スキンケア豆知識」カテゴリーアーカイブ

秋口の肌と女性の皮脂量

こんにちは!イオン導入のスキンロジカルです。

猛暑だった2024年の夏はようやく終わりを告げ、秋らしい気候となりました。

湿度があって皮脂でべとつく空気から一転、カラッとしてすごしやすい空気になり快適です。けれどもこれは、空気が乾燥してきたということ。空気が乾燥すると、いろんなところから水分が空気にトラれて蒸発していくことになります。もちろん肌からも・・・・。

 

皮脂は天然の保湿クリーム

化粧くずれの原因や肌をテカらせたりと悩みのタネにもなる皮脂は、肌に欠かせない天然の保湿クリームです。

毛穴から汗と一緒に排出された皮脂は肌の表面で皮脂膜をつくり、肌の水分が蒸発するのを防いだり雑菌など外からの刺激から守っています。

過剰に分泌してしまうとニキビや毛穴が開く原因となる皮脂ですが、適度な皮脂は肌を健やかな状態に保つのに必要不可欠なのです。

 

女性の皮脂分泌量は30代から下り坂

健康な肌ならば適切に分泌される皮脂ですが、年齢を重ねると次第に分泌量が減ります。とくに女性は30代から急激に皮脂の分泌量が減少し、同年代の男性の半分ほどしかありません。

年齢を重ねるにしたがって肌の水分量も減少していますが、水分量はもっと長期的に緩やかに減るのに対し、皮脂分泌量は40代~50代の間の減少率が急激です。それまで「自分の肌は脂性肌だ」と思っていても、気づいたら肌質が変わっていることもあります。

 

皮脂を補う保湿剤

少なくなった皮脂を補うのが、クリームや乳液などの保湿剤です。

水分をキープして外の刺激から肌を守る皮脂が不足すると、乾燥したり細菌などへの抵抗力が弱まったりして肌あれの原因となります。

年齢を重ねて皮脂分泌が足りなくなった肌には、保湿剤でのケアは欠かせません。

 

水分を保湿でつなぎとめてうるおいをキープしよう

クリームや乳液などの保湿剤には、皮脂の代わりの油分に加えて水分をキープできる保湿成分が配合されているアイテムを選びましょう。

セラミドヒアルロン酸などが、代表的な保湿成分です。

クリームと乳液の違いは、水分と油分の割合です。乳液は水分が多くて伸びのよい使い心地、クリームのほうが油分が多く、肌をしっかり皮膜で覆います。

2つの使い分けは、空気の乾燥状態やご自分の肌の状態に合わせて使い分けてみてください。

 

 イオン導入は美容だけ?

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

早速ですが、「イオン導入」=「美容」というくらいに定番の美容法になりましたが、実は美容以外での医療でもイオン導入が利用されていることをご存知ですか?

美容でのイオン導入は、-(マイナス)または+(プラス)の電気に反発する電気を帯びた分子サイズの小さな美容成分を、肌に浸透させる美容法です。

医療で利用されているイオン導入もこの原理を利用しています。

例えば、関節や筋肉の痛み止めを浸透させるために使われることがありますが、これはただ塗るだけよりもより早く多く深部まで痛み止めを届ける事ができることができるためです。



また、飲み薬も使用されますが、飲み薬は消化→吸収という流れで薬の成分が体に吸収され成分が患部に届いて効果を発揮します。しかし、吸収された成分は全身をめぐるため患部以外の部分には副作用が発生するリスクがあります。また、基本的に体内の代謝を受けるため、到達部位に至るまでに成分が弱まることは避けられません。当然弱まる成分の分量を多くすると副作用のリスクが高まり、価格も上がります。

局所的に使用する場合、注射も使用されますが、肌を痛めたり神経や筋肉を傷つけるというリスクもあります。

このことから、イオン導入は直接必要な部分に成分を効率的に届けることのできる手法として使用されています。

歯科医療でも昔から歯の根元の消毒をする「根管治療」で利用されています。

歯の根元にある神経や血管は歯髄と呼ばれ、虫歯の原因菌によりこの部分が炎症を起こしたり膿が溜まった状態になると、ズキズキ痛む・歯が抜ける・顎の骨が溶けるといった状態になります。

これを治すには歯髄の原因菌を殺菌する必要がありますが、歯髄は細い管のようになっていて、奥まで薬を塗ることが難しい上、菌が残っていると再発しやすい問題があります。
そこで、物理的に薬を塗ることが難しい部分はイオン導入で薬を浸透させることで、歯髄の隅々まで殺菌する方法が使われています。

その他にも「フッ素」をイオン導入することも行われています。フッ素は歯を丈夫にして虫歯になりにくくするために歯の表面に塗布しますが、イオン導入により浸透させることで効果を出すことができます。

このように、イオン導入の利点はそのままに医療でも活用されていることからも、安全性や効果が医療で実証されているとも言えます。


顔全体を効率よくイオン導入できる
イオン導入器 ブロードイオン トライアルセット

濃度を薄めてイオン導入するには?

こんにちは、スキンロジカルです。

イオン導入の方法はひとつだけではなく、個人の肌状態やライフスタイル(スキンケアスタイル)に合わせてカスタマイズすることもできます。

今回はカスタマイズ方法のうち、イオン導入液の濃度を薄めて導入を行う方法についてお伝えします。

◯イオン導入化粧水は最適な濃度で

大前提として、スキンロジカルのイオン導入化粧水は毎日使用しても肌に負担がなく、最大限の効果が出せるように設計されています。

そのため濃度を薄めて使うことは、好ましくはありません。

しかしながら、人の肌状態やスキンケア方法は千差万別。

例えば「肌がデリケート状態になっているので、ビタミンCの濃度が高くて刺激が強い」と感じる時もあるし、「毎日イオン導入を続けたいけれど…コスト的に厳しい」といったライフスタイルの理由がある場合は、薄めて使うこともひとつの選択肢となります。

 

◯イオン導入化粧水を薄めて使う方法

イオン導入化粧水を薄めるには、水を足す方法が最も簡単です。

けれども、単純に化粧水のボトルに水を追加したのでは品質が劣化しやすくなってしまいます。水を加えることで、それぞれの成分濃度が薄まり静菌作用も下がってしまうからです。水に含まれる様々な物質の影響も受けることになります。

スキンロジカルのイオン導入化粧水の使用期限は製造から2年ですが、一旦開封したミネラルウォーターや水道水の日持ちがせいぜい2.3日でしかないのと同じです。

そこでおすすめするのが、マスクシートを水で濡らしてから液を含ませてイオン導入する方法です。

1. コインマスク(圧縮マスク)に水道水を含ませてから固く絞る

2. 固く絞ったコインマスクに、イオン導入化粧水を含ませる

3. マスクを顔似広げてブロードイオンでイオン導入する

コインマスクに一旦は水を含ませることで、イオン導入液を浸す段階で水と混ざって薄まる仕組みです。コインマスクを固く絞れば水で薄まりすぎず、水を多めに含まれば濃度はかなり薄まるので、毎回濃度を自在に調整しながらイオン導入が行えます。また、この方法だと都度で水と混ぜるので品質が劣化することもありません。

 

◯イオン導入は継続することが重要

薄めたイオン導入液は、通常の濃度で行うよりも効果は下がります。

けれども、「高い濃度で週1.2回のイオン導入」と「多少濃度が薄まっても、毎日イオン導入する」のとでは、毎日イオン導入するほうが肌にとっては有益です。

なぜなら、イオン導入している成分とくにビタミンCは体内で作り出すことができず、まとめて蓄積しておくこともできないから、たえず外部から摂取することが必要だからです。

毎日紫外線を浴びている肌では、毎日メラニンや活性酸素が生み出されています。

これらの肌トラブルの原因となる物質は、その都度コツコツとケアしていくしかありません。それには、毎日の継続的なお手入れが欠かせないです。

ビタミンCと紫外線対策

こんにちは、スキンロジカルスタッフです

今回は「紫外線対策とビタミンC」についてのお話です。

紫外線を浴びた肌は、肌を紫外線から守るためメラニンの生成が進み黒くなり、一部はシミの原因となることはよく知られています。
そのケアには「ビタミンC」を配合した化粧品が良いことも知られています。

では紫外線を浴びる「前」にビタミンCでプレケアするのは意味があるのでしょうか。

答えは・・・

あります

紫外線の影響で肌が黒くなったり、シミの原因となったりするのは、肌の基底層に存在する「メラノサイト」で作られる「メラニン」であることはご存じだと思います。

紫外線(主にUVB)や炎症による刺激を受けると、メラノサイト内ではアミノ酸の一種である「チロシン」から様々な過程を経てメラニンに変化して肌細胞へ移動していきます。

このチロシンからメラニンへの変化は主に「酸化反応」によって行われます。
酸化反応は酸素による反応なので、抗酸化成分の「ビタミンC」をメラノサイトのある基底層に先に送り込んでおくことで、酸化を防ぎ、チロシンがメラニンに変化しないように働きかけることができるのです。

このように日焼けやシミの予防にも強い味方となるビタミンCですが、「ピュアビタミンC」・・・つまり果物や野菜などに含まれるビタミンCは空気中の酸素や紫外線によってすぐに酸化されて、酸化型ビタミンC(デヒドロアスコルビン酸)となります。
こうなるとビタミンC本来の抗酸化力を発揮することができません。

また、高濃度でピュアビタミンCを肌に塗った状態で、夏の強い紫外線にあたるとビタミンCは急激に分解し強力な活性酸素となる場合があります。こうなると逆にメラニンの発生の促進をはじめ、コラーゲンなどを破壊して肌老化を加速したり、肌トラブルの元となる過酸化脂質を増やしたりしてしまいます。

これを防ぎビタミンCの力を享受するためには、ピュアビタミンCではなく、「プロビタミンC」をケアに用いる方法があります。

プロビタミンCはプロフェッショナルなビタミンCという意味ではなく、「ビタミンC誘導体」とも呼ばれ、利点でもあり欠点でもある酸化しやすいピュアビタミンCに別の成分を合成することで、酸化しにくい性質をもたせ安定性を増したビタミンCのことです。

酸化しにくくすると利点が消えてしまいますが、肌に浸透したプロビタミンCは肌内に存在する酵素によって合成した成分(リン)が外れ、元のビタミンCの力が発揮されます。
※安定性を増す以外にも、別の性質(水溶性→油溶性など)を持たせるように合成したものもプロビタミンCと言いますが、ここではピュアビタミンCに対して安定度を高めた「リン酸型ビタミンC等」を表します。

プロビタミンCは酸化に強くなることと合わせて紫外線による急激な分解が起こりにくいため、そのままメラノサイトが存在する肌の深い部分(基底層)まで浸透していきます。
浸透したプロビタミンCはここでピュアビタミンCに変換されますが、この部分まで特性上UVBは届かないためビタミンCが急激に分解されることはなく、抗酸化力を十分に発揮することができます。

またピュアビタミンCはそのまま肌に塗っても肌には浸透しにくく、前述のとおり非常に酸化されやすい成分なので、肌の深い部分まで抗酸化力を持ったまま存在することは難しい成分です。

それに比べて、リン酸型ビタミンC誘導体は、ピュアビタミンCに比べて浸透しやすいうえ、イオン導入ができる成分でもあります。

イオン導入すると肌のより深くまで、素早く大量に成分を送ることができるため、日焼けの前後どちらも有効なケア方法です。

その他にもビタミンCには皮脂を抑える効果もあるため、プレケアとしての紫外線対策以外にも夏の化粧崩れ対策にも有用な成分でもあります。

もちろん、ビタミンCでプレケアをしたとしても、必ずしっかりとしたUV対策は必要です。
夏の強力な紫外線と暑さの対策に、日傘やUVクリームなどと合わせて、「プロビタミンC」での「イオン導入」も取り入れてみてください。


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夏のスキンケアは洗顔から

こんにちは、スキンロジカルです。

連日猛暑がつづく今年の夏。
強い紫外線、高温多湿、皮脂や日焼け止め、メイクなど、
夏の肌はさまざまな負担にさらされています。

また、過剰に分泌された皮脂や汚れを放置すると、
紫外線により酸化して肌あれの原因にもなります。

夏は丁寧な洗顔を心がけ、清潔な素肌に戻し、
皮脂バランスを整えることで、
その後のスキンケアがより効果的になります。

洗い方もゴシゴシ洗いは控え、やさしくマッサージするように
洗うことで、摩擦で刺激を与えないようにしましょう。

すすぎの際は、ぬるま湯にすることで
皮脂を浮かしてきれいに洗い流すことができます。
冷たすぎると皮脂汚れは落ちにくく、
熱すぎても、皮脂を取りすぎて、かえって肌あれやカサつきの
原因になるので注意が必要です。

スキンケアの基本「洗顔」で清潔な肌環境を整えて、
美肌の土台をしっかりつくりましょう!

 

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