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トラネキサム酸「本当に肌が白くなりますね」

こんにちは、スキンロジカルの田中です。

今年の冬は暖かかったですね。

まだ2月で冬は終わってはいないのですが、もう陽射しはすでに春の強さが感じられます・・・。

各、化粧品メーカーはすでに

「美白!」 「美白!」 「美白!」

美白商戦真っ盛りです。

でも、これは大正解なのです。

冬は紫外線も弱く、肌もあまり影響を受けずにいましたし、私たちの紫外線に対する認識も薄らいでいましたから、本格的な春になる前に警告を鳴らすのが、化粧品メーカーの使命でもあります。

季節が本格的に変わると、紫外線が強くなるとともに花粉の飛散などで、肌が「ゆらぎ」などどよばれる不安定な敏感肌の状態になりやすいですから、そのような状態だと、新しい化粧品を試したりするのが難しくなります。今から少しずつ、春仕様に変更をしていくのが適切なのです。

春仕様といえば、新し美白の定番「トラネキサム酸」。

まだ、化粧品として発売されているものは多くありません。

 

先日、当店から【イオン導入器】【トラネキサム酸】を購入されたお客様から
とても丁寧なレビューの投稿を頂戴しました。

成分についても、きちんと調べられていて、充分な知識をお持ちの方です。

皆様にもぜひご参考にして頂きたく、ご紹介をさせていただきますね。

化粧水原料【トラネキサム酸パウダー】 のレビューです。

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イオン導入で効果抜群でした

トラネキサム酸のイオン導入は資生堂が特許を取った技術のようです。

ネットで検索してそのやり方を自己流で再現しました。
トラネキサム酸のイオン導入はプラスの方がマイナスよりも効果がとても高いとのこと。
で,その場合,トラネキサム酸は2%,ph5程度がより望ましいと。ph調整にはクエン酸が適すと。

トラネキサム酸のパウダーって入手しにくいんですね。検索していたら,こちらのお店で見つけました。
しかも,スキンロジカルで扱っているイオン導入器は,しくみがシンプルでプラスの導入もできるとわかり,即購入しました。

(ちなみにクエン酸を入れた溶液がどのくらいのphかを測定するのに,溶液にたらすと色の変化でphがわかる試薬をわざわざ買いました。色ではっきりわかるので便利。
Amazonで1200円くらいかな)で,この弱酸性にした2%トラネキサム酸の化粧水(導入のたびにその場で作成します)20mlをですね,「カット綿」一枚分にたぷたぷに浸して,薄く剥がして顔全体に貼ります。そこにプラスにセットしたイオン導入器で導入しました。毎晩1回,もう10日ほど連続でやりました。それだけで,かなりの効果を実感しました。

ビタミンC(apps)のイオン導入も以前からやっているのですが,ビタミンCとはまた違って,本当に白くなりますね。

なんかうまく説明できないのですが,個人的にはビタミンCより白くなる。驚きです。

自分は更年期障害のホルモン治療中なので,トラネキサム酸の内服はできません。

なので,このトラネキサム酸パウダーは肝斑対策や美白にぴったりと思っております。現時点での感想です。
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(本文のまま)
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実際のレビュー(投稿)はこちらでお読み頂けます
⇒ https://review.rakuten.co.jp/item/1/286683_10000196/1.1/?l2-id=item_review

 

>>スキンロジカルでも、『イオン導入研究所』などでもご案内していますが
「トラネキサム酸」は、+と-のどちらでもイオン導入ができます。

溶かした溶液が、酸性になったら+で導入し、アルカリ性になったらで導入します。

当社では、まず水に溶かして使う事を前提にしていますので、その場合はアルカリ性になるため
での導入をご案内しています。また、スキンロジカルの各化粧水に溶かしてイオン導入することもできますが、その場合も、殆どがアルカリ性となるため、基本的には、アルカリ性をマイナスで導入する方法をご案内しています。

資生堂の研究では、+で導入したほうがトラネキサム酸の累積透過量が多いとの結果がでていますが、マイナスの場合との差に大きな違いがあるわけではありません。

また、当社のトラネキサム酸パウダーは5%の濃度で溶かすのを推奨していますから
なおさら、そこまでの差は生じないと考えらえれます。

 

>>>このお客様のように、充分に知識をお持ちのうえで+で導入なさるのは問題がありません。

けれども、安易に市販の化粧水に溶かして、イオン導入することは避けてくださいね。
配合されている成分が、イオン導入に適さなかったり、トラネキサム酸との相性がよくないものもあります。

 

このレビューを見て、春の美白ケアに【トラネキサム酸】のイオン導入を試してみたくなりませんでしたか?

スキンロジカルは1g×10包入りのレギュラー商品のほか

【1g×4包入り】の小ロットバージョンと【0.4g×4包入り】の濃度2%バージョンも取り揃えていてます。

 


白肌の貴公子も認めたイオン導入

 

こんにちは、スキンロジカルのイノウエです。

先日、白肌の貴公子こと美容家のMattさんがバラエティー番組に
出演されていて、普段のスキンケアの話をしていました。

Mattさんといえば、元プロ野球読売巨人のエース、桑田真澄
さんのご子息で、インスタやテレビなどで人形のような
ルックスと不思議なキャラクターで人気です。

当然家ではブースター美容液+化粧水x3+乳液+クリームとかなり
過剰ともいえるケアを実践しているそうですが、「まつエク」
や「ネイル」などお店や美容クリニックでのケアの話の中で
「イオン導入」を行っているという話が出ていました。

美容にあまり理解のない男性出演者の方は
「イオンを導入してなんになるんだ」
「マイナスイオンとおなじだろう」
などとトークが飛んでいましたが、
「イオン導入」という仕組みがわからないと同じように
「胡散臭いシステム」
「本当に効果があるものなのか」
と思ってしまうのも当然かもしれません。

そこで、そんな疑問を少しでもなくすために、今回は
簡単に「イオン導入」についてお話ししようと思います。

そもそも、イオン導入は電気の力で肌に有用な成分を
イオン化することで単純塗布より肌の奥まで届ける
ことができる仕組みのことです。

イオン化できる(電気の力を帯びることのできる)成分に
対し、電気を流すことで、プラスまたはマイナスの
電気を与え、与えた電気と同じ極性同士が反発する力を
利用して肌の奥へ成分を送り届けます。
磁石の同じ極が反発して押しやられるのと同じ作用です。

ですから、世間一般でいういわゆる「マイナスイオン」と
いうものとは全く違い、

「なんだかよくわからないけど、癒しの力やリラックス
効果ですごい浸透する」

というものではなく、きちんと医療の現場でも実際に薬剤を
注入する方法として確立された技術があってのケア方法です。

そのため、浸透させるには適した電流と時間、そして美容
成分もどんなものでもよいわけではなく、電気を帯びて
サイズ(成分の大きさ)が小さいものなどといった条件が
あります。

イオン導入は「謎なもの」「怖いもの」「得体のしれない
もの」ではないので、より良い肌作りのためにぜひ
「イオン導入」をケアに取り入れてみてくださいね。


トラネキサム酸はイオン導入で

こんにちは、スキンロジカルイノウエです。

12月に入りましたが、関東は先月から1日の気温の差が
激しい日が続いています
私も久しぶりに風邪らしい風邪をひき、1週間ほど 喉の
痛みに熱、鼻水と戦っていました

さて、今回は「のどの痛みに効く」系のお高い風邪薬や、
口内炎の市販薬にも多く配合されている「トラネキサム酸」
の お話です。

ところで、皆様はトラネキサム酸を配合した薬や
化粧品を 使ったことがありますか?

病院では、痛みの緩和などを目的とした抗炎症剤と
してや、皮膚疾患・・・とくに肝斑の治療薬として
処方されています。
※肝斑とは、左右の目の下に現れる左右対称の
うすぼんやりとした影のようなシミです。

また、薬用化粧品(医薬部外品)の抗炎症・美白
成分として大手化粧品会社の美白系化粧水や
美容液をはじめ、市販薬や歯磨き粉にも配合
されているので、使ったことがある方や、目に
したことが ある方も多いかと 思います

このトラネキサム酸は、他の成分と比べて美白に
対する特徴的な作用は、いつも同じ場所にできて
しまうシミ
にも期待ができるところにあります。

この持続するタイプのシミは、肌で気づかない
程度の微弱な炎症がその場所で継続的に起こされて
いることにより、その刺激によってシミの元となる
メラニンを継続的に作り出しています。
結果として、湧き水のように下から新しいシミが
作られ続け、炎症の起こっている場所に常にシミが
残っているような状態となります。

トラネキサム酸は刺激の元になる炎症を鎮め
さらに、メラニンを作る細胞の勢いを抑える
ことができる成分なので、このような頑固なシミ、
また肝斑に有効といわれています。

そんな有用な成分であるトラネキサム酸は、内服や
肌へ塗布する以外に、イオン導入が可能な美容成分
でもあります。
トラネキサム酸は、人工的に合成された成分ですが
アミノ酸の一種で、他のアミノ酸同様、分子サイズ
が小さく、水溶性でありイオン化します。
皆様ご存知の通り、当然、単純な肌への塗布に比べて
もイオン導入することで浸透がよくなる結果も出て
います.

しかし、トラネキサム酸を配合した市販の化粧水や
美容液は、一般的に防腐剤・香料等のイオン導入には
向いていない成分が配合されているため、一部の専用
商品を除き、外用には単純塗布しか方法がありません
でした。

そこでスキンロジカルでは、このトラネキサム酸
イオン導入などでもお客様ご自身でお試しいただける、
手作り化粧品の化粧品原料として販売を開始いたし
ました。

原料はトラネキサム酸100%で水に溶けやすいため、
水や当店のイオン導入ローションや美容液に容易に
混ぜることができ、化粧水や美容液、イオン導入液
として利用することができます。

なお、イオン導入する場合は、製品特性上
「リファインローション」ではご利用いただけ
ません。(化粧水としてはご利用いただけます)
水分を含んだ乳液・ジェル・クリームにも混ぜる
ことができます。
※混ざりにくい場合がありますので、少しずつ
混ぜてください。
濃度が高いと肌が赤くなる場合があるので、
2~4%を目安に肌に合わせて濃度を調整して
ご利用ください。

「良薬は口に苦し」ビタミンCと同じく濃度が
高ければ効果は高いですが、刺激もでてきます。
ご利用の際は気を付けてご使用ください。

「トラネキサム酸」のイオン導入に興味を持たれ
ましたらぜひお試ししてみてください



長く導入すれば効果も上がる?

こんにちは、スキンロジカルイノウエです

残暑の時期になりましたが暑い日が続いています
熱中症もまだしばらく注意が必要そうです

さて、今回は「イオン導入と時間」のお話

日焼けのケアや、シミやニキビの対策に有効と言われているビタミンC
などをイオン導入できる「イオン導入美顔器」は「イオン導入を行う
時間」 がたいていの機種で設定されており、商品によってはブザー音
など で目安となるタイミングを教えてくれます。

では、その目安の時間を超えてイオン導入すると効果は上がるので
しょうか?

答えは「 No」です。

イオン導入の効果は、イオン導入器を正しく使用することではじめて
発揮することができます。
少しでも効果を上げようと、利用する機器の推奨する時間を超えて
イオン導入をすることは効果がなくなるばかりか、逆に肌にとって
負担をかける
ことがあります。

長時間のイオン導入には例えば以下ようなデメリットが考えられます。

・電気を肌に流すことは少なからず肌の負担となるため、トラブルに
対するリスクが増える

・導入面をマイナスにする場合、水溶液は時間経過とともにアルカリ
 性に偏るため肌への刺激が強くなる可能性がある

・肌への成分の吸収量は限度があり、長時間導入することにより
効果が時間に比例して上がることは見込めない

・電気を長時間流すことで成分の分解が促進される可能性がある
ため、本来の効果を得ることができなくなる

このような理由により、効果的にイオン導入を行い、トラブルを起こさ
ないためには決められた使用時間を守って、定期的に継続することが
とても重要な意味を持ちます。

当店で販売している「ブロードイオン」は、一般的なスティックタイプ
のイオン導入器が全顔10~15分かかるのと比べて「15秒~30秒」という
かなり短い時間で全顔をケアできます。
これは、ブロードイオンの形状とイオン導入の特性に着目して作られた
電流波形によるもので、これにより短時間かつ毎日ケアできるイオン
導入美顔器として設計されています。

ブロードイオンの場合は、1回15秒、フェイスマスクの左右・上下をそれ
ぞれ押さえて使用して、全顔のケアには30秒で十分な時間となります。

もし、コインマスクに使用した導入液が「もったいないな」と感じられる
場合は、長時間同じ部分に導入するのではなく、デコルテや手の甲、背中
などにも使用できますので、場所を変えてご利用する方法もおすすめです。

その際にイオン導入する場合も、一ヵ所につき15秒~30秒の時間を守って
ケアしてみてくださいね

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フィチン酸の美白・ビタミンCの美白

こんにちは、スキンロジカルイノウエです

涼しい日が続いたと思っていたら、やたらと暑い日が 続いていますが、
暑さに慣れていないこの時期は、 特に熱中症対策に気を配る必要がありそうです。

イノウエも、こまめな水分とミネラル分の補給、適度な冷房の使用を心がけて
これからの暑い季節を乗り切りたい と思います

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さて、今回は「フィチン酸」と「ビタミンC」の、この時期気になる「美白」についての
お話です。

まず、ビタミンCについては再三このブログでも取り上げてまして、その効果や性質は
よく知られている成分かと思います。

スキンロジカルでも「Cエッセンス」「VCローション」「アミノシーローション」等、多くの
商品に配合されています。

ビタミンCの美白に関わる作用は大きく4つあります。

・チロシナーゼの阻害による過剰なメラニンの生成抑制

・メラニンを生成するメラノサイト(メラニン細胞)を活性化させる 活性酸素の除去

・還元作用で、メラニンを薄くする

・コラーゲンの生成を補助する作用で、ターンオーバーを活性化させ、できてしまった
メラニンを排出

このような複数の働きによって、ビタミンCは優秀な美白成分として化粧品に
配合をされています。

もう一つの成分「フィチン酸」は、当店の「FHローション」にも含まれる美白成分で、
米ぬか等に含まれています。

このフィチン酸の美白作用はビタミンCとは違った方向から行われます。

フィチン酸は、ビタミンCと同じくメラノサイトを活性化させる活性酸素を
除去することによる美白作用がありますが、ビタミンCが活性酸素そのもの
不活性化させるのと作用が違っています。

金属と結びつくキレート作用の非常に強いフィチン酸は、体内に存在する
過酸化水素と二価鉄が結びつくことで発生する、活性酸素の中でも最も活性の
強いヒドロキシルラジカルに変化する前に二価鉄と結合することで、活性
酸素の発生そのものを抑えます。

また、ビタミンCの美白作用でもある通り、メラノソームで生成されたメラニンは
ケラチノサイト(角化細胞)へ運ばれ、ターンオーバーにより徐々に皮膚表面へ
移動し最終的に垢となって 剥離します。

しかし、ケラチノサイトの機能が衰えるとこの移行がスムーズに行なえず、
メラノソームが真皮層や基底層に脱落する場合があります。
そして、脱落したメラノソームは、その場に留まりシミとなります。

フィチン酸は肌の細胞を活性化させるため、ケラチノサイトの機能も亢進させる
ことで、真皮層や基底層に脱落するメラニンを減少させます。

なお、脱落したメラノソームは異物として白血球の一種であるマクロファージ
よって貪食され血液やリンパによって排出されますが、 生活環境や加齢等で
マクロファージの働きが弱まると、貪食されずメラノソームが真皮層や基底層に
留まることでシミとなりますが、フィチン酸はこの免疫担当細胞であるマクロ
ファージの力を高めることができるます。

このように、「ビタミンC」と「フィチン酸」が同じ「美白」の成分で
あってもそのアプローチは違うことがわかります。

これからの季節、日差しも強くなる一方です

日焼けの対策と合わせて、予防と対処にビタミンCフィチン酸
美白も取り入れて見て下さいね