スタッフ日記」カテゴリーアーカイブ

トーハクでアートに浸る

こんにちは、スキンロジカルの田中です。

先日は、お気に入りの場所「東京国立博物館」、通称トーハクへ行って参りました。

春の庭園の一般公開を行っていたのと、大好きな日本画家の収蔵品が公開されていたので、久しぶりに足を伸ばしました。

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ここは日本か満州国か?と見紛う迫力ある本館の現在の建物は、戦前の昭和13年建築で、重要文化財に指定されています。初代の建物は1881年(明治14年)、かの有名なイギリス人建築家ジョサイア・コンドル(鹿鳴館や旧岩崎邸を建築)によるものだったそうですが、関東大震災で使用不能に・・・残念。

この本館に入った、ロビーから2階へ上がる階段のところ、薄暗い厳かな雰囲気が大好きです!IMG_6506 IMG_6505 IMG_6508

展示室がとても広々としていて、落ち着いて見られますし、企画展でなくても収蔵品の常設展示もすばらしいものばかりです。来場者は、年齢お高めの落ち着いた大人が多いですし、外国人の方も多いですが、アートへの関心や造詣が高いのでしょう欧米の方が圧倒的に多いです。土日の企画展は、人が多すぎてなかなかゆっくり見ることができませんが、常設展はそうでもありません。

そして、もうひとつ好きな場所がミュージアムSHOPです。こんなに広くて、アイテムの充実したミュージアムショップは他でみたことありません。ついつい、ハガキをはじめとして文房具や画集などあれこれと購入してしまいます。

もとは上野寛永寺の庭だった、トーハクの日本庭園( 年2回 春と秋に公開)、桜は終わっていましたが、四季折々に美しい木々が魅せてくれます。

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トーハクは、本館以外の建物もすばらしいです。なかでも、 明治42年(1909)開館の「表慶館」と現代的でモダンな「法隆寺宝物館」が美しいですね。

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上野恩賜公園は、全体がアートの森です。

国立西洋美術館、国立科学博物館、東京都美術館、東京文化会館ありと、一日中アートに浸れます。いえ、一日ではとても足りない。。。都心で、こんなに緑もあり、素敵な建物もあり、ゆっくりアートに浸れるなんて、とても贅沢な場所です。

広場の大噴水の前、大きなスタバはテラス席もあります。

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ソメイヨシノ

こんにちは
スキンロジカルスタッフのフジです。

都内は桜のピークも早々とすぎ去りましたが
皆さん今年はお花見できたでしょうか?

私も週末に自宅近所に咲く満開の「ソメイヨシノ」を
ブラブラと散歩しながら楽しみました。

桜と言えば、「ソメイヨシノ」を思い浮かべる方が
多いと思いますが、
「ソメイヨシノ」の名前は、
桜の名所、奈良の吉野山が発祥なのかなと
ずっと思っていましたが違うんですね。

「ソメイヨシノ(染井吉野)」の由来は
江戸時代末期に、今の東京都豊島区駒込に染井村という地名があり、
そこの植木職人達が品種改良した園芸品種で、明治以降全国に広まったそうです。

始めは、奈良の吉野山にちなんで「吉野桜」と名付けられましたが
山桜である吉野山の桜と同じでは、誤解を招くとして
「染井吉野(ソメイヨシノ)」と命名されたそうです。

そもそも吉野山など自生する野生の桜は「山桜」と呼ばれます。
一方、「ソメイヨシノ」は「里桜」の一種で
こちらは観賞用に品種改良されたものなんですね。

一地域で造られた桜が、現代では
「桜」=「ソメイヨシノ」と言われるまで、
全国的に広がるなんて、すごいことですね。

ちなみに毎年の「桜の開花予想」は
「ソメイヨシノ」を基準に発表されています。

見て味わう飲み物

こんにちは、スキンロジカルの田中です。

桜の季節ですねぇ。

私は、桜の塩漬けにお湯を注いだ「桜茶」がとても好きで、よく飲んでいます。お茶は、なんだかカフェインがきついけれど、白湯でも物足りない・・・そんな時にちょうどよいのが「桜茶」なのです。

先日、和菓子を置いているカフェで、珍しいお茶を頂きました。

「らん香煎」というお茶です。

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桜茶と同じように、蘭の花を塩漬けにして白湯を注いだものです。桜茶は、かなり桜の葉の香りや味がしますが、「らん香煎」はもっとまろやかな感じです。塩味と花の香り、そして視覚で楽しむお茶ですね。

桜茶はよく慶事などで出されていますが、「らん香煎」もそのようです。購入しようと思ってネットでいろいろと探したのですが、[販売終了]となっていてまだ購入できていません。花には旬があるし、桜ほど大量に収穫?できない蘭ですから、製造量にも限界があるのかもしれません。どなたか、購入できるサイトをご存知でしたらコメントくださ~い。

 

そして、もうひとつ・・・目で見て楽しめる飲み物。

先日、新潟の長岡へ伺った時に頂いたのがこれです。

 

 

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「かじか酒」

誰ですか~?見た目が気持ち悪いなんて言ってる人は!

たしかに見た目はちょっと異様な感じなのですが、こちらは新潟の魚沼地方の伝統的な骨酒で、魚野川の清流で捕れる「カジカ」という川魚を塩焼きして、熱燗に入れて飲むのです。カジカは、大人の指くらいの小さな魚で、ここでは2匹も入れてくれました。

魚の味ときつめの塩味が、熱燗に染み出して・・・濃い目のおすましのような感じもします。魚と日本酒の薫りがダメな方はダメでしょうけれども、なんだか見るだけで体が温まりそうですよ。

はじめはちょっと異様にも見えた「カジカ」が、なんだか可愛く見えてきました。

 

トマトを食べると口の中がかゆくなる?

こんにちは、スキンロジカルスタッフです

東京は先日桜の開花宣言も出て、あちらこちらでちらほら桜の花が咲いているのを見かけるようになりました。

先日、知り合いと食事をしているときに食べ物によって 口の中がなんとなくかゆくなることがあるという話をききました。

山芋など、かゆくなることが多い食品ではなく、たとえばトマトであったりセロリであったりするそうです。
かゆくなっても、しばらくしたら落ち着くし、必ずしも起こるわけではなく、日によって症状の出かたが変わるそうなので病院に行こうか悩んでいるのだそう。

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最初は、以前記事にも書いた、花粉症による皮膚炎なのかと思いましたが、発症部位が若干異なります。

スキンロジカル スタッフブログ[2015年2月27日]
「花粉症で皮膚炎?」

後日、知り合いは皮膚科にかかり、お医者様に「口腔アレルギー症候群」と診断されたと連絡がありました。
※正しくは口腔アレルギー(OAS)の代表疾患であるPFS( クラス2食物アレルギー)です。
[ Pollen-food allergy syndrome Latex-fruit syndrome]

口腔アレルギーについては知らないことが多かったので調べてみると、今の季節に蔓延する「アレルギー疾患」とも関係していました。

口腔アレルギーは主に生の果物や野菜を食べることで発症するものですが、発症するための原因物質(アレルゲン)としては、植物自身の持つ病気や傷などから身を守るためのタンパク質と言われています。

これが同じアレルギー疾患である花粉症のアレルゲンである花粉と構造が似ている為、構造の似ている成分を持つ 食べ物を花粉症発症者が食べることで、体の免疫細胞が花粉と誤認することでアレルギーを示します。(交差反応)
ただし、すべての花粉症発症者が口腔アレルギー症候群を発症するわけではありません。


●花粉症と交差反応するとされる野菜や果物の例●

スギ

 トマト(ナス科)

シラカンバ
 リンゴ,西洋ナシ,サクランボ,モモ,アーモンド(バラ科),
 セロリ,ニンジン(セリ科),ポテト(ナス科),キウイ(マタタビ科),
 ヘーゼルナッツ(カバノキ科),マンゴー(ウルシ科) など

ヨモギ
セロリ,ニンジン(セリ科),マンゴー(ウルシ科),スパイス など

イネ科
メロン,スイカ(ウリ科),トマト,ポテト(ナス科),
キウイ(マタタビ科),オレンジ(ミカン科),
ピーナッツ(マメ科) など

ブタクサ
メロン,スイカ,ズッキーニ,キュウリ(ウリ科),
バナナ(バショウ科) など

一般社団法人
東京都病院薬剤師会
そこが知りたい 2013(平成25)年12月号より抜粋


 

ただし、花粉症を持っていなくても桃、リンゴ、大豆などに含まれるアレルゲンで口腔アレルギーになる場合もありますし、食物アレルギーの一部として同様の症状が現れる場合もあります。
場合によってはより重篤なアレルギーとなる場合もあるので、もし気になる症状があるようであれば、お医者様に相談をしてみてください。

アレルギーはその原因となるアレルゲンを取り込まないことが一番の治療となりますが、食べないことによる栄養バランスの偏りも問題になる場合があります。

最近広まってきた花粉症のアレルゲン免疫療法(舌下免疫療法等)と同じく、アレルゲンを持つ食べ物を継続的に 少しずつ食べること(経口減感作)で治療するという方法もあるようです。

口腔アレルギーのアレルゲンは、加熱すると性質が変わり問題なく食べることができる食べ物もあり、生で食べることを避けることで口にすることができる場合もあります。

いずれにしても、場合によっては症状が強く出たり、軽い症状が重篤化する場合もあるので、必ずお医者様の指導の元に治療をすることが重要です

戦前のオフィスビル☆明治生命館

こんにちは、スキンロジカルの田中です。

古い時代の建築物に興味のある私は、都内でも気になる建築物がたくさんあり、そのひとつに、皇居のお堀の前にあるとても印象的な建物が気になっていました。

古代ギリシャやローマの建築物を思わせる荘厳な柱た並ぶその建物は「明治生命館」です。(明治記念館とは違いますよ!)昭和9年に建築された戦前のオフィスビルで、東京大空襲の戦火をくぐりぬけ、戦後はGHQに接収されて使用されていたという建物です。

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現在は、明治安田生命ビルの一角がこの明治生命館で、一部は現在もオフィスとして使用されながら、一般公開もされています。ようやく先日、行って来ました。

この建物の一般公開は、近年始められたものであまり一般に知られていないせいか、訪れている人も多くありませんでした。ゆっくり見る事ができるのに、入館料は無料!!都心でこんな場所はめったにはありません。

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1~2階の吹き抜けには、大理石の太い柱が立ち並び、大変荘厳な雰囲気です。石膏彫刻による天井は、コファリングという八角形のくぼみいとロゼットという丸い花飾りで、華やか。

 

 

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戦時中に金属回収令で供出されてしまった、ブロンズ製の美しい手すり。戦後復刻されました。

 

 

 

 

IMG_6273「会議室」GHQ接収の当時には、米・英・中・ソの4カ国による対日理事会がひらかれた場所です。

 

 

 

 

 

さて、これはなんでしょう??

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隣は食堂。そうです!先ほどの窓は食堂の食事を提供する窓口なんですね。IMG_6279

 

昔ながらの消火栓。現在は、透明ではありませんが今でも消火栓の中はこんな感じですよね。

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とても面白い、郵便差出口。

8階建てなので、上層階のから郵便物をこれに入れると、下で集約されたんですね。

 

 

 

現在も、お客様相談窓口として使用されている1階部分。店頭ロビーの長いすも、建物にあわせてデザインされ、製作されたものです。

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昭和初期、今から100年近く前に、こんなにも趣向を凝らしたオフィスビルが都心にあったなんて、日本人の美への造詣は捨てたもんじゃありませんね。最近は、直線的でスタイリッシュなオフィスビルへどんどん建て変えられていますが、時代の変遷を見てきた建築物をヨーロッパのようにずっと使い続けてもらいたいものです。

東京駅、有楽町からも歩いてちょっとの場所にあるこの明治生命館。駆け足だと30分程度で内覧できるでしょうか?付近に来て、ちょっと時間がある時に立ち寄ってみてはいかがでしょう?