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ビタミンH・ビタミンB7・・・美肌とビオチンの関係とは?

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。
暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

自宅はペットがいる関係もあり、昨年からエアコンはつけっぱなしでも電気代があまり変わらないと話を聞いたので、不在時でも夏は24時間エアコンを28度設定で基本的に入れたままにしています。

最初の1か月は電気代がどうなるかと戦々恐々でしたが、結果的にはそれまでと大きく変わらず、入れたり切ったりしていた夜もつけっぱなしということもあり、熱帯夜のイライラからも解放。
人間も快適になり、早くやればよかったと思いました。

使用するエアコンによって結果は変わる可能性もありますので、試される場合はまずどのくらい電気代が変わるのかを確認してから本格的にやってみてくださいね。



さて、最近CMで「ビオチン」を配合した大手製薬メーカーのシミ対策医薬品のCMを見ました


(写真はイメージです)

ビオチンは、ビタミンHとも呼ばれていた成分で、正確にはビタミンBの一種(ビタミンB7)です。
ただし、卵の黄身や豆類などに多く含まれている成分であり、普段の食生活では不足することが極めて稀なビタミンなので、現在は「ビオチン」の名前が一般的になっています。

当店ではフィチン酸が主成分のイオン導入化粧水である「FHローション」に配合している成分ですが、あまり化粧品に配合されているのを見かけない成分ではないでしょうか。フィチン酸もそうですが。
前述の医薬品もビタミンCを主剤とした錠剤で化粧品ではありません。

そんなビオチンは肌の維持や炎症を防ぐ働きのある成分で、ドイツでビタミンとして名付けられた際に「H」がドイツ語で「肌」を意味する「Haut」から命名されたことからもわかります。

ビオチンが不足すると、コラーゲンの生成不良や免疫機能の低下が起こり肌が正しく形成されないことが分かっており、補酵素としてアミノ酸などの肌を形成する成分とともに、美しい肌を作るために重要な役割をはたしています。

そんな美肌作りに有用なビオチンは、水溶性であるビタミンBの一種であり、水に溶けることでイオン化する成分でもあります。
つまり、イオン導入によりその効果を肌内で十分生かすことができる成分です。

ちなみにビオチンは病院でも処方薬としても使われていて、湿疹、アトピー性皮膚炎、かぶれ、ニキビ等に用いられます。


スキンケア商品ではあまりなじみのない成分ですが、ワンランク上の美肌を目指せる可能性を秘めた「ビオチン」試してみてはいかがでしょうか。

 

市販のトラネキサム酸錠剤を溶かして化粧水に?

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

日差しが増えてきたこの季節、美白成分のトラネキサム酸、気になりませんか?

肝斑の治療に使われる成分でもあるトラネキサム酸の化粧水を使いたい・作りたいと思っても、原料の価格が元々高いため、配合された商品も値段が高いのが実情です。

ならば・・・と、お医者様で処方されるトラネキサム酸カプセルや市販のトラネキサム酸錠剤を粉にしたりして、水や化粧水などに溶かして利用したら安く利用できるのでは?と考えたことがありませんか。

確かに処方や市販のトラネキサム酸錠剤は濃度も高く(種類にもよりますが50~75%程度含まれています)、配合化粧品に比べて濃度当たりの単価安くなる可能性はあります。

しかし、処方や市販されるトラネキサム酸は本来服用(経口摂取)するものです。
そのためトラネキサム酸以外の残りの25~50%の成分には、固めるための成分や、飲みやすくするための添加物、油、界面活性剤などが配合されています。また、シロップなどでは糖分や保存料も使用されています。

特にイオン導入する場合は、成分が浸透しやすくなるためイオン導入に不必要な成分や悪影響を及ぼす可能性のある成分は、できるだけ含まないことが重要となります。

どんなに安く手にはいるものであっても、きれいになるつもりがトラブル肌になるなどの本末転倒なことにならないように、肌につけるもの、ましてイオン導入する場合には、化粧品として使えるものをきちんと選ぶことが重要です。