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ヒンヤリ「氷」でスキンケアと化粧崩れ対策を

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

さて、先日テレビを見ていたところ、皮膚科医の方が「氷」を使ったスキンケアを紹介していました。

このスキンケアは、これから本格的な夏に向けて大きな悩みの一つである「化粧崩れ」に対して有効なのだそうです。

ファンデーションや口紅はじめとしたほとんどのメークアップ化粧品には、含まれる色を均一に分散させたり、化粧ノリを良くしたり、様々な目的でベース成分に油性成分を使用しています。

しかし、夏は暑く毛穴が開きます。
毛穴が開くと皮脂がより多く分泌されます。
分泌された皮脂は、化粧品に含まれた油性成分と混ざりあうと、ゆるくなり溶けだします

つまり、化粧をオイルクレンジングで溶かし落とすのと同じ状態が肌の上で起こります。これが「化粧崩れ」です。

この化粧崩れには、
・崩れにくい成分を配合した化粧品の使用
・油とり紙などでの対処
・マメな化粧直し

など様々な対策がありますが、氷ケアはその名前の通り、氷でこの皮脂分泌の原因となる開いた毛穴を冷やして引き締めることで化粧崩れを起こりにくくするというものです。

■ 氷ケアに必要なもの

・氷(2~3個)
・ポリ袋
・木綿のハンカチ

■ 氷ケアの方法(1日2回 朝・夜洗顔後が良い)

1.クレンジングと洗顔でメークや汚れを落とす

2.ポリ袋に氷を入れてハンカチでくるみ、1か所2~3秒を目安に顔を冷やす
※全顔で2~3分、首や腕は1か所5秒程度

これだけです。

  ●  ご注意 ●

・肌への刺激となるため、必ず氷を入れた袋を布でくるむ

・冷たさを感じられずトラブルの原因となるため、顔面に神経障害がある場合は行わない

・ケアにより閉まった毛穴にメイクや汚れが詰まりやすくなるため、メークや汚れはケア前に必ず落とす

・肌への刺激によるシミやシワの原因となるので、袋でマッサージをしたり肌上を滑らせたりせず、一か所一か所肌へ優しく乗せるようにケアをする

実験ではこの氷ケアの後、2時間後には毛穴が小さくなっており、皮脂量は通常より3%も少なくなっていました。

さらに、夏はクーラーなどで乾燥した環境にプラスして、外と室内の気温差が大きい季節でもあります。
一般的に5度以上の急激な気温変化は自律神経へのストレスとなり、肌表面の毛細血管の血流が悪くなる原因となります。

これにより、新しい肌を作り出す細胞に血液からの養分が行き渡りにくくなり、正常なターンオーバーができなくなることで、バリア機能の低下による肌の乾燥や、かさつき、くすみの原因となります。

そんなときも、氷ケアで肌を冷やすことで、肌表面の毛細血管の血行を促進して肌細胞を活性化させ、ターンオーバーを正常化することができるそうです。

また、日焼けをした後も氷ケアをすることで、蓄積した熱による刺激からのメラニン生成を防ぐことができ、過剰なメラニン生成によるシミなどの対策にもなります。

ちなみに、氷でケアするのと同様にビタミンCは皮脂分泌量を調整する優れた効果を持っていますので、ビタミンCのイオン導入ケアに氷ケアをプラスすることでより一層効果が高まります。
氷ケアが面倒な場合は、冷蔵保存しているビタミンCのイオン導入化粧水や美容液イオン導入を行っても似たような効果が期待できます。

朝のメイク前にビタミンCをイオン導入することで、その後の化粧崩れが少なくなるとの話もあるので、化粧崩れにお悩みの方はお化粧前にこの時期ヒンヤリと気持ちのいい氷ケアとあわせてビタミン Cのイオン導入を試してみてはいかがでしょうか?

※ビタミンCを導入した後は、乳液やクリーム、ファンデーションの成分との相性により「モロモロ」が出やすい場合がありますので、少し時間を置くか、肌の上でファンデーションなど滑らせず、のせるように使うと出にくくなります。

 

美白

トラネキサム酸は肝斑だけ?

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

前回のブログでは、トラネキサム酸「抗シワ」作用があるようだという研究発表のお話をいたしました

トラネキサム酸に新しい美容効果が?

その発表会の際にトラネキサム酸に関するもう一つの作用に関する発表がありました。

まず、トラネキサム酸は、シミやその中でも特に同じ部分(頬上部)に対する継続的な炎症が原因といわれている肝斑に効果がある成分として知られており、皮膚科でも飲み薬としても処方されています

紫外線の刺激女性ホルモンなどの影響で肌がストレスを受けると、プラスミンプロスタグランジンといった刺激を伝達する物質を作ります。
この伝達物質は、メラノサイト(メラニンを作り出す細胞)に対して働きかけ、その情報を受けたメラノサイトはメラニンを作り出します。

メラニンは、その黒い色によって「肌のサングラス」となって紫外線が届くことを防ぎます。
それにより、肌細胞の破壊や癌化、活性酸素の発生などから守る重要な役割を持っていますが、反面、本来肌のターンオーバーで排出されるはずの役割を終えたメラニンが残ってしまったり、過剰生成により肌の基底部分に残ったままになると、シミやくすみといった肌悩みの原因ともなります。

また、女性ホルモンやストレスによる肌の炎症は、持続的にこのような伝達物質の生成を促してしまうため、同じ場所にできる肝斑の原因になるとも言われています。

そのようなシミや肝斑に対してトラネキサム酸は、メラニンの還元などによる美白ではなく、炎症を抑える作用とメラニンを作り出す指令をカットする作用で、シミの原因となるメラニンを過剰に作らせないという特徴を持っています。

そして今回、メラノサイト内でのメラニンの生成過程にトラネキサム酸の働きかけがあることが新たに発表されました

前述のようにメラニンを作り出すメラノサイトは、伝達物質からの指令を受けると、細胞から木の枝のような突起(樹状細胞)を作り出します

メラノサイトの中央で作られたメラニン突起の先端に運ばれて行き、そこから肌表面の角化細胞へ渡されます。

トラネキサム酸は、この生産されたメラニンが突起の先端に行くのを防ぎ、メラノサイトの中央に集めますこれにより、過剰なメラニンが肌へ放出される
ことを防ぎます。

このようにトラネキサム酸は、シミの元となるメラニンをそれ以上作らせない、そして表舞台に出さずメラノサイト内に留めるといったビタミンCなどとは違った作用を持っています。

「トラネキサム酸は肝斑だけ」と思われがちですが、このような研究結果からも新たな効果を持つ美容成分として注目されるかもしれません。

 

トラネキサム酸パウダー

乳酸発酵の「阿波晩茶」でキレイになる!

こんにちは、スキンロジカルの田中です。

最近、凝って毎日飲んでいるお茶がありますので、今日はそれをご紹介したいと思います。

美容はもちろん、健康にも良いお茶、それが「阿波番茶」です。

阿波踊りの阿波、徳島県で生産されているお茶で、大変珍しい乳酸発酵させてあります。何年か前に、TVで紹介されたこともあり、その時は売れきれ続出したそうです。発酵させるという、製造に手間がかかるお茶ですから、そんなに大量には製造していないのでしょう。

遅めの時期に摘んだ、成長した茶葉(それで“晩”茶のネーミングです ×番茶)を釜茹でした後、十分にもんでから、樽で10日~3週間漬け込み乳酸発酵させ、それを乾燥させたもの。

乳酸発酵の工程が手がかかってるのですね!

私は、最近伺った茶寮でこれを頂きまして、とても爽やかで飲みやすく、身体にもよいということなので、お取り寄せしました。

それがこちら↓

黄金の袋入り! お値段は・・・結構します。。。

茶葉タイプの商品が多いのですが、始末に難儀するので、ティーバッグタイプのものにました。便利で、オフィスでも作っています。

作り方は、とっても簡単。煮出してもいいのですが、面倒なことはしなくても、80℃のお湯を注いで急須で3分ほど抽出するだけ。(200mLに対して1袋)

 

すると、きれいな黄金色のお茶が抽出できます。

お味は、酸味を感じる爽やかさです。少し、生薬のような香りがしますが気にならず、逆に体良さそうなイメージが湧いてきます。これからの季節は、冷たくして飲むにも合いそうです。

阿波晩茶の効能は、やはり乳酸発酵させているということで、★腸内環境を整えてくれる★ことでしょう。

私は、もう20年以上〇秘でお通じがよくないのですが、これを飲み始めてからとても快適です。

腸内環境が良くなれば、肌にもいいこと間違いなしですから、吹き出物などのお悩みにも効果的ですね。

また整腸作用の他に、血糖値の抑制★★アレルギー症状の緩和の効果も。

暑い時期は、ついついシュワワとした炭酸や、飲みやすいスポーツドリンクなどを多くとってしまいがちですが、アンチエイジングを志す女性は美味しくて効果も期待できるお茶が最適だと思います。ぜひ、一度お試しください。

 

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トラネキサム酸に新しい美容効果が?

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。
先日、横浜で開催されておりましたCITE(化粧品産業技術展)に行ってまいりました。

新型の安定型ビタミンCやフィチン酸と相性の良いアンチエイジング原料など、見る点の多い展示会でしたが、今回一番気になっていたのが「トラネキサム酸」の新しい知見についてでした。

従来、トラネキサム酸は「美白」特に「肝斑」に対して効果があり医薬部外品の成分として承認されています。
また、それ以外にも肌荒れや炎症にも効果があることが知られていました。

さらに、そのトラネキサム酸に今回「光老化」に対する改善効果があることが
実験によってわかったとの技術発表がありました。

最近はメジャーになってきた「光老化」名前の通り、紫外線・・・とくに波長の長いUVAにより、肌に存在する線維性のタンパク質であるコラーゲエラスチンといったハリを保つために必要な組織が破壊され、それによって肌表面には深いシワといった「老化現象」となって現れるものです

最近では、肌の老化現象のうち、80%が光老化によるものとされているくらい、エイジングケアにとって光老化は重要なキーワードの一つとなっています。

その「光老化」の対策としては、

・紫外線を必要以上に浴びない
・日焼け止めの使用
・日傘の使用
・抗酸化成分であるビタミンCやビタミンEなどでのケア

がありますが、その中に「トラネキサム酸」によるケアがプラスされるようになるかもしれません。

「トラネキサム酸」による「光老化」へのアプローチは壊されたコラーゲンエラスチンといった「線維細胞を修復する」ことにあります。
繊維細胞を修復することで、肌のシワを改善に導くことができるそうです。

さらに「トラネキサム酸」は、従来皮膚上部で美白の効果を発揮するといわれてきましたが、今回、肌の深部上層でも「メラニンの」抑制効果認められたそうです。

「肝斑・美白・抗炎症」にプラスして新しく「光老化」に対する効果が期待できるようになった「トラネキサム酸」

ちなみに実験ではトラネキサム酸を2%濃度以下で行っており、一般的なトラネキサム酸配合の医薬部外品扱いの化粧品であれば効果は望めそうです。

まだ皮膚モデルでの研究結果で臨床はこの先となりますが、さらに研究が進むことで、有用な「光老化」対策成分として、トラネキサム酸に注目が集まる可能性があるかもしれません。

トラネキサム酸はイオン導入で

トラネキサム酸と肝斑

ニキビが気になる時に保湿は必要?

こんにちは、スキンロジカルスタッフです

先週末はちょっと運動すると汗ばむくらいの陽気だったのに、真冬に逆戻りしていますが、皆様お風邪などひいてないでしょうか?

さて、スキンケアの中でも、保湿は大変重要なケアです。
肌の保湿が足りてない状態が続くと、角質はさらに水分を保持しにくくなり、バリア機能はどんどん低下していきます。
また、ニキビなどができやすい方はクリームなどで保湿することをためらいがちですが、正しく肌の保湿がされていないとバリア機能を補おうとして角質保護成分を分裂させ角質層と表皮を硬くしようとします。

しかしその過程で分裂した保護成分が正しく角質層や表皮に生成されないと、バリア機能が復活しないばかりか、古い角質がはがれにくくなり結果として毛穴が詰まりやすくなります。

毛穴が詰まると知ってのとおり、ニキビの原因菌とされるアクネ桿菌増え酵素を出すことで、結果として炎症を伴ったニキビに発達します。

また、過剰な消毒や洗浄は過度に皮膚の水分を奪い、バリア機能の低下を招くため、肌の角質化 毛穴の詰まり ニキビ発生の悪循環を起こしてしまいます。

肌機能を正常に保つには「肌の保湿」はカナリ重要なケアなんです