季節、美白成分のトラネキサム酸、気になりませんか?

肝斑の治療に使われる成分でもあるトラネキサム酸の化粧水を使いたい・作りたいと思っても、原料の価格が元々高いため、配合された商品も値段が高いのが実情です。

ならば・・・と、お医者様で処方されるトラネキサム酸カプセルや市販のトラネキサム酸錠剤を粉にしたりして、水や化粧水などに溶かして利用したら安く利用できるのでは?と考えたことがありませんか。

確かに処方や市販のトラネキサム酸錠剤は濃度も高く(種類にもよりますが50~75%程度含まれています)、配合化粧品に比べて濃度当たりの単価安くなる可能性はあります。

しかし、処方や市販されるトラネキサム酸は本来服用(経口摂取)するものです。
そのためトラネキサム酸以外の残りの25~50%の成分には、固めるための成分や、飲みやすくするための添加物、油、界面活性剤などが配合されています。また、シロップなどでは糖分や保存料も使用されています。

特にイオン導入する場合は、成分が浸透しやすくなるためイオン導入に不必要な成分や悪影響を及ぼす可能性のある成分は、できるだけ含まないことが重要となります。

どんなに安く手にはいるものであっても、きれいになるつもりがトラブル肌になるなどの本末転倒なことにならないように、肌につけるもの、ましてイオン導入する場合には、化粧品として使えるものをきちんと選ぶことが重要です。

 

 

トラネキサム酸「本当に肌が白くなりますね」

こんにちは、スキンロジカルの田中です。

今年の冬は暖かかったですね。

まだ2月で冬は終わってはいないのですが、もう陽射しはすでに春の強さが感じられます・・・。

各、化粧品メーカーはすでに

「美白!」 「美白!」 「美白!」

美白商戦真っ盛りです。

でも、これは大正解なのです。

冬は紫外線も弱く、肌もあまり影響を受けずにいましたし、私たちの紫外線に対する認識も薄らいでいましたから、本格的な春になる前に警告を鳴らすのが、化粧品メーカーの使命でもあります。

季節が本格的に変わると、紫外線が強くなるとともに花粉の飛散などで、肌が「ゆらぎ」などどよばれる不安定な敏感肌の状態になりやすいですから、そのような状態だと、新しい化粧品を試したりするのが難しくなります。今から少しずつ、春仕様に変更をしていくのが適切なのです。

春仕様といえば、新し美白の定番「トラネキサム酸」。

まだ、化粧品として発売されているものは多くありません。

 

先日、当店から【イオン導入器】【トラネキサム酸】を購入されたお客様から
とても丁寧なレビューの投稿を頂戴しました。

成分についても、きちんと調べられていて、充分な知識をお持ちの方です。

皆様にもぜひご参考にして頂きたく、ご紹介をさせていただきますね。

化粧水原料【トラネキサム酸パウダー】 のレビューです。

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イオン導入で効果抜群でした

トラネキサム酸のイオン導入は資生堂が特許を取った技術のようです。

ネットで検索してそのやり方を自己流で再現しました。
トラネキサム酸のイオン導入はプラスの方がマイナスよりも効果がとても高いとのこと。
で,その場合,トラネキサム酸は2%,ph5程度がより望ましいと。ph調整にはクエン酸が適すと。

トラネキサム酸のパウダーって入手しにくいんですね。検索していたら,こちらのお店で見つけました。
しかも,スキンロジカルで扱っているイオン導入器は,しくみがシンプルでプラスの導入もできるとわかり,即購入しました。

(ちなみにクエン酸を入れた溶液がどのくらいのphかを測定するのに,溶液にたらすと色の変化でphがわかる試薬をわざわざ買いました。色ではっきりわかるので便利。
Amazonで1200円くらいかな)で,この弱酸性にした2%トラネキサム酸の化粧水(導入のたびにその場で作成します)20mlをですね,「カット綿」一枚分にたぷたぷに浸して,薄く剥がして顔全体に貼ります。そこにプラスにセットしたイオン導入器で導入しました。毎晩1回,もう10日ほど連続でやりました。それだけで,かなりの効果を実感しました。

ビタミンC(apps)のイオン導入も以前からやっているのですが,ビタミンCとはまた違って,本当に白くなりますね。

なんかうまく説明できないのですが,個人的にはビタミンCより白くなる。驚きです。

自分は更年期障害のホルモン治療中なので,トラネキサム酸の内服はできません。

なので,このトラネキサム酸パウダーは肝斑対策や美白にぴったりと思っております。現時点での感想です。
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(本文のまま)
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実際のレビュー(投稿)はこちらでお読み頂けます
⇒ https://review.rakuten.co.jp/item/1/286683_10000196/1.1/?l2-id=item_review

 

>>スキンロジカルでも、『イオン導入研究所』などでもご案内していますが
「トラネキサム酸」は、+と-のどちらでもイオン導入ができます。

溶かした溶液が、酸性になったら+で導入し、アルカリ性になったらで導入します。

当社では、まず水に溶かして使う事を前提にしていますので、その場合はアルカリ性になるため
での導入をご案内しています。また、スキンロジカルの各化粧水に溶かしてイオン導入することもできますが、その場合も、殆どがアルカリ性となるため、基本的には、アルカリ性をマイナスで導入する方法をご案内しています。

資生堂の研究では、+で導入したほうがトラネキサム酸の累積透過量が多いとの結果がでていますが、マイナスの場合との差に大きな違いがあるわけではありません。

また、当社のトラネキサム酸パウダーは5%の濃度で溶かすのを推奨していますから
なおさら、そこまでの差は生じないと考えらえれます。

 

>>>このお客様のように、充分に知識をお持ちのうえで+で導入なさるのは問題がありません。

けれども、安易に市販の化粧水に溶かして、イオン導入することは避けてくださいね。
配合されている成分が、イオン導入に適さなかったり、トラネキサム酸との相性がよくないものもあります。

 

このレビューを見て、春の美白ケアに【トラネキサム酸】のイオン導入を試してみたくなりませんでしたか?

スキンロジカルは1g×10包入りのレギュラー商品のほか

【1g×4包入り】の小ロットバージョンと【0.4g×4包入り】の濃度2%バージョンも取り揃えていてます。

 

♪スキンロジカルは20周年♪

こんにちは、スキンロジカルの田中です。

今年、2019年でイオン導入化粧品ブランド<スキンロジカル>は20周年を迎えました!

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少し、スキンロジカル誕生についてお話したいと思います。

東京渋谷区にある皮膚科クリニックで、主にニキビ治療の患者さんのために、ご自宅でケアできる家庭用のイオン導入器「アクアパフ」を導入したのが始まりです。

病院では、PDT(フォトダイナミックセラピー)という光治療を行いますが、それは1~2ヵ月に1回程度ですから、その間に毎日のスキンケアにおいてイオン導入でビタミンCを導入し、少しでも改善を早めるために家庭用イオン導入器を推奨されていました。

この「アクアパフ」は、現在も当店で販売も行っていますが、初の家庭用イオン導入器として製造販売され、論文でも発表されており、有名皮膚科医の著書などでも紹介されているイオン導入器です。

イオン導入をするには、“イオン導入液”(化粧水または美容液)が必要ですね。

病院では医師の判断で、その患者さんにあわせたイオン導入液を院内で処方することができます。

そこで処方されていたイオン導入液が、現在販売している商品

【スキンロジカル VCローション】 【スキンロジカル アミノシーローション】

【スキンロジカル FHローション】【スキンロジカル PCローション】

これらの原型になっています。

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院内で処方していたこれらのイオン導入液を

一般向けにも販売することとなり、スキンロジカルシリーズが生まれました!

院内で処方していたイオン導入液は、患者さんそれぞれの肌に合わせて、配合する成分や濃度を変えていましたので、一般販売にあたっては実証結果にもとづいて”効果が得られて刺激のない”範囲となりました。

その後、イオン導入化粧水以外にも洗顔料や保湿剤なども展開するようになりました。

 

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イオン導入器のアクアパフをさらに使いやすくして、後から開発したものが

フェイスパッドつきのイオン導入器【ブロードイオン】です。

イオン導入を、ご自宅でホームケアとして使う理由はスバリ「毎日行うため」。自分で作り出すことはできませんし、一度に大量に取り込んでも体内に貯蓄しておくことがもできません。継続して続けてこそ、はじめてその効果がわかるのです。

クリニックでもイオン導入はできますが、頻繁に通うとなると時間もお金もかかりますが、自宅でなら、少ない費用で毎日簡単に行うことができます。

アクアパフのようなプレートを使うタイプだと、顔全体にイオン導入をするのにやはり5分以上は時間がかかってしまいますので、それをなんとか時短にできないかと皮膚科医監修のもとに考案されたのが【ブロードイオン】なのです。

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このような歩で続いてまいりましたスキンロジカルも、めでたく20周年を迎えることができました。化粧品業界は、参入しやすいといわれており数多のメーカー、ブランドがひしめき合っていますが、実は消えていくものも少なくありません。そのような中で、20年も続けてこられたのは、ご愛顧くださっているお客様のおかげです。

心より感謝申し上げます。ありがとうございます。

感謝の気持ちえを込めまして、20周年記念として特別価格でのキャンペーンを開催しております。ぜひ、この機会にご来店ください。

 

 

 

和菓子の日

こんにちは、スキンロジカルの田中です。

去る6月16日は、「和菓子の日」だったということをご存じでしたか?

この「和菓子の日」は、全国和菓子協会が定めたものですが、ビジネス的な意味合いの濃い「〇〇の日」ではなく、由緒ただしい宮中行事に基づいて定められたものです。

宮中で16個の菓子を神前に供えて疫病を払い、「嘉祥」という元号に改元したことから6月16日を「嘉祥の日」と定めたそうで、それにちなんでいます。

昔は、16個の菓子(あるは餅)を食べるなどの風習があったようですが、現在は「和菓子を食べよう」的な位置付けにもなっているようですね。

ということで、最近和菓子づいている私です。

「嘉祥の日」の6月16日は、1年でこの日しか販売していない、虎屋のお菓子を注文して購入して頂きました。虎屋も一部の店舗でのみ販売されていたもので、江戸末期に宮中に納めていただものを復元したものだそう。

「嘉祥菓子」7ヶ盛 3,240円

かわらけに杉の葉が敷かれた上に、7個のカラフルなお菓子が乗っています。

7個はそれぞれ、外郎製や餅菓子、落雁、松風、干菓子など。

お供えした菓子ということで、贈答菓子のような見た目の華やかさよりも、それぞれの菓子に何らかの意味合いが込められているのでしょう。(そこまでは、しおりには記載してありませんでしたが)珍しいものをいただき、「嘉祥の日」を楽しめました。

 

そして、6月の和菓子と言えばこれですね。

「水無月」

夏至の日に食べる、有職菓子で

1年の丁度真ん中ですから、半年間の汚れや汚れをはらい、残り半年の無病息災を祈願して

それにちなんで食べるお菓子です。

下の白い部分は夏の暑さを払う氷室の氷に見立て、上にのっている小豆は邪気払いの意味があります。

こちらも、有職菓子ということでもともと京都で食べられていたものが、今は全国的にその風習が広がったようです。

私が今年頂いたのは、京都の桂にある「中村軒」さんの水無月です。

「中村軒」さんは、以前にお店に伺ったこともあるのですが、京都の桂離宮近くに古くからある団子屋さんで、今でも趣のある古い建物で商いをされていて、お店でこのようなお菓子やかき氷などを頂くことができます。

下の部分は氷をみたてているので、白い外郎で作られているものがオーソドックスですが、最近では黒糖製の外郎だったり、緑色で抹茶入の外郎もあります。この写真は黒糖入りの外郎で作られているタイプです。

小豆の、硬さやも丁度良く、さすがに長く続く有名なお店のお菓子というだけありました。

 

そして、外郎製の水無月が多い中、葛で作られた水無月もあります。

こちらは、京都鶴屋さんの水無月で、葛製です。

透明感があって、より氷のイメージに近いですね!小豆も数粒にとどめているのは、透明感を出すためでしょうか?意外と、甘さはあって1個でも十分な満足感があります。

お値段は、意外!葛製のほうか高かったです。

 

こんな感じで、最近は東京では購入できない、地方のお菓子などを取り寄せて頂いたりするのを楽しんでいます。地方の菓子といっても、東京ではデパートや、○○館といった都道府県のアンテナショップなどで、なんでも入手できてしまうので、珍しいものを見つけるほうが難しいのですが・・・。

さて、7月になったら何処の何をいただきましょうかね?

 

スキンロジカルでは、夏のキャンペーンを開催中です。

新しく、お求めやすい #トラネキサム酸パウダー も発売しましたのでぜひご利用ください。

美白

トラネキサム酸は肝斑だけ?

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

前回のブログでは、トラネキサム酸「抗シワ」作用があるようだという研究発表のお話をいたしました

トラネキサム酸に新しい美容効果が?

その発表会の際にトラネキサム酸に関するもう一つの作用に関する発表がありました。

まず、トラネキサム酸は、シミやその中でも特に同じ部分(頬上部)に対する継続的な炎症が原因といわれている肝斑に効果がある成分として知られており、皮膚科でも飲み薬としても処方されています

紫外線の刺激女性ホルモンなどの影響で肌がストレスを受けると、プラスミンプロスタグランジンといった刺激を伝達する物質を作ります。
この伝達物質は、メラノサイト(メラニンを作り出す細胞)に対して働きかけ、その情報を受けたメラノサイトはメラニンを作り出します。

メラニンは、その黒い色によって「肌のサングラス」となって紫外線が届くことを防ぎます。
それにより、肌細胞の破壊や癌化、活性酸素の発生などから守る重要な役割を持っていますが、反面、本来肌のターンオーバーで排出されるはずの役割を終えたメラニンが残ってしまったり、過剰生成により肌の基底部分に残ったままになると、シミやくすみといった肌悩みの原因ともなります。

また、女性ホルモンやストレスによる肌の炎症は、持続的にこのような伝達物質の生成を促してしまうため、同じ場所にできる肝斑の原因になるとも言われています。

そのようなシミや肝斑に対してトラネキサム酸は、メラニンの還元などによる美白ではなく、炎症を抑える作用とメラニンを作り出す指令をカットする作用で、シミの原因となるメラニンを過剰に作らせないという特徴を持っています。

そして今回、メラノサイト内でのメラニンの生成過程にトラネキサム酸の働きかけがあることが新たに発表されました

前述のようにメラニンを作り出すメラノサイトは、伝達物質からの指令を受けると、細胞から木の枝のような突起(樹状細胞)を作り出します

メラノサイトの中央で作られたメラニン突起の先端に運ばれて行き、そこから肌表面の角化細胞へ渡されます。

トラネキサム酸は、この生産されたメラニンが突起の先端に行くのを防ぎ、メラノサイトの中央に集めますこれにより、過剰なメラニンが肌へ放出される
ことを防ぎます。

このようにトラネキサム酸は、シミの元となるメラニンをそれ以上作らせない、そして表舞台に出さずメラノサイト内に留めるといったビタミンCなどとは違った作用を持っています。

「トラネキサム酸は肝斑だけ」と思われがちですが、このような研究結果からも新たな効果を持つ美容成分として注目されるかもしれません。

 

トラネキサム酸パウダー