値段の違いは中身の違い

Last Updated on 2021年8月11日 by スキンロジカル スタッフ

こんにちは、スキンロジカルのイノウエです。

やたらと暑かった記憶しかない今年の夏も終わりの兆しが見え始めてきました。
これからは少しずつ乾燥する季節へと変わっていきます。
気温や湿度に注意しつつ、秋肌への準備をすすめましょう。

さて、今日は当店のイオン導入器「ブロードイオン」について。

ブロードイオンには超音波などの機能はついていません。
つまり超音波による顔のシェイプアップやリフティングなどの効果がない代わりに、肌を美しく保つイオン導入の機能に特化しています。

イオン導入は美容成分を肌に送り届けるシステムですが、その肝となるのが「電気」です。
イオン導入をするためには、当然肌に電気を流す必要がありますが、単に電気を流せば良いわけではなく、体や肌にとって安全で効率的でなければいけません。
電気をただ流すだけでは、効果が無いばかりか、やけど等の肌トラブルなどが起こる場合もあります。

例えばブロードイオンは電気がきちんと流れていない場合や、使用時間の目安をブザーでお知らせする機能が付いています。また、未使用時は2分、使用中も過度の使用を抑制するため最大でも5分で自動的に電源が落ちるようになっています。

また、イオン導入を効率的にするために、ブロードイオンはマイクロコントローラ(マイコン)を基板に実装していて、イオン導入に使う電気をプログラムで制御をしています。

実は人の肌は電気をためる特性を持っています。そのためイオン導入で電気を流し続けると、肌に電気がどんどんたまっていきます。
一定の電気をためた肌は、それ以上の電気が流れにくくなり、結果としてイオン導入の効果が低下します。
このためブロードイオンでは、電気を短い時間で細かくON・OFFするようにプログラムで制御しています。
この仕組みで、肌に電気をたまりにくくするのと同時に、肌に優しくなっています。

写真は「ブロードイオン」(左)と廉価なスティック型イオン導入美顔器(右)の内部(基板)の写真です。

矢印部分がマイコンです。

ブロードイオンは電気の制御を細かく行うため部品が多く、表につけられないスイッチ類は基板の裏側に付いています。

このマイコンには電気をON・OFFする以外にも、イオン導入に最適な波形を作り出す、ブザーの制御、モード別の設定など様々なことがプログラムされている頭脳です。

なお、比較している廉価なイオン導入機の基板中央についている黒くて四角い部品はマイコンではなく、ダイオードという部品のため電気の波形等を制御する機能はありません。

このため、このタイプのイオン導入機には電気の出力は調整されているものの電気は流れっぱなしで波形はなく、出力の強さなどは選べません。
今回比較したイオン導入器では導入と導出の極性の切り替えのみが可能でした。
また、ブザーなどでエラーや導入時間をお知らせしたり、自動で電源が切れたりといった安全のための機能もありません。

このような商品は、より増して使用上の注意をよく読んでお使いいただくことをお勧めします。

価格の安い商品も魅力的ではありますが、効果的で安全に使用するためにはコツも必要です。

(イオン導入化粧水+コインマスク付)

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