満開の桜が花筏となって、本格的な春が到来しました。
お天気の良い日は上着もいらないくらいの暖かさで、服装も一気に春仕様になりましたね。冬の間に脂肪と角質を溜め込んでしまったボディが、「なんだかガサガサしている」「肌ざわりが悪い」「素肌を出せない」なんて感じていませんか?
ボディケアをするためには、ボディの肌の特徴などを知っておくことがポイントです。これまで顔のお肌を中心にお伝えしてきましたが、ボディは顔とは異なる特徴もたくさんありますので、ボティの肌の特徴とケアのポイントを確認していきましょう。
【皮脂線が多い部位】
・関節の内側(ひじの内側、ひざの内側、ワキなど)
・ボディの中心部(背中、腹部のへそ周り、胸)
皮脂腺が多いと当然、皮脂の分泌量が多くなります。体を洗う際は、皮脂線が多い部分を中心に洗うのが基本です。
一方で「皮脂=悪いもの」と考えて体を洗いすぎると、肌の表面のうるおいベールである「皮脂膜」(皮表脂質+汗)も取り去られてしまい、バリア機能が低下したり乾燥しやすくなってしまいます。
30代以上の大人の女性が体を洗う際は、むしろ「皮脂腺が多い部位だけを丁寧に洗えばよい」くらいのほうが保湿感を失わずに柔軟さを保つことができ、肌をよい状態にキープできます。
※皮脂腺は毛包(毛根を包み込んでいる部分)につながっているので、毛包(毛孔)がない手のひらや足の裏には存在しません。
緊張した時の「手に汗を握る」の汗は毛穴から出る汗ではなく、独立した汗腺(エクリン腺)から出る汗です。皮脂とは混ざり合わっていない汗で99%が水分なので、ベタつきがなくや臭いも発しません。足の裏も同様ですが、「足の臭い」が発生するのはほかの雑菌と混ざり合うからです。
【角層が厚く荒れやすい部位】
・ひじ、ひざなどの関節の外側
・かかと、手のひら
角層が厚い部位は、スクラブやピーリングなどの角質ケアで柔らかくしましょう。
腕や足の伸張する側(外側)の水分量は、屈曲する側(内側)よりも半ほど少なく、生まれてからずっと繰り返し衣服に擦れたり圧迫を受け、外に露出して乾燥しやすいため刺激を繰り返し受けた生理反応から角質が厚くなり皮膚が硬くなっています。
スクラブは様々な種類がありますが、種子やソルトを使ったものは刺激が強く、反対にこんにゃくや砂糖(シュガー)をつかったものはマイルドです。
【皮脂腺が少なく乾燥しやすい部位】
・腕(ひじから下)
・脚(ひざから下)
皮脂腺が少ない部位は、ボディクリームやオイルなどでの保湿が必要です。
四肢は、衣服に包まれている部位よりも水分保持機能が不十分で、乾燥に弱い性質を持っています。汗腺の数も顔の半分ほどしかないため、夏でも乾燥してカサカサになってしまいます。
【ボディの経皮吸収率】
体の部位によって、皮膚が化粧品などを吸収する量には大きな差があります。これは角層の厚さが異なるためです。
それぞれの部位の吸収率の違いを意識し、皮脂線の量(皮脂分泌量)とのバランスを考えながら使用するクリームやオイルなどを使い分けましょう。
<吸収率が高い部位>
42倍-性器
13倍-頬、あご
6倍-前額
3.6倍-わきの下
3.5倍-頭皮
1.7倍-背中
<基 準>1倍-前腕屈側(ひじから下の腕の内側)
0.83倍-手のひら
0.14倍-足底
<吸収率が低い部位>
春のファッションになって気になる部分は、前腕、膝下、かかと、デコルテなどです。それぞれにあったお手入れ方法で、これから少しずつ薄着になる季節へボディも整えていきましょう。
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