美容成分」カテゴリーアーカイブ

肝斑が薄くなった!?内服ケアとスキンケアのW効果

こんにちは、スキンロジカルです。

春の明るい陽射し、明るい雰囲気、ファッションやヘアカラー、メイクも明るく透き通るような色が巷にあふれるようになると、素肌も色ムラなく白く透明感が欲しくなります。

そこで、春になると美容業界で一斉に起こるのが「美白ブーム」です。

今回のブログでは、シミやくすみなど肌の色ムラをなくしメイク映えする白く、透明感のある肌になりたい方向けのちょっとした情報を、著者であるスタッフの実体験とともにお伝えします。

 

シミや肝斑が薄くなった!?コンシーラーが不要に

これまで、メイクではいつもコンシーラーで頬あたりのシミや肝斑をせっせとカバーしていたのですが、最近はコンシーラーを塗ろうとすると「え~っと、どこに塗ろうかな??」という感じになってきました。

以前に比べて、シミや肝斑が気になってカバーするところが圧倒的に少なくなったことに気づきました。色ムラが随分と薄くなったのです。

いつの間にかコンシーラーを使わなくても、ファンデーションだけでも充分にカバーができるようになっていました。

 

シミ予防は内服薬も効果的

なぜ色ムラが気にならなくなったのか?思い当たる節がありました。

4ヶ月ほど前からスキンケアと同時進行で、トラネキサム酸を内服もするようになったことです。

美容クリニックへ行ったときに「シミや肝斑にはトラネキサム酸が有効、内服も継続的に行うと尚可。予防のためにもおすすめ」と医師からアドバイスされて、飲み始めたのが昨年の10月頃でしたから、それから4ヶ月。内服の効果が現れてきたようです。

薬もスキンケアと同じで、肌状態の改善のためには数ヶ月単位で継続して内服することが必要です。4ヶ月内服し続けてようやく、”継続”の効果に気づきました。

 

便利なオンライン診察

 

内服することでシミや肝斑を薄くできるトラネキサム酸ですが、医師の処方が必要な薬です。

継続して内服し続けるには、毎月病院へ行って診察を受け調剤薬局で薬を購入するのも手間がかかってしまいます。

けれども最近は、便利に利用できる「オンライン診察」のシステムがあります。このシステムを利用すれば、自宅にいながら希望する時間に医師の診察を受けることができ、通信販売でトラネキサム酸の薬も購入できます。美容クリニックなどが運営しているオンライン診療では、診察料が無料のところもあり、便利で手軽に薬が入手できるので薬を切らすことなく継続的な内服がしやすくなっています。

 

内からと外からのケアで早く効果を実感!

トラネキサム酸は内服は有効ですが、だからといってスキンケアをおろそかにすることはできません。

美白成分が配合されたスキンケアでメラニンの産生を抑え、日焼け止めを一年中使用して紫外線の影響を受けないようにする外からのケアとガードも、美肌をキープするためには大切です。

美しい肌のためには、内からと外からアプローチすることで確実な効果をより早く感じることができます。

↓水や化粧水に溶かして、イオン導入やスキンケアに使えるトラネキサム酸の化粧品原料パウダー↓

 

 

 

 

フェノキシエタノールはアルコールではない?

「2月22日」は「猫の日」ですね

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。
2月に入ってから寒い日が続いていますが、日も長くなり春の近づきも感じる日々ですね。

さて、当店の一部商品でも使われている「フェノキシエタノール」
名前に「エタノール」と入っているため、まれにお客様から「アルコールが入っているのですか」とご質問を受けることがあります。

エタノールつまりエチルアルコールは、一般的に言われている「アルコール」のことです。
殺菌消毒や汚れ落としなどに使われていますし、お酒のアルコールもこの「エタノール」です。

化粧品においてこのエタノールは、製品の防腐や成分の抽出、また清涼感があることからさっぱりと使いたい化粧水類やメンズ化粧品などに使用されています。

しかし、注射を打つ前の消毒の際に「アルコールは大丈夫ですか?」と聞かれるように、エタノールに弱いことは肌が赤くなったりする成分でもあります。
そのためそのようなアレルギー反応があるお客様は前述のように「アルコールが入っているのですか」という質問を受けるのです。

また、アルコール特有の「スッ」とする清涼感は、アルコールが蒸発する際に一緒に肌の水分を奪うことで起きる「気化熱」によるものです。
つまり、アルコールが含まれることで肌の水分が奪われやすくなるということにもなります。

では「フェノキシエタノール」はなぜ「エタノール」と違い、アルコールが使用できない肌でも使用できるのかというと、分子構造で比べてみると「エタノール」と同じような形をしながらも、一部違う部分があるためで、この一部が違うことにより成分としては全く別の働きをするのです。

つまりタイトル通り「フェノキシエタノール」は「(一般的な)アルコール(エタノール)」ではないわけです。

フェノキシエタノールは、玉露や綿花などにも含まれる成分でもあり一般的な防腐剤の「パラベン」に比べて、刺激が少なくパラベンにアレルギーがある肌でも使用できるため、化粧品の品質を保持する成分として配合されています。

「アルコール」にアレルギーなどがあって、成分に不安がある方でも「フェノキシエタノール」は問題なくお使いいただける成分ですので、ぜひ覚えておいてくださいね。


 

ビタミンCとコラーゲン

 

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

早速ですが、ビタミンCの美容効果と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?

たぶん多くの方は「美白」かと思います。

ご存知の通りビタミンCには美容効果が多くありますが、今回はその中でもコラーゲンとビタミンCにスポットを当ててみたいと思います。

肌のコラーゲンは建物の骨組みのようなもので、これがしっかりと存在していることで肌にハリや弾力をもたせる大変重要な働きをしています。

年齢を重ねるとコラーゲンの生成は衰え、紫外線や活性酸素の影響でもろくなります。さらにコラーゲン分解酵素によりコラーゲンが少なくなると、肌の弾力は衰えシワやたるみといった原因となります。

このように肌を若々しく保つために重要なコラーゲンの生成にはビタミンCを欠かす事はできません。
特に肌の深部の基底層に存在する特殊なコラーゲンであるIV型コラーゲンを作り出す細胞にビタミンCを添加すると、添加しないものに比べて2倍のコラーゲンを作り出す事がわかっています。
さらにはコラーゲンを分解する酵素が、ビタミンCにより減ることもわかりました。

「増える」+「減らない」の相乗効果が得られるビタミンCはコラーゲンを作り出し維持する上でとても重要な成分であるといえます。

その他にもコラーゲンの骨組みの隙間には、ヒアルロン酸を始めとしたムコ多糖体が存在することで肌の水分保持と弾力をもたせる働きをしますが、一部のムコ多糖体の産生にもビタミンCが関わっています。

ビタミンCは「美白」以外にも様々な美容効果がある万能成分です。

ビタミンCを浸透しやすくかつ安定化させた水溶性のビタミンC誘導体は、イオン導入することで肌を支えるIV型コラーゲンが存在する基底層まで届けることができ、より多くのムコ多糖体の産生を促すことができます。

ビタミンCを最大限に活かすためには、塗るだけでなくイオン導入を是非おすすめします。

 


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 イオン導入は美容だけ?

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

早速ですが、「イオン導入」=「美容」というくらいに定番の美容法になりましたが、実は美容以外での医療でもイオン導入が利用されていることをご存知ですか?

美容でのイオン導入は、-(マイナス)または+(プラス)の電気に反発する電気を帯びた分子サイズの小さな美容成分を、肌に浸透させる美容法です。

医療で利用されているイオン導入もこの原理を利用しています。

例えば、関節や筋肉の痛み止めを浸透させるために使われることがありますが、これはただ塗るだけよりもより早く多く深部まで痛み止めを届ける事ができることができるためです。



また、飲み薬も使用されますが、飲み薬は消化→吸収という流れで薬の成分が体に吸収され成分が患部に届いて効果を発揮します。しかし、吸収された成分は全身をめぐるため患部以外の部分には副作用が発生するリスクがあります。また、基本的に体内の代謝を受けるため、到達部位に至るまでに成分が弱まることは避けられません。当然弱まる成分の分量を多くすると副作用のリスクが高まり、価格も上がります。

局所的に使用する場合、注射も使用されますが、肌を痛めたり神経や筋肉を傷つけるというリスクもあります。

このことから、イオン導入は直接必要な部分に成分を効率的に届けることのできる手法として使用されています。

歯科医療でも昔から歯の根元の消毒をする「根管治療」で利用されています。

歯の根元にある神経や血管は歯髄と呼ばれ、虫歯の原因菌によりこの部分が炎症を起こしたり膿が溜まった状態になると、ズキズキ痛む・歯が抜ける・顎の骨が溶けるといった状態になります。

これを治すには歯髄の原因菌を殺菌する必要がありますが、歯髄は細い管のようになっていて、奥まで薬を塗ることが難しい上、菌が残っていると再発しやすい問題があります。
そこで、物理的に薬を塗ることが難しい部分はイオン導入で薬を浸透させることで、歯髄の隅々まで殺菌する方法が使われています。

その他にも「フッ素」をイオン導入することも行われています。フッ素は歯を丈夫にして虫歯になりにくくするために歯の表面に塗布しますが、イオン導入により浸透させることで効果を出すことができます。

このように、イオン導入の利点はそのままに医療でも活用されていることからも、安全性や効果が医療で実証されているとも言えます。


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ビタミンCと紫外線対策

こんにちは、スキンロジカルスタッフです

今回は「紫外線対策とビタミンC」についてのお話です。

紫外線を浴びた肌は、肌を紫外線から守るためメラニンの生成が進み黒くなり、一部はシミの原因となることはよく知られています。
そのケアには「ビタミンC」を配合した化粧品が良いことも知られています。

では紫外線を浴びる「前」にビタミンCでプレケアするのは意味があるのでしょうか。

答えは・・・

あります

紫外線の影響で肌が黒くなったり、シミの原因となったりするのは、肌の基底層に存在する「メラノサイト」で作られる「メラニン」であることはご存じだと思います。

紫外線(主にUVB)や炎症による刺激を受けると、メラノサイト内ではアミノ酸の一種である「チロシン」から様々な過程を経てメラニンに変化して肌細胞へ移動していきます。

このチロシンからメラニンへの変化は主に「酸化反応」によって行われます。
酸化反応は酸素による反応なので、抗酸化成分の「ビタミンC」をメラノサイトのある基底層に先に送り込んでおくことで、酸化を防ぎ、チロシンがメラニンに変化しないように働きかけることができるのです。

このように日焼けやシミの予防にも強い味方となるビタミンCですが、「ピュアビタミンC」・・・つまり果物や野菜などに含まれるビタミンCは空気中の酸素や紫外線によってすぐに酸化されて、酸化型ビタミンC(デヒドロアスコルビン酸)となります。
こうなるとビタミンC本来の抗酸化力を発揮することができません。

また、高濃度でピュアビタミンCを肌に塗った状態で、夏の強い紫外線にあたるとビタミンCは急激に分解し強力な活性酸素となる場合があります。こうなると逆にメラニンの発生の促進をはじめ、コラーゲンなどを破壊して肌老化を加速したり、肌トラブルの元となる過酸化脂質を増やしたりしてしまいます。

これを防ぎビタミンCの力を享受するためには、ピュアビタミンCではなく、「プロビタミンC」をケアに用いる方法があります。

プロビタミンCはプロフェッショナルなビタミンCという意味ではなく、「ビタミンC誘導体」とも呼ばれ、利点でもあり欠点でもある酸化しやすいピュアビタミンCに別の成分を合成することで、酸化しにくい性質をもたせ安定性を増したビタミンCのことです。

酸化しにくくすると利点が消えてしまいますが、肌に浸透したプロビタミンCは肌内に存在する酵素によって合成した成分(リン)が外れ、元のビタミンCの力が発揮されます。
※安定性を増す以外にも、別の性質(水溶性→油溶性など)を持たせるように合成したものもプロビタミンCと言いますが、ここではピュアビタミンCに対して安定度を高めた「リン酸型ビタミンC等」を表します。

プロビタミンCは酸化に強くなることと合わせて紫外線による急激な分解が起こりにくいため、そのままメラノサイトが存在する肌の深い部分(基底層)まで浸透していきます。
浸透したプロビタミンCはここでピュアビタミンCに変換されますが、この部分まで特性上UVBは届かないためビタミンCが急激に分解されることはなく、抗酸化力を十分に発揮することができます。

またピュアビタミンCはそのまま肌に塗っても肌には浸透しにくく、前述のとおり非常に酸化されやすい成分なので、肌の深い部分まで抗酸化力を持ったまま存在することは難しい成分です。

それに比べて、リン酸型ビタミンC誘導体は、ピュアビタミンCに比べて浸透しやすいうえ、イオン導入ができる成分でもあります。

イオン導入すると肌のより深くまで、素早く大量に成分を送ることができるため、日焼けの前後どちらも有効なケア方法です。

その他にもビタミンCには皮脂を抑える効果もあるため、プレケアとしての紫外線対策以外にも夏の化粧崩れ対策にも有用な成分でもあります。

もちろん、ビタミンCでプレケアをしたとしても、必ずしっかりとしたUV対策は必要です。
夏の強力な紫外線と暑さの対策に、日傘やUVクリームなどと合わせて、「プロビタミンC」での「イオン導入」も取り入れてみてください。


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