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トラネキサム酸と肝斑

こんにちは、スキンロジカルの田中です。

今日は、美容に関するお話を・・・

スキンロジカルで、12/1のトラネキサム酸パウダーが発売されました!

【スキンロジカル トラネキサム酸パウダー】 1g×10包 15,660円                                          ↓      ↓      ↓      ↓

トラネキサム酸は、イオン導入に適した成分でもあり、ずっと以前から「トラネキサム酸のイオン導入液を作ってほしい」とのご要望をお客様から頂いていたのです。

美白成分には、ビタミンCを始めとして、アルブチン酸など沢山の成分がありますが、肝斑と言われる独特のシミ(目の周囲や、口も周囲などにぼんやりと左右対称にできるシミ)への効果が期待できる唯一の成分と言われています。通常のシミは、化粧品成分などのほか、レーザー治療などでも改善することができるといわれていますが、今のところ肝斑に効くのはトラネキサム酸だけということです。

けれども、トラネキサム酸を化粧品に原料として使用するには、越えなければならないハードルがいろいろとありました。

・特許の問題

・原料価の問題

・医薬部外品の問題

などなど、当社のようにあまり大きくない化粧品製造会社にとっては、困難な問題がいろいろとあり、開発して商品化することは、正直言って無理かと思っていました。

現在でも、トラネキサム酸を配合した化粧品はまだまだ少ないですよね?それは、こんな事情があるからなのです。

 

ところが、化粧品の「原料」として、パウダーで販売し、ご購入者自身で水に溶かして化粧水を作っていただくという形をとることで、上記の3つの点をクリアーすることができたのです!

さらには!市販で販売されているトラネキサム配合のローションは、配合量が3%と決まっています。スキンロジカルの原料パウダーで作れは、濃度をご自由に調節することができます。(推奨は1g/20mLの4%)

品質を保つための、あれやこれや成分も一切配合していない、純粋なトラネキサム酸だけのの水溶液が作れるのです。

いいことだらけ!

 

少し話が変わりますが、飲むタイプのトラネキサム酸をご存知ですか?

薬局へ行けば販売していますし、美容クリニックなどでも処方しくれます。

これが結構お値段がするうえに、もう一つ厄介な問題があるのです。

トラネキサム酸の働きに「プラスミンの働きを阻害」することで、美白をいざなうのですが

その副作用として、プラスミンは血栓を溶かす働きがあるのですがそれが鈍るため、「血栓ができやすくなる可能性がある」ということなんです。

血栓ができたら・・・心筋梗塞や脳梗塞など、重篤な病気になる可能性もあるのです。

怖いですね。

ですから、飲むトラネキサム酸は医師の処方や薬剤師の説明が必要な薬に指定されているんです。

 

こんな副作用も、化粧品として肌につけるのであれば、まったく起こることがありません。

 

私も、肝斑を含むシミがとても気になっていて、トラネキサム酸パウダーのイオン導入と錠剤の飲用を併用しています。before→afterを記録していないのが残念ですが、目の周りの肝斑が以前よ薄くなってきました。

ちなみにこちらは、飲用しているトラネキサム酸です。(市販のもの)

 

※おススメしているわけではありません。←これ重要

 

コラーゲンとビタミンC

こんにちは、スキンロジカルスタッフです

関東は、成人式に狙ったように降る雨や雪もなく 比較的穏やかな年末年始となりました。
その代わり、空気は乾燥して肌には優しくない 日が続いています

さて皆様は、
「ビタミンCはコラーゲンの産生を助けて、 内側から肌をサポート」
するという話を聞いたことがありますか?

美白や抗酸化に比べて、ビタミンCの持つ美容効果としてメジャーではありませんが、実はこの作用は生命の維持にとってとても重要です。

「壊血病」という病気をご存知ですか?

古くは、ヨーロッパの国々が帆船で航海していた時代に、長い期間船の 上で生活する船乗りに蔓延していた、死につながる怖い病気です。

実は、その原因が「ビタミンC」の不足

ヨーロッパから、アフリカ・インド・アメリカ大陸へ、長距離を移動する手段は帆船しかない時代。
港に立ち寄らず、月単位の期間を船上で生活する船乗りの食事は、現在と違い保存技術の無い当時、塩漬け・乾物がほとんど。
新鮮な野菜や果物をほとんど食べることができず、体の維持に必要なビタミンCを摂取することができませんでした。

体に必要なビタミンCが不足すると、コラーゲンの約10%を占める特有のアミノ酸「ヒドロキシプロリン」を体内で合成することができなくなるため、コラーゲンにより維持
している皮膚や粘膜からの出血などの異常が発生します。
そうして、最終的に血管の壁が壊れてしまうなど生命器官の維持ができなくなります

これが「壊血病」です。

実際、果物・野菜などを優先的に食べることができ、食事のバランスが比較的とれていた提督などの上級職 には、あまり壊血病が起こらなかったとも言われています。

現代においては、いつもの生活を続けていれば、ビタミンC
不足による壊血病の発症は非常にまれですが、

「ビタミンC」は、肌の張りに重要な
「コラーゲン」を構成する
「ヒドロキシプロリン」を作り出すために
「必要」であることがわかります

ビタミンCは野菜やサプリメントなどで経口摂取した場合、生命の維持に必要な分が先に使用・蓄積されるため、末端器官である肌へは、摂取する量に比べてごくわずかしか到達しないと言われています。

美容のためのビタミンCは、肌から直接を取り込むことがおススメ。
さらにビタミンC誘導体によるイオン導入は、家庭でも効率的なケア を行うことができます。

目に見えにくく時間がかかりますが、根本的なケアとして、ビタミンCイオン導入肌を健やかに保つ助けとなるはずです


ヒドロキシプロリン
の元であるアミノ酸「プロリン」
ビタミンC誘導体」を2種類配合したイオン導入化粧水
アミノシーローション

 

トラネキサム酸はイオン導入で

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

さて、今回は「のどの痛みに効く」系のお高い風邪薬や、口内炎の市販薬にも多く配合されている「トラネキサム酸」の お話です。

ところで、皆様はトラネキサム酸を配合した薬や化粧品を 使ったことがありますか?

病院では、痛みの緩和などを目的とした抗炎症剤としてや、皮膚疾患・・・とくに肝斑の治療薬として処方されています。
※肝斑とは、左右の目の下に現れる左右対称のうすぼんやりとした影のようなシミです。

また、薬用化粧品(医薬部外品)の抗炎症・美白成分として大手化粧品会社の美白系化粧水や美容液をはじめ、市販薬にも配合されているので、使ったことがある方や、目にしたことが ある方も多いかと 思います

このトラネキサム酸は、他の成分と比べて美白に対する特徴的な作用は、いつも同じ場所にできてしまうシミにも期待ができるところにあります。

この持続するタイプのシミは、肌で気づかない程度の微弱な炎症がその場所で継続的に起こされていることにより、その刺激によってシミの元となるメラニンを継続的に作り出しています。
結果として、湧き水のように下から新しいシミが作られ続け、炎症の起こっている場所に常にシミが残っているような状態となります。

トラネキサム酸は刺激の元になる炎症を鎮め、さらに、メラニンを作る細胞の勢いを抑えることができる成分なので、このような頑固なシミ、また肝斑に有効といわれています。

そんな有用な成分であるトラネキサム酸は、内服や肌へ塗布する以外に、イオン導入が可能な美容成分でもあります。
トラネキサム酸は、人工的に合成された成分ですがアミノ酸の一種で、他のアミノ酸同様、分子サイズが小さく、水溶性でありイオン化します。
皆様ご存知の通り、当然、単純な肌への塗布に比べてもイオン導入することで浸透がよくなる結果も出ています。

しかし、トラネキサム酸を配合した市販の化粧水や美容液は、一般的に防腐剤・香料等のイオン導入には向いていない成分が配合されているため、一部の専用商品を除き、外用には単純塗布しか方法がありませんでした。

そこでスキンロジカルでは、このトラネキサム酸をイオン導入などでもお客様ご自身でお試しいただける、手作り化粧品の化粧品原料として販売を開始いたしました。

原料はトラネキサム酸100%で水に溶けやすいため、水や当店のイオン導入ローションや美容液に容易に混ぜることができ、化粧水や美容液、イオン導入液として利用することができます。

なお、イオン導入する場合は、製品特性上「リファインローション」ではご利用いただけません。(化粧水としてはご利用いただけます)
水分を含んだ乳液・ジェル・クリームにも混ぜることができます。
※混ざりにくい場合がありますので、少しずつ混ぜてください。
濃度が高いと肌が赤くなる場合があるので、2~4%を目安に肌に合わせて濃度を調整してご利用ください。

「良薬は口に苦し」ビタミンCと同じく濃度が高ければ効果は高いですが、刺激もでて来る可能性があります。
もともと2%の濃度で単純塗布でも効果が出ると言われている成分ですので、ご利用の際は推奨濃度を守ってご使用ください。
肌に刺激や違和感がある場合は、濃度を下げて使用してみるか、使用を中止してください。

「トラネキサム酸」のイオン導入に興味を持たれましたらぜひお試ししてみてください


イオン「導出」と「導入」の順番は重要です!

こんにちは、スキンロジカルのイノウエです。

10月下旬にもかかわらず、冬のような寒さや、夏のような暑さが戻ってきたりと、体にも肌にも 負担がかかるような日が続いています。

特に風の強い日や湿度の低い日は、肌のケアをいつもより保湿寄りに意識すると、肌のバリア機能を高め、厳しい季節でもより良い肌の状態を保ちやすくなります。

 


さて、当店のブロードイオンをはじめ、イオン導入できる美顔器には、イオン導入のほかに、イオン導出ができるものもあります。
メーカーによっては、クレンジングモード・+(プラス)モード・ピーリングモード等の呼び方をされている場合もあります。

※例えば肌の汚れを超音波で落とすといわれる、ウォーターピーリング美顔器等でも振動と同時に電気を流し、イオン導入や導出ができるものもあります

イオン導出は、イオン導入がマイナスにイオン化した成分マイナスの電気で肌に送り込む仕組みとで、肌や毛穴に存在する、マイナスの電気を持っている 汚れや老廃物プラスの電気でひきつけ、取り除くことを表します。
イオン導入保湿モード・モイストモード等と呼ばれています。

当然、プラスの電気を持つ美容成分はイオン導出モードで肌に「導入」されますし、マイナスの電気を 持つ汚れや老廃物イオン導入のモードで「導出」されます。

イオン導出に限らずイオン導入の際にコットンなどが汚れることがあるのは、プラスの汚れマイナスの電気に引き寄せられてコットンに付着するためです。

このように、成分の特性によって「導入」「導出」変わるともいえるのですが、すこしややこしいのでここでは、一般的な

「導入」 → ビタミンCなどの成分を力で肌に送り込むこと
「導出」 → 肌の見えない汚れを引き付けること

としてお話いたします。

 



ところで、「イオン導出」をお使いの皆様は、正しい
ケアの順番でご使用になっていますか?

イオン導出」は、汚れを引きつけ取り除くケアでご利用いただくものですが、いわゆる「クレンジング」のようにファンデーションやアイメイクなど化粧品をきれいにオフするほどの力はありません。

「こんなにごっそり汚れがとれた」とコットンが茶色く汚れているものも見かけますが、クレンジングや洗顔が不十分であったり、その際に使用する化粧品の配合成分(界面活性剤やピーリング成分)によるものがほとんどです。

イオン導出は前述の通り、電気の力で目に見えないような汚れを引きつけるもので、肌に通す電気も微弱なものです。
本来、前段階のケアであるクレンジングと洗顔がしっかりと行われていれば、イオン導出によって汚れが多く付着することはありません。逆に、多く付着する様子が見られるようであれば、クレンジングと洗顔をまずはしっかり行う必要があると当店では考えます。
クレンジングと洗顔をしっかり行い、肌を整え、余分な皮脂や化粧品の成分を残さないことで、イオン導出・イオン導入の効果を高めることができます。

 



イオン導出時に使う化粧水や美容液に余分な成分ができるだけ含まれないことも重要です。
本来、イオン導出が目的ではない導出美容液やプレ化粧水をイオン導出に使用すると、成分そのものがイオン導出やイオン導入の邪魔になり、この後のケアの効果が上がらなかったり、肌に浸透するべきではない成分が浸透し、トラブルの原因となったりすることも考えられるからです。
導出専用の化粧水が無い場合は、水(水道水)でも十分です。

ちなみにイオン導出や導入と合わせてこのような化粧品を使用したい場合は、下記のような順番で使用してください。

1、クレンジング

2、洗顔


3、ピーリング・プレ化粧水・ブースター美容液等


4、(洗顔)

 ※洗い流すタイプは洗い流したあとに次のステップへ
  洗い流さないタイプも肌を洗ってから次のステップへ

5、(イオン導出)
 ※導出を行わない場合はそのまま導入ケアへ

6、イオン導入


7、美容液・保湿剤・クリーム等

このような順番でイオン導出やイオン導入を行うことで、より効果的にケアを行うことができます。



■「イオン導入」と「イオン導出」の順番は

1. クレンジングと洗顔で、メイクを落とし肌をきれいにします。
ここでとれる汚れをしっかり取っておくことが重要です 。
※イオン導出は電気の力で汚れを引き寄せますが、電気に引き寄せられない汚れや、吸着できないような大きな汚れは取ることができません)

2. 「イオン導出(プラス)」で肌に残った汚れを引きつけ取り除きます。
 浮き上がった汚れが気になる場合は、洗い流していただくか、拭き取って下さい。
 ※コットンが多く汚れる場合は、クレンジングと洗顔がしっかりできてない可能性があります。

3. 美顔器のモードを「イオン導入(マイナス)」に切り替えて、ビタミンCなどの美容成分を肌に送り込みます。


× 「導入」「導出」の順番をオススメできない理由

「導出」「導入」の効果を高めるために、肌に残った汚れを取り除くケアです。順番を逆にしてしまうと 、効果的でないばかりか、導入したビタミンCなどのマイナスにイオン化した美容成分が、すべてではないもののプラスの電気に引き寄せられて抜けてしまうことも知られています。


 「イオン導出」を忘れて「イオン導入」した場合

「イオン導出」を忘れて「イオン導入」した場合は、改めて導出せず、次回のイオン導入ケアの前に行っていただければ十分です。
(イオン導出は普段きちんとクレンジング・洗顔を行っているのであれば毎回のケアに取り入れなくても十分効果があります)



手間をかけて行うケアだからこそ、しっかり順番を守って
最大のプラスを得られるように注意してみてください。

 



その他のスキンケアとイオン導入の順番については、こちらにも書いてます。
イオン導入ケアの順番とは?

その他イオン導入に関する質問にお答えしています。


 

 


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イオン導出は水でも行えますが、保湿成分なども配合したイオン導出化粧水「リファインローション」も利用できます。
肌なじみがよく、刺激の少ない成分で構成されているので、シンプルな化粧水としても使えます。

「かさつく肌」の原因は?

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

ここのところ、関東は雨。気温も上がらずまるで冬のような日が続いています。
体調も崩しがちな気候ですが、インフルエンザの季節も近づきつつあり、予防接種のタイミングも悩んでいるところです。


さて、皆さまは冬になると「かさつく肌」気になってきませんか?

肌は、日焼けや乾燥等の刺激を受けると炎症を起こします。
特に、顔は服などに守られることが少なく、常に紫外線や風などの環境や、洗顔などの日常生活により日々刺激を受けやすい部分でもあり、
腹部などに比べても、慢性的に微弱な炎症を起こしているといわれます。

肌はターンオーバーによって常に新しく生まれかわりますが、炎症を起こすとターンオーバーは乱れて、ガサガサした肌に変わります。
こうなった肌は、肌本来のもつ復元力で正しいターンオーバーを取り戻し、正常な状態に戻って行きます。

しかし、この炎症が慢性化してしまうと、常にガサガサした肌となります。

炎症による肌のバリア機能の低下



刺激を受けやすくなる




防御反応によりターンオーバーが異常に速まる




未熟な角化細胞が増え、垢として剥がれにくくなり
肌表面に蓄積する




肌のバリア機能の低下




というような悪循環に陥ります。

冬はとくに湿度の低下・乾燥した風・暖房機器の使用等の影響で、肌の保水力の低下から、この炎症を起こしやすく、冬の肌がかさつく原因の
一つとなります。

乾燥によって角層の水分量が低下して、細胞同士を結合しているデスモソームの分解がスムースに行われないと角層がはがれず肌がくすんで見えたり、かさついてしまいます。

このような場合、ピーリングで溜まってしまった角層を取り除き、アミノ酸などの保水成分を肌に取り込み、保湿ケアをすることで正常な状態に戻すことができます。

なお、炎症がひどい場合は自己判断せずに皮膚科で医師の診断を受けて下さいね。

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