こんにちは、スキンロジカルの田中です。
少し前に、米アカデミー作品賞を受賞直後の話題の映画「パラサイト 半地下の家族」を観てきました。
韓国映画を見るのは、いったい何年ぶりだろう・・・?思い出せないくらい久しぶりでした。
韓国映画を始めに見たのは、世界的に有名になったあの「シュリ」でした。いやあー、「シュリ」は衝撃でしたね、スピード感もあり、サスペンスあり、ヒューマニズムあり。韓国映画、見ごたえあるなという印象を受けたものでした。
その後、私が見たいくつかの韓国映画は、あまり外れ無し。
「JSA」「猟奇的な彼女」「親切なクムジャさん」「オールドボーイ」「私の頭の中の消しゴム」
などなど。ちょっと古いですけれど、どれもヒット作だけのことはありました。
「オールドボーイ」は、最後の落ちがとても印象に残っています。怖いというか、後味が悪いというか、強烈というか・・・でも、「え?これで終わり?でオチは何だったの?」という映画よりこのくらいインパクトがあるもののほうが、私は好きです。
最近は随分とみていませんでしたけれど、米アカデミー賞で初めてアジアの映画が作品賞を取ったということで、前評判もまったく知らずに見に行きました。
主役のソン・ガンホは、あの「シュリ」にも出ていた俳優で、韓国映画のヒット作にはかなりの確率で見かけます。日本で言ったら、役所広司とか佐藤浩市とかそんな立ち位置なのでしょうか、二枚目では決してないのですが・・・。
内容は・・・・観てのお楽しみなのですが、ストーリー展開は大きく3つに分かれるのかなと思いました。
「起」 「承」 「転」 (結?)
「起」
はじめは、「ああ、こうなるんだろうな」とい予測を裏切らないストーリー展開を巧みに。。。。シニカルさも交えた面白さで、テンポよく進んでいきます。
「承」
このあたりから、思いもよらない展開に。立場が逆転したり、手に汗握る展開があったり、でもやっぱり可笑しさもあったりと、このままでは終わらない感が満載です。
「転」
ストーリーはもちろん、視覚でも、大胆に見せてくれます。俳優さんたちの怪演が秀逸。韓国社会の陰と陽を、痛烈に描いている気がしました。“半地下の家族”ってねえ・・・予告だけ見て、半地下がわかればアカデミー賞はとれませんよね、ええ。
これだけでは、なんのこっちゃ?という感じですが、ぜひ見てみて下さい。好き嫌いの分かれる映画だとは思いますが、私は楽しめたなと思える作品でした。
「オールドボーイ」ほど、強烈とか怖いといった印象はありませんでしたが、括りで言うと同部類に属するタイプの映画じゃないかと思います。
映画を見に行った日は、もう既にコロナ感染の影響が生活に影響を及ぼし始めていましたが、その日の映画館は満員。意外に若い人が多かったですね。このころは、まだマスク着用率は半分あるかないかくらいだったようです。
ところでマスクと言えば・・・・高額転売だとか、○○万枚無償配布だとか、もう狂騒曲のレベルでその不足が社会問題になっていますが、当社にも少々おかしな影響が出ています・・・・
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