フィチン酸の美白・ビタミンCの美白

こんにちは、スキンロジカルスタッフです

涼しい日が続いたと思っていたら、やたらと暑い日が 続いていますが、暑さに慣れていないこの時期は、 特に熱中症対策に気を配る必要がありそうです。

こまめな水分とミネラル分の補給、適度な冷房の使用を心がけてこれからの暑い季節を乗り切りたい と思います

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さて、今回は「フィチン酸」と「ビタミンC」の、この時期気になる「美白」についてのお話です。

まず、ビタミンCについては再三このブログでも取り上げてまして、その効果や性質はよく知られている成分かと思います。

スキンロジカルでも「Cエッセンス」「VCローション」「アミノシーローション」等、多くの商品に配合されています。

ビタミンCの美白に関わる作用は大きく4つあります。

・チロシナーゼの阻害による過剰なメラニンの生成抑制

・メラニンを生成するメラノサイト(メラニン細胞)を活性化させる 活性酸素の除去

・還元作用で、メラニンを薄くする

・コラーゲンの生成を補助する作用で、ターンオーバーを活性化させ、できてしまった
メラニンを排出

このような複数の働きによって、ビタミンCは優秀な美白成分として化粧品に配合をされています。

もう一つの成分「フィチン酸」は、当店の「FHローション」にも含まれる美白成分で、米ぬか等に含まれています。

このフィチン酸の美白作用はビタミンCとは違った方向から行われます。

フィチン酸は、ビタミンCと同じくメラノサイトを活性化させる活性酸素を除去することによる美白作用がありますが、ビタミンCが活性酸素そのものを不活性化させるのと作用が違っています。

金属と結びつくキレート作用の非常に強いフィチン酸は、体内に存在する過酸化水素と二価鉄が結びつくことで発生する、活性酸素の中でも最も活性の強いヒドロキシルラジカルに変化する前に二価鉄と結合することで、ヒドロキシルラジカルの発生そのものを抑えます。

また、ビタミンCの美白作用でもある通り、メラノソームで生成されたメラニンはケラチノサイト(角化細胞)へ運ばれ、ターンオーバーにより徐々に皮膚表面へ移動し最終的に垢となって 剥離します。

しかし、ケラチノサイトの機能が衰えるとこの移行がスムーズに行なえず、メラノソームが真皮層や基底層に脱落する場合があります。
そして、脱落したメラノソームは、その場に留まりシミとなります。

フィチン酸は肌の細胞を活性化させるため、ケラチノサイトの機能も亢進させることで、真皮層や基底層に脱落するメラニンを減少させます。

なお、脱落したメラノソームは異物として白血球の一種であるマクロファージによって貪食され血液やリンパによって排出されますが、 生活環境や加齢等でマクロファージの働きが弱まると、貪食されずメラノソームが真皮層や基底層に留まることでシミとなりますが、フィチン酸はこの免疫担当細胞であるマクロファージの力を高めることができるます。

このように、「ビタミンC」と「フィチン酸」が同じ「美白」の成分であってもそのアプローチは違うことがわかります。

これからの季節、日差しも強くなる一方です

日焼けの対策と合わせて、予防と対処にビタミンCフィチン酸の美白も取り入れて見て下さいね

代官山で中華☆中国名菜 龍坊~ロンファン

こんにちは、スキンロジカルの田中です。

今日は朝から激しい雨・・・肌寒い日となりました。ランチは暖かいものを食べたいなあーという気分になり、中華麺を求めて代官山方面へ。どこへ行こうかな?あそこかな?ここかな?と悩む間もなく、そういえばありました!ありました。オフィスからすぐ近く、しょっちゅう前を通っているのにまだ入ったことのないお店が。。。

中国名菜 龍坊~ロンファン http://www.long-fang.jp/

代官山駅からも、徒歩1分ほどの小さなビルの地下1階にあります。

エントランスが、緑いっぱいで素敵です。店内も、中華料理店ぽくないシックなインテリアです。イメージは、統治時代の上海租界?シノワズリー?

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メニューは、お手頃な1,080円のランチから、ランチのコースまでいくつかあります。

今日は寒いから、温かい麺と決めていたので、コレです。ランチセットB(坦々麺、小籠包3つ、デザート)

あまり時間がかからずに、坦々麺がやってきました。これが、麺が硬めで歯ごたえがあって、とても美味しいいのです。山椒が効かせてあり、それもまた食欲をそそります。辛さもヒーハーいうほど、さほど辛くありません。

坦々麺を完食してから、すこし時間をおいて小籠包登場!直前で餡を詰めて蒸していたのでしょう。大きさも、坦々麺を食べてもまだ入るくらいの可愛らしい大きさです。レンゲに乗せながら頂きます。そして最後に、ココナッツのババロアのデザート。

ランチメニューは、そんなに種類が多くありませんが、どれも食べてみたい!と思わせるものなので、またリピートしたいと思います。1人で行っても、落ち着いて食べれる雰囲気です。カウンターから眺める、坪庭の緑がとても爽やかでお昼の休憩にとてもよい場所でした。

 

リン酸型以外のビタミンC誘導体

こんにちは、スキンロジカルスタッフです

雨が続く梅雨の季節になりました。
憂鬱な時期と思われる方も多いですが、適度な雨の音はヒーリング効果もあり、アジサイをはじめ多くの花が咲き、夏の野菜や果物などが出回り始める季節でもあります

・・今から楽しみです

と、季節のお話は置いて・・・

最近こんな話がありました。

ビタミンC誘導体で「リン酸型」以外のものって無いの?

当店のアミノシーローション・VCローションを始め

「ビタミンC」

を配合している商品にはすべて

ビタミンC「誘導体」(プロビタミンC)

が使われています。
ビタミンCは、非常に酸素と結びつきやすい成分で、その特徴により肌内に存在する活性酸素と強く結びつき(=酸化)、自身が酸化することで活性酸素を無力化します。

しかし、ビタミンC(ピュアビタミンC)はそのままの形では肌のバリア機能に阻まれ、肌に浸透しにくく、空気中に存在する酸素と結合して、ビタミンC本来の力を失います

そこで登場したのがビタミンC「誘導体」です。

ビタミンC誘導体は、ビタミンC(ピュアビタミンC)の性質を残したまま分子構造を一部変更(誘導体化)することによって、酸素に対して不安定であるビタミンCの安定を高めた成分です。

このビタミンC誘導体はビタミンCの酸素が結合しやすい部分に、別の成分を結合させることでビタミンCと酸素が結びつくことを防ぎます。

つまり、くっつく所に先にバリアを張ってしまうわけです

この際に結合させる別の成分が「リン酸」である場合は「リン酸型ビタミンC誘導体」となります。

AP

ビタミンCは、リン酸型のビタミンC誘導体となる事によって、安定しますが、当然そのままの形では、ビタミンCの最大の長所でもあり短所でもある、酸素と結びつきやすい部分にリン酸が結合しているため、活性酸素を取り込み無力化する等、ビタミンC本来の効果を発揮することができません。

「リン酸型ビタミンC誘導体」から
「ビタミンC」と「リン酸」へ分解

しかし、肌に取り込まれたリン酸型ビタミンC誘導体は、人の体内に豊富に存在するフォスタファーゼ(ホスタファーゼ)という酵素によって「ビタミンC」「リン酸」に分解されます。

分解されたビタミンCは肌内でピュアなビタミンCとして、その効果を発揮します。

肌内ではじめて「リン酸」のバリアが取られるので空気中の酸素と結合することなく、活性酸素を取り込むことができるのです。

また、リン酸はごく少量であり、もともと体内に存在する物質のため肌に影響を与えることはありません。
ビタミンC誘導体として「リン酸型」以外にも、

・水溶性であるビタミンCを油溶性を持たせて、浸透率を上げ、クリームなどに配合しやすいように、テトラヘキシルデカン酸を結合させた
「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)」

・油溶性の浸透性を持たせながら、化粧水等の水溶液にも配合を可能にするために、リン酸とパルミチン酸を結合させた
「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)」

・ビタミンC独特のつっぱり感を押さえるために、保湿成分のグリセリンを結合させた
「グリセリルアスコルビン酸(VC2G)」

など、その用途によって様々なビタミンC誘導体が存在します。
誘導体は、結合させる成分によって浸透スピードや切り離しに必要な酵素の種類や数が違うため、効果を発揮するまでの時間や、効率が変わっています。
弊社のイオン導入用化粧水に使用しております誘導体は、イオン導入に最適で、体内でビタミンCに戻るスピードの早い

「アスコルビルリン酸Na」「リン酸アスコルビルMg」

の2種類の「リン酸型」ビタミンC誘導体を主に配合しています。

化粧品や医薬品の新成分開発や研究も日進月歩

スキンロジカルでも新しいビタミンC誘導体の可能性を、安全性を第一に効果、そしてイオン導入との相性などを検討して、新商品やリニューアル商品に役立てて行きたいと思っています


アミノ酸とリン酸型ビタミンCが2種類高濃度に配合された専用化粧水付き

電気の力で美容成分を効率よく肌へ届けるイオン導入器
ブロードイオン トライアルセット

保湿成分であり、コラーゲンの原料になるアミノ酸と、その産生の助けとなるビタミンCを配合した、売り上げNo.1のイオン導入専用化粧水「スキンロジカル アミノシーローション」にコインマスクがついているので、届いたその日からイオン導入ケアデビュー!