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サプリメントをイオン導入に?


こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

キンモクセイが香り、ススキが白くなびくようになって秋を感じています。
寒暖差のある日々が続いていますが、体調など崩されないようお気を付けください。

さて、今回は「サプリメントをイオン導入に?」のお話です。


ビタミンCや各種アミノ酸トラネキサム酸などは薬として処方されたり、成分によっては市販のサプリメントなどでも販売されたりしています。

時々、このような商品を水や化粧水などに溶かしてイオン導入するという話を見かけます。
確かにビタミンCやトラネキサム酸が配合されている化粧品は値段も高いため、同じビタミンCが配合されている値段の安いサプリなどを溶かしてイオン導入に使用したくなるかもしれません。
しかし、化粧品として出されていない薬やサプリをイオン導入のための化粧品として使うのはおすすめできません。



1. 取り入れたい成分以外の成分が入っている

処方薬を含め市販の製品には、どんなにシンプルなものであっても基本的にメインに配合されている成分以外の成分も配合されています。
例えば、飲みやすくするための糖類、錠剤や細粒にするために固める成分、保存料、苦味などを抑える成分、他の薬と見分けやすくするための着色料・香料など。
また、市販のサプリメントでは付加価値をつけるために主な成分以外にも、様々な成分(〇〇エキスなど)が入っていることが多くあります。


2. 飲んでOK!でも肌もOK!と限らない

飲む・・・つまり口に入れられる(経口摂取)薬やサプリなどの製品であっても、必ずしも肌につけた場合にトラブルを起こさないとはいえません。

また、
水に溶かして化粧水のようなものを作りイオン導入を行った場合に、仮に肌に浸透したとしても問題が無いかを判断することはできません。
先にお話しした添加物なども含め、口に入れられることを前提とした製品と、肌に塗ることを前提にした製品とでは基準が違うのです。

3.成分の濃度が不明

また、製品に成分が何%入っているのかは、ほとんどの場合わかりません。
美容成分には、最低効果の出せる濃度や推奨濃度があります。
濃度が薄すぎても美容効果は出ませんし、濃くすれば刺激が出たり肌トラブルの元ともなります。
化粧品会社にとって成分の配合量(レシピ)は機密なので公開されていませんが、必要な濃度や上限を加味して商品を作っています。

反面、元々の薬やサプリなどの製品に含まれる濃度自体がわからないものを化粧水などにして肌に塗っても、薄すぎるのか濃すぎるのかもわからず、本当に期待している成分の効果が出せるのかわからないうえ、濃すぎることでトラブルになる場合もあるのです。

3.同じ成分でも美容成分に向かないタイプもある

薬やサプリに配合されている成分が肌で正しく働くとは限りません。
例えば、イオン導入に使われる一番メジャーな成分として「ビタミンC」があります。
ご存じのとおり、薬でもサプリメントでもビタミンCはメジャーな成分ですが基本的に飲む製品に使われるビタミンCはいわゆる「ピュアビタミンC」です。
これは野菜や果物などに含まれるビタミンCそのものですが、イオン導入に使われる「プロビタミンC(ビタミンC誘導体)」に比べて、きわめて安定性が悪い成分です。

ビタミンCは抗酸化力が高く、その特徴から様々な美容効果を持ちます。しかし、水に溶かすと水の中の酸素と結びつきその効果を失います。さらに肌に塗ると空気中の酸素に触れやすくなることで、ビタミンCの酸化・分解は進みます。

酸素を取り込んだビタミンCは酸化してその抗酸化力を失い、酸化したビタミンCが多くなると、逆に肌の炎症の原因ともなります。
その他にも、ビタミンCは多量に摂取すると胃に刺激を受けるほど酸性が強く、pHの調整をせずに水に溶かしただけでは肌への刺激ともなる成分です。


肌トラブルを防ぐためにも、肌につけるものはきちんと肌につけることを前提に作られたものを使用することをおすすめします。


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ビタミンC誘導体は何に溶ける?

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

今回は「何に溶ける?」のお話です。

みなさんご存じのイオン導入成分のエース、ビタミンCですが、このビタミンCはもともと水溶性です。
つまり水に溶ける成分で、油には溶けにくい性質を持っています。

それにもかかわらず、クリームなどの油性成分がメインの化粧品にもビタミンCは配合されています。

このようなクリームは、ベースとなる成分(基材)の油性成分のほかに水を含む場合も多くあります。
多くはこの水に水溶性ビタミンCを溶かし、油と乳化させる形で配合しています。

また、ビタミンCそのものに油に溶ける別の成分(パルミチン酸やステアリン酸など)をくっつけることで、油に溶けるようにしたものもあります。
成分に別の成分をくっつけて、別の性質を持たせた成分を、誘導体といいます。ビタミンCにつけた場合はビタミンCの誘導体となります。
(正しくは、くっつけた成分を取ればビタミンCになるものを誘導体といいます)

そんなビタミンC誘導体には水にも油にも溶けるものがあります。
APPSは成分名を

パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na

といい、水に溶けるアスコルビルリン酸Naと油に溶けるパルミチン酸をくっつけて作られたビタミンC誘導体です。

そのため、APPSは水と油で守られた肌のバリア層へなじみが良く、水溶性ビタミンCや油溶性ビタミンCに比べても、肌への浸透率は上がります。
また、水溶性ビタミンCの特徴であるイオン導入が可能であり、水溶性ビタミンCで感じがちな乾燥感を、パルミチン酸で軽減しています。

このようにとても魅力的で非の打ち所のなさそうなビタミンC誘導体のAPPSですが、安定性に難があり長期保存ができません。また、ほかの成分との相性にクセがあるため、高濃度配合することが難しい成分でもあります。

そんなAPPSを一番効率よく使えるのは、使う直前に作ってとにかく早く使い切る方法です。
作ってから長期保存すると、効果の低下はもちろん、細菌の発生による肌へのトラブルの原因ともなります。

水道水で作った場合は、作成から冷蔵庫で保存して1週間程度であれば問題なく使用ができます。

正しい作成方法と保存方法で最大限に効果を出す使い方をしてみてください。

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人気のビタミンC誘導体「APPS」の特徴を活かすスキンケア

こんにちは、スキンロジカルです!

今年最後のブログ更新です。

 

今回は、スキンロジカルの代名詞とも言える、

美肌作りには欠かせない「ビタミンC誘導体」についてお伝えします。

 

ビタミンC誘導体にも、いくつかの種類があり

少しずつその特徴が異なります。

違いを知ることでアイテム選びやお手入れの際使い分けがしやすくなりますので

ぜひ参考になさってください。

APPSは、イオン導入をやっていてビタミンCの重要性とデリケートさを理解されている方なら

その高機能さが良く分かる優秀な成分です

 

今回は、現在キャンペーン中の商品

スキンロジカル CEローション

 

スキンロジカル TAパウダー

この2つの商品に配合されているビタミンC誘導体<APPS>について

わかりやすくお伝えします。

 

★ビタミンC誘導体<APPS>★

表示名:パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na

APPSは略称で、「アプレシエ」はAPPSを製造している原料メーカーの商品名です。

 

 

★人気のビタミンC誘導体<APPS>の特徴

進化型ビタミンCとも言われているAPPSの特徴は次の2つあります。

・高い浸透性

・両親媒性(水溶性と油溶性のどちらの性質も持っている)

 

★「高い浸透性」でイオン導入不要?

APPSの特徴は、なんといってもその浸透性の高さです。

化粧水中の美容成分は肌につけただけでは、肌のバリア機能に阻まれて真皮層までたどりつくことができません。

そのため、スキンロジカルではイオン導入という電気の力を使ったスキンケアで浸透させることをおススメしているわけです。

ところが、APPSはその高い浸透性で塗っただけでも真皮層まで到達することが可能です。

APPSならばイオン導入は不要とも言えます。

だからイオン導入をしないとき、(例:イオン導入は夜だけで朝は時間がないからできない場合など)は、 ビタミンCを肌の真皮層に届けるのにはこのAPPSが最適なのです。

※ただし、ビタミンC(アスコルビン酸)の含有量はAPSやAPMといったポピュラーなビタミンCよりも少なく比較すると60%程度になります。

 

★「両親媒性」で肌に馴染みやすい

水溶性と油溶性のどちらの性質も持っているため、肌に馴染みやく

つけた後の肌の質感が「しっとり」しているのも特徴です。

肌に水をつけたときと、油をつけたとき

どちらがしっとりとしますか?

やはり油をつけたときですよね?

それと同じ原理です。

APSやAPMなどのビタミンCを配合したイオン導入化粧水

例えば【スキンロジカル アミノシーローション】や【スキンロジカル VCローション】

はビタミンC以外の成分(保湿成分など)を殆ど配合していないので、つけた後の感触はとてもサッパリしています。

 

APPSを配合している場合、例えば【TAパウダー】を水に溶かしただけで肌につけた場合でも

しっとりとした感触が感じられます。

 

★[APPSを肌につけるだけ VS APS&APMでイオン導入]どちらが真皮層に多くビタミンCが到達する?

A:肌につけただけでも高浸透のAPPSを塗布する

B:APSやAPMをイオン導入する

この2つの方法を比べたとき、ビタミンCがより多く真皮層まで到達するのはどちらでしょうか?

答えはB

どんなに浸透性が高くても、自然の浸透と電気を使って浸透させるのでは、その強制力には勝てません。

また、APPSはビタミンCの含有量が少な目というのも難点だからです。

 

それでも、ビタミンCを肌につけるだけよりもずっと肌に浸透できるAPPSは

忙しくて毎回イオン導入できない人には、美肌の救世主ともいえる高性能な美肌成分です。

 

★忙しい朝の手早い浸透にピッタリ!冬のしっとり肌にもピッタリ!<APPS>

ビタミンC特有の使用感も和らぎ、しっとりとした感触で冬の肌を柔らかく保湿してくれます。

ぜひ、APPS配合の商品を普段使いにもお使いください。

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ビタミンCの「乾燥感」

こんにちは、スキンロジカルスタッフです

ビタミンCは、イオン導入ととても相性の良い美容の万能成分ですが、お使いになる肌によって使用後に「乾燥」を感じられる方がいらっしゃいます。

ビタミンCには、抗酸化・抗炎症・コラーゲンの生成促進・メラニンの抑制・メラニンの還元などなど・・・と、この後20個くらい「など」が続くほど、体や美容に重要な成分です。

その効果の中に「皮脂抑制」の効果があります。特に水溶性ビタミンC誘導体はその作用が強いため、脂性肌、テカリ、化粧崩れにお悩みの方にはとても相性の良い成分です。
しかし、逆に使用後に肌の乾燥や突っ張りを感じることがあることもあります。
こんな場合は、ビタミンCをイオン導入した後に保湿をしてあげると、ビタミンCの様々な美容作用を受けながら、ツッパリ感や乾燥感を低減することができます。

また、アミノシーローションやPCローションは、ビタミンCは高配合のまま、他の保湿成分を配合することで使用後の乾燥感が無いように調整されています。

アミノシーローション・・・各種アミノ酸
PCローション・・・プラセンタ

ビタミンCのイオン導入はやってみたいけど、乾燥するからちょっと…という方は、イオン導入の後に、手持ちの乳液やクリームで保湿してみてください。
イオン導入の後であれば、どのような美容アイテムを使用しても問題ありません。
また、根本からの保湿も視野に入れるのであれば、保湿成分の入ったアミノシーローションやPCローションを検討してみてください。


イオン導入後の保湿には、今ならこれがおすすめ

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トラネキサム酸はイオン導入で

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

さて、今回は「のどの痛みに効く」系のお高い風邪薬や、口内炎の市販薬にも多く配合されている「トラネキサム酸」のお話です。

ところで、皆様はトラネキサム酸を配合した薬や化粧品を使ったことがありますか?

病院では、痛みの緩和などを目的とした抗炎症剤としてや、皮膚疾患・・・とくに肝斑の治療薬として処方されています。
※肝斑とは、左右の目の下に現れる左右対称のうすぼんやりとした影のようなシミです。

また、薬用化粧品(医薬部外品)の抗炎症・美白成分として大手化粧品会社の美白系化粧水や美容液をはじめ、市販薬や歯磨き粉にも配合されているので、使ったことがある方や、目にしたことが ある方も多いかと 思います

このトラネキサム酸が、他の美白成分と比べて特徴的な作用があります。
それは、いつも同じ場所にできてしまうシミに期待ができるところにあります。

この持続するタイプのシミは、肌で気づかない程度の微弱な炎症がその場所で継続的に起こっていることにあります。
その結果、刺激によってシミの元となるメラニンを継続的に作り出しています。

つまり、湧き水のように下から新しいシミが作られ続けることで、炎症の起こっている場所に常にシミが残っているような状態となります。

トラネキサム酸は刺激の元になる炎症を鎮め、さらに、メラニンを作る細胞の勢いを抑えることができる成分なので、このような頑固なシミ、また肝斑に有効といわれています。

そんな有用な成分であるトラネキサム酸は、内服や肌へ塗布する以外に、イオン導入が可能な美容成分でもあります。
トラネキサム酸は、人工的に合成された成分ですがアミノ酸の一種で、他のアミノ酸同様、分子サイズが小さく、水溶性でありイオン化します。
皆様ご存知の通り、当然、単純な肌への塗布に比べてもイオン導入することで浸透がよくなる結果も出ています。

しかし、トラネキサム酸を配合した市販の化粧水や美容液は、一般的に防腐剤・香料等のイオン導入には向いていない成分が配合されているため、一部の専用商品を除き、外用には単純塗布しか方法がありませんでした。

スキンロジカルでは、このトラネキサム酸をイオン導入などでもお客様ご自身でお試しいただける、手作り化粧品の化粧品原料として販売をしております。

原料はトラネキサム酸100%で水に溶けやすいため、水や当店のイオン導入ローションや美容液に容易に混ぜることができ、化粧水や美容液、イオン導入液として利用することができます。

なお、イオン導入する場合は、製品特性上「リファインローション」ではご利用いただけません。(化粧水としてはご利用いただけます)
水分を含んだ乳液・ジェル・クリームにも混ぜることができます。
※混ざりにくい場合がありますので、少しずつ混ぜてください。
濃度が高いと肌が赤くなる場合があるので、2~4%を目安に肌に合わせて濃度を調整してご利用ください。

「良薬は口に苦し」ビタミンCと同じく濃度が高ければ効果は高いですが、刺激もでてきます。ご利用の際は気を付けてご使用ください。

「トラネキサム酸」のイオン導入に興味を持たれましたらぜひ試してみてください