美容成分」カテゴリーアーカイブ

ビタミンCの「乾燥感」

こんにちは、スキンロジカルスタッフです

ビタミンCは、イオン導入ととても相性の良い美容の万能成分ですが、お使いになる肌によって使用後に「乾燥」を感じられる方がいらっしゃいます。

ビタミンCには、抗酸化・抗炎症・コラーゲンの生成促進・メラニンの抑制・メラニンの還元などなど・・・と、この後20個くらい「など」が続くほど、体や美容に重要な成分です。

その効果の中に「皮脂抑制」の効果があります。特に水溶性ビタミンC誘導体はその作用が強いため、脂性肌、テカリ、化粧崩れにお悩みの方にはとても相性の良い成分です。
しかし、逆に使用後に肌の乾燥や突っ張りを感じることがあることもあります。
こんな場合は、ビタミンCをイオン導入した後に保湿をしてあげると、ビタミンCの様々な美容作用を受けながら、ツッパリ感や乾燥感を低減することができます。

また、アミノシーローションやPCローションは、ビタミンCは高配合のまま、他の保湿成分を配合することで使用後の乾燥感が無いように調整されています。

アミノシーローション・・・各種アミノ酸
PCローション・・・プラセンタ

ビタミンCのイオン導入はやってみたいけど、乾燥するからちょっと…という方は、イオン導入の後に、手持ちの乳液やクリームで保湿してみてください。
イオン導入の後であれば、どのような美容アイテムを使用しても問題ありません。
また、根本からの保湿も視野に入れるのであれば、保湿成分の入ったアミノシーローションやPCローションを検討してみてください。


イオン導入後の保湿には、今ならこれがおすすめ

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トラネキサム酸はイオン導入で

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

さて、今回は「のどの痛みに効く」系のお高い風邪薬や、口内炎の市販薬にも多く配合されている「トラネキサム酸」のお話です。

ところで、皆様はトラネキサム酸を配合した薬や化粧品を使ったことがありますか?

病院では、痛みの緩和などを目的とした抗炎症剤としてや、皮膚疾患・・・とくに肝斑の治療薬として処方されています。
※肝斑とは、左右の目の下に現れる左右対称のうすぼんやりとした影のようなシミです。

また、薬用化粧品(医薬部外品)の抗炎症・美白成分として大手化粧品会社の美白系化粧水や美容液をはじめ、市販薬や歯磨き粉にも配合されているので、使ったことがある方や、目にしたことが ある方も多いかと 思います

このトラネキサム酸が、他の美白成分と比べて特徴的な作用があります。
それは、いつも同じ場所にできてしまうシミに期待ができるところにあります。

この持続するタイプのシミは、肌で気づかない程度の微弱な炎症がその場所で継続的に起こっていることにあります。
その結果、刺激によってシミの元となるメラニンを継続的に作り出しています。

つまり、湧き水のように下から新しいシミが作られ続けることで、炎症の起こっている場所に常にシミが残っているような状態となります。

トラネキサム酸は刺激の元になる炎症を鎮め、さらに、メラニンを作る細胞の勢いを抑えることができる成分なので、このような頑固なシミ、また肝斑に有効といわれています。

そんな有用な成分であるトラネキサム酸は、内服や肌へ塗布する以外に、イオン導入が可能な美容成分でもあります。
トラネキサム酸は、人工的に合成された成分ですがアミノ酸の一種で、他のアミノ酸同様、分子サイズが小さく、水溶性でありイオン化します。
皆様ご存知の通り、当然、単純な肌への塗布に比べてもイオン導入することで浸透がよくなる結果も出ています。

しかし、トラネキサム酸を配合した市販の化粧水や美容液は、一般的に防腐剤・香料等のイオン導入には向いていない成分が配合されているため、一部の専用商品を除き、外用には単純塗布しか方法がありませんでした。

スキンロジカルでは、このトラネキサム酸をイオン導入などでもお客様ご自身でお試しいただける、手作り化粧品の化粧品原料として販売をしております。

原料はトラネキサム酸100%で水に溶けやすいため、水や当店のイオン導入ローションや美容液に容易に混ぜることができ、化粧水や美容液、イオン導入液として利用することができます。

なお、イオン導入する場合は、製品特性上「リファインローション」ではご利用いただけません。(化粧水としてはご利用いただけます)
水分を含んだ乳液・ジェル・クリームにも混ぜることができます。
※混ざりにくい場合がありますので、少しずつ混ぜてください。
濃度が高いと肌が赤くなる場合があるので、2~4%を目安に肌に合わせて濃度を調整してご利用ください。

「良薬は口に苦し」ビタミンCと同じく濃度が高ければ効果は高いですが、刺激もでてきます。ご利用の際は気を付けてご使用ください。

「トラネキサム酸」のイオン導入に興味を持たれましたらぜひ試してみてください

美白

トラネキサム酸は肝斑だけ?

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

前回のブログでは、トラネキサム酸「抗シワ」作用があるようだという研究発表のお話をいたしました

トラネキサム酸に新しい美容効果が?

その発表会の際にトラネキサム酸に関するもう一つの作用に関する発表がありました。

まず、トラネキサム酸は、シミやその中でも特に同じ部分(頬上部)に対する継続的な炎症が原因といわれている肝斑に効果がある成分として知られており、皮膚科でも飲み薬としても処方されています

紫外線の刺激女性ホルモンなどの影響で肌がストレスを受けると、プラスミンプロスタグランジンといった刺激を伝達する物質を作ります。
この伝達物質は、メラノサイト(メラニンを作り出す細胞)に対して働きかけ、その情報を受けたメラノサイトはメラニンを作り出します。

メラニンは、その黒い色によって「肌のサングラス」となって紫外線が届くことを防ぎます。
それにより、肌細胞の破壊や癌化、活性酸素の発生などから守る重要な役割を持っていますが、反面、本来肌のターンオーバーで排出されるはずの役割を終えたメラニンが残ってしまったり、過剰生成により肌の基底部分に残ったままになると、シミやくすみといった肌悩みの原因ともなります。

また、女性ホルモンやストレスによる肌の炎症は、持続的にこのような伝達物質の生成を促してしまうため、同じ場所にできる肝斑の原因になるとも言われています。

そのようなシミや肝斑に対してトラネキサム酸は、メラニンの還元などによる美白ではなく、炎症を抑える作用とメラニンを作り出す指令をカットする作用で、シミの原因となるメラニンを過剰に作らせないという特徴を持っています。

そして今回、メラノサイト内でのメラニンの生成過程にトラネキサム酸の働きかけがあることが新たに発表されました

前述のようにメラニンを作り出すメラノサイトは、伝達物質からの指令を受けると、細胞から木の枝のような突起(樹状細胞)を作り出します

メラノサイトの中央で作られたメラニン突起の先端に運ばれて行き、そこから肌表面の角化細胞へ渡されます。

トラネキサム酸は、この生産されたメラニンが突起の先端に行くのを防ぎ、メラノサイトの中央に集めますこれにより、過剰なメラニンが肌へ放出される
ことを防ぎます。

このようにトラネキサム酸は、シミの元となるメラニンをそれ以上作らせない、そして表舞台に出さずメラノサイト内に留めるといったビタミンCなどとは違った作用を持っています。

「トラネキサム酸は肝斑だけ」と思われがちですが、このような研究結果からも新たな効果を持つ美容成分として注目されるかもしれません。

 

トラネキサム酸パウダー

トラネキサム酸に新しい美容効果が?

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。
先日、横浜で開催されておりましたCITE(化粧品産業技術展)に行ってまいりました。

新型の安定型ビタミンCやフィチン酸と相性の良いアンチエイジング原料など、見る点の多い展示会でしたが、今回一番気になっていたのが「トラネキサム酸」の新しい知見についてでした。

従来、トラネキサム酸は「美白」特に「肝斑」に対して効果があり医薬部外品の成分として承認されています。
また、それ以外にも肌荒れや炎症にも効果があることが知られていました。

さらに、そのトラネキサム酸に今回「光老化」に対する改善効果があることが
実験によってわかったとの技術発表がありました。

最近はメジャーになってきた「光老化」名前の通り、紫外線・・・とくに波長の長いUVAにより、肌に存在する線維性のタンパク質であるコラーゲエラスチンといったハリを保つために必要な組織が破壊され、それによって肌表面には深いシワといった「老化現象」となって現れるものです

最近では、肌の老化現象のうち、80%が光老化によるものとされているくらい、エイジングケアにとって光老化は重要なキーワードの一つとなっています。

その「光老化」の対策としては、

・紫外線を必要以上に浴びない
・日焼け止めの使用
・日傘の使用
・抗酸化成分であるビタミンCやビタミンEなどでのケア

がありますが、その中に「トラネキサム酸」によるケアがプラスされるようになるかもしれません。

「トラネキサム酸」による「光老化」へのアプローチは壊されたコラーゲンエラスチンといった「線維細胞を修復する」ことにあります。
繊維細胞を修復することで、肌のシワを改善に導くことができるそうです。

さらに「トラネキサム酸」は、従来皮膚上部で美白の効果を発揮するといわれてきましたが、今回、肌の深部上層でも「メラニンの」抑制効果認められたそうです。

「肝斑・美白・抗炎症」にプラスして新しく「光老化」に対する効果が期待できるようになった「トラネキサム酸」

ちなみに実験ではトラネキサム酸を2%濃度以下で行っており、一般的なトラネキサム酸配合の医薬部外品扱いの化粧品であれば効果は望めそうです。

まだ皮膚モデルでの研究結果で臨床はこの先となりますが、さらに研究が進むことで、有用な「光老化」対策成分として、トラネキサム酸に注目が集まる可能性があるかもしれません。

トラネキサム酸はイオン導入で

トラネキサム酸と肝斑

トラネキサム酸はイオン導入で

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

さて、今回は「のどの痛みに効く」系のお高い風邪薬や、口内炎の市販薬にも多く配合されている「トラネキサム酸」の お話です。

ところで、皆様はトラネキサム酸を配合した薬や化粧品を 使ったことがありますか?

病院では、痛みの緩和などを目的とした抗炎症剤としてや、皮膚疾患・・・とくに肝斑の治療薬として処方されています。
※肝斑とは、左右の目の下に現れる左右対称のうすぼんやりとした影のようなシミです。

また、薬用化粧品(医薬部外品)の抗炎症・美白成分として大手化粧品会社の美白系化粧水や美容液をはじめ、市販薬にも配合されているので、使ったことがある方や、目にしたことが ある方も多いかと 思います

このトラネキサム酸は、他の成分と比べて美白に対する特徴的な作用は、いつも同じ場所にできてしまうシミにも期待ができるところにあります。

この持続するタイプのシミは、肌で気づかない程度の微弱な炎症がその場所で継続的に起こされていることにより、その刺激によってシミの元となるメラニンを継続的に作り出しています。
結果として、湧き水のように下から新しいシミが作られ続け、炎症の起こっている場所に常にシミが残っているような状態となります。

トラネキサム酸は刺激の元になる炎症を鎮め、さらに、メラニンを作る細胞の勢いを抑えることができる成分なので、このような頑固なシミ、また肝斑に有効といわれています。

そんな有用な成分であるトラネキサム酸は、内服や肌へ塗布する以外に、イオン導入が可能な美容成分でもあります。
トラネキサム酸は、人工的に合成された成分ですがアミノ酸の一種で、他のアミノ酸同様、分子サイズが小さく、水溶性でありイオン化します。
皆様ご存知の通り、当然、単純な肌への塗布に比べてもイオン導入することで浸透がよくなる結果も出ています。

しかし、トラネキサム酸を配合した市販の化粧水や美容液は、一般的に防腐剤・香料等のイオン導入には向いていない成分が配合されているため、一部の専用商品を除き、外用には単純塗布しか方法がありませんでした。

そこでスキンロジカルでは、このトラネキサム酸をイオン導入などでもお客様ご自身でお試しいただける、手作り化粧品の化粧品原料として販売を開始いたしました。

原料はトラネキサム酸100%で水に溶けやすいため、水や当店のイオン導入ローションや美容液に容易に混ぜることができ、化粧水や美容液、イオン導入液として利用することができます。

なお、イオン導入する場合は、製品特性上「リファインローション」ではご利用いただけません。(化粧水としてはご利用いただけます)
水分を含んだ乳液・ジェル・クリームにも混ぜることができます。
※混ざりにくい場合がありますので、少しずつ混ぜてください。
濃度が高いと肌が赤くなる場合があるので、2~4%を目安に肌に合わせて濃度を調整してご利用ください。

「良薬は口に苦し」ビタミンCと同じく濃度が高ければ効果は高いですが、刺激もでて来る可能性があります。
もともと2%の濃度で単純塗布でも効果が出ると言われている成分ですので、ご利用の際は推奨濃度を守ってご使用ください。
肌に刺激や違和感がある場合は、濃度を下げて使用してみるか、使用を中止してください。

「トラネキサム酸」のイオン導入に興味を持たれましたらぜひお試ししてみてください