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飲むトラネキサム酸orつけるトラネキサム酸?

Last Updated on 2025年1月21日 by スキンロジカル スタッフ

こんにちは、スキンロジカルです。

風邪やインフルエンザが流行っている昨今ですが、トラネキサム酸が喉の痛みを和らげるための薬として病院から処方されることがあります。

トラネキサム酸!?って。

美白の成分として化粧水などに配合されている成分?

そう!それと同じ成分です。

トラネキサム酸には”炎症を抑える”という働きがあり、喉の痛みを緩和するために薬に使われています。トラネキサム酸の”美白”効果も、もとを正せばこの”炎症を抑える”作用によるものなのです。

肌に対するトラネキサム酸の効果は、薬のように経口摂取によるものと化粧品などで肌から取り入れるものとではどちらが適切なのでしょうか?

 

美肌のためのトラネキサム酸は直接肌へ

トラネキサム酸の肌への効果を感じたいなら、肌へ直接与えるのが最適です。

なぜなら…

薬として飲んでだ場合、胃で分解されたのち腸で吸収されトラネキサム酸は血液に取り入れられます。血管は全身を巡っているのでまずは生存機能を保つ重要な臓器へ運ばれ、その後皮膚へ運ばれるので届けられる成分はごくわずかとなってしまいます。

経口摂取したトラネキサム酸は体のほかの部分へ優先的に取り入れられてしまうので、肌へ真っ先に届けたい場合は肌から直接摂取するのが一番なのです。

※このことはトラネキサム酸に限らず、ビタミンCなどのその他の成分でも同様です。

 

トラネキサム酸の浸透を阻む肌のバリア機能

肌からトラネキサム酸を直接摂取するといっても、トラネキサム酸は粉体なので肌につけることはできません。そのため水に溶かして化粧品として肌につけるという方法で、肌へ与えることが可能となります。

トラネキサム酸は水溶性の成分なので、水に溶けやすく油には溶けません。そのため化粧水が最適ですが、肌には”バリア機能”といういわゆる結界のようなものがあり、肌の水分が外へにげないように、そして外からの物質が肌へ侵入しないようにこのバリア機能がガードしています。(バリア機能がなければ、お風呂に入ったときに体はスポンジのようにどんどん水を含んでしまいます…)

バリア機能があるために、化粧水で肌につけたとしても肌にトラネキサム酸の成分を浸透させるには限界がありますが、それを通り越して肌へ浸透させられる方法がイオン導入です。

 

肌の隅々へトラネキサム酸を届けるイオン導入

イオン導入を使って化粧水を肌へ浸透させると、成分を飛躍的に多く送り届けられます。その量は通常(単純に塗布しただけの場合)と比べて20~100倍とも言われています。

※ビタミンCを使ったイオン導入の実験により、単純塗布よりも短い時間でより多くの成分量が浸透していることが分かっています。

それはイオン導入が電気による反発を利用するので、成分が肌のバリア機能を一時的に突破して肌へ浸透できるからです。

トラネキサム酸はイオン導入できる条件を満たした数少ない成分なので、利用することで肌への効果をより有効にすることができるのです。

↓ トラネキサム酸の肌へのアプローチ方法 ↓

①イオン導入>②単純塗布>③経口摂取

 

トラネキサム酸は美白だけでなく肌荒れにも最適

美白作用で有名となったトラネキサム酸ですが、喉の痛みどめのように以前から抗炎症のための薬として使われていました。

肌に対しても肌あれに対して有効で、肌の乾燥、ニキビや吹き出物などによる赤みなどを沈静化し穏やかに整えることができます。

美白ばかりでなく冬の肌にもトラネキサム酸は最適です。イオン導入で試してみてください。

↓トラネキサム酸の抗炎症作用や濃度、製品の種類などについてこちらもぜひ読んでみてください↓トラネキサム酸の濃度/医薬部外品と化粧品

 

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