ビタミンCの酸化と冷蔵保存

Last Updated on 2021年9月29日 by スキンロジカル スタッフ

こんにちは、スキンロジカルの田中です。

日本列島は連日の猛暑です。(かと思えば台風で大変な雨風の地域も・・・)

 

紫外線が最高潮のこの季節、スキンロジカルシリーズで人気の商品が【ビタミンC誘導体】配合の商品です。

一番濃度の高い【スキンロジカル Cエッセンス】、そのほか【アミノシーローション】【VCローション】にも

ビタミンC誘導体を高濃度で配合しているたため、大変人気があります。

周知のとおり、ビタミンCは非常にデリケートな成分です。そのうえ、スキンロジカルシリーズでは酸化防止剤や防腐剤は一切使用していないので、できるだけ早めにお使いいただくこと、冷蔵で保管して頂くことをお勧めしています。

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??? 冷蔵保存推奨なのに、どうして常温で配送するの ???
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このようなご質問をお客さまから頂戴したことがあります。

それは、このような理由からです。
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【アミノシーローション】や【VCローション】は、1ヶ月程度の期間であれば常温(室温)で保管していても、
品質の変化はほとんどありません。本来は、ご購入から1ヶ月くらいで使い切っていただければ(直射日光や高温の場所に置かれていない場合)冷蔵保管の必要もありません。

冷蔵保管を推奨しているのは、長期保管(1ヶ月以上)の場合、保管場所の環境により品質 (主としてビタミンC)の変化が始まり始め、次第にそのスピードが早くなるためです。

また、肉や魚のような生鮮食品などの様に、温度を冷たく保ち、“冷やす”ことが、冷蔵保存の目的ではありません。本来は、“温度を低温一定に保つ”ことがビタミンC安定のために重要なことなのです。ですから、余り冷えすぎてもいけませんが、冷蔵庫であれば温度はほぼ一定です。日本は、四季により温度変化が激しく、空調や日照によっても温度が変化しやすいため、冷蔵庫保管がよりbetterであるといえます。たとえば、地下にひんやりとした食品貯蔵庫などがあれば、それもまた適切な保管場所なのです。

<ビタミンC誘導体の変化について>

ビタミンC誘導体は、温度の“変化”、空気に触れる、光に当るなどにより成分が変化します。

変化の具体的な状態は、褐変(色が次第に黄色く変化する)、ビタミンCの析出(成分が結晶化される、沈殿する)、 臭いの発生(ビタミンC特有の甘いような臭いが強くなる)などです。このような状態が著しく進んだ場合は、 成分の効果は弱くなっているともに、酸化によりお肌に刺激を与える可能性があります。

0730_2ヶ月目ボトル酸化し、褐変したアミノシーローション

【VCローション】や【アミノシーローション】は、通常便でお届けしていますが、特に濃度の高い【Cエッセンス】は夏季は冷蔵便でお届けしています。

 


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