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マスクと肝斑の関係

こんにちは、スキンロジカルのイノウエです。

緊急事態宣言が解除されましたが、感染の再拡大や変異ウィルスの影響、一般へのワクチンはまだ先という状況で、まだまだお世話になりそうなマスク。

今までマスクの肌対する影響が話題となってきましたが、最近気になる情報が。
それは、「マスク着用で肝斑が濃くなる可能性」という話です。

肝斑とは、女性に多くみられる頬に現れるうすぼんやりとした特徴的なシミです。
紫外線などによる一般的なシミとは違い、広範囲に広がっているため気になるタイプのシミです。

肝斑は、困ったことに肌の深い場所でシミが継続的に発生することで起こるため、ターンオーバーで排出されても次から次へシミの元が生み出され、なかなか消すことが難しい厄介なシミでもあります。

一番の大きな原因としては、女性ホルモンによる影響といわれていますが、その他にも一般的なシミと同じく、紫外線や摩擦による刺激でも濃くなるといわれています。

昨年から続くコロナ対策で必須となったマスクは、肌へ影響を与えています。
吐く息でマスク内の湿度は上がり、最近の増えやすい環境になっています。
また、マスクとの接触面にあたる肌は、絶えず摩擦により刺激を受けています。

マスクの上部は肝斑のできやすい場所を刺激しやすく、肝斑の悪化を招く原因の一つとなっているそうです。

そんなマスクによる肝斑の悪化対策は、マスクの着用時間を短くして刺激を受けないようにすること。
でも、会社や店舗で着用時間を短くするのには限度がある場合も多いと思います。
そんな場合は、刺激の少ない素材や作りのマスクを使ってみたり、お化粧をする際にマスクと接触する部分に、摩擦を少なくするおしろいなどのドライな粉末タイプを使ってみたり、重ねてみたりする方法があります。

また、肝斑にはトラネキサム酸の継続的な炎症を鎮める効果、ビタミンCのシミの産生抑制と還元作用を期待して、内服・外用するのが良いとされています。

両成分ともイオン導入に向いている成分なので、直接肝斑へアプローチしたい場合は、外用+イオン導入が、ただ塗るだけよりもお勧めです。


水や化粧水に混ぜてイオン導入に使える、トラネキサム酸100%の原料パウダー
スキンロジカル トラネキサム酸パウダー(0.4g 4包)

人気のビタミンC誘導体「APPS」の特徴を活かすスキンケア

こんにちは、スキンロジカルです!

今年最後のブログ更新です。

 

今回は、スキンロジカルの代名詞とも言える、

美肌作りには欠かせない「ビタミンC誘導体」についてお伝えします。

 

ビタミンC誘導体にも、いくつかの種類があり

少しずつその特徴が異なります。

違いを知ることでアイテム選びやお手入れの際使い分けがしやすくなりますので

ぜひ参考になさってください。

APPSは、イオン導入をやっていてビタミンCの重要性とデリケートさを理解されている方なら

その高機能さが良く分かる優秀な成分です

 

今回は、現在キャンペーン中の商品

スキンロジカル CEローション

 

スキンロジカル TAパウダー

この2つの商品に配合されているビタミンC誘導体<APPS>について

わかりやすくお伝えします。

 

★ビタミンC誘導体<APPS>★

表示名:パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na

APPSは略称で、「アプレシエ」はAPPSを製造している原料メーカーの商品名です。

 

 

★人気のビタミンC誘導体<APPS>の特徴

進化型ビタミンCとも言われているAPPSの特徴は次の2つあります。

・高い浸透性

・両親媒性(水溶性と油溶性のどちらの性質も持っている)

 

★「高い浸透性」でイオン導入不要?

APPSの特徴は、なんといってもその浸透性の高さです。

化粧水中の美容成分は肌につけただけでは、肌のバリア機能に阻まれて真皮層までたどりつくことができません。

そのため、スキンロジカルではイオン導入という電気の力を使ったスキンケアで浸透させることをおススメしているわけです。

ところが、APPSはその高い浸透性で塗っただけでも真皮層まで到達することが可能です。

APPSならばイオン導入は不要とも言えます。

だからイオン導入をしないとき、(例:イオン導入は夜だけで朝は時間がないからできない場合など)は、 ビタミンCを肌の真皮層に届けるのにはこのAPPSが最適なのです。

※ただし、ビタミンC(アスコルビン酸)の含有量はAPSやAPMといったポピュラーなビタミンCよりも少なく比較すると60%程度になります。

 

★「両親媒性」で肌に馴染みやすい

水溶性と油溶性のどちらの性質も持っているため、肌に馴染みやく

つけた後の肌の質感が「しっとり」しているのも特徴です。

肌に水をつけたときと、油をつけたとき

どちらがしっとりとしますか?

やはり油をつけたときですよね?

それと同じ原理です。

APSやAPMなどのビタミンCを配合したイオン導入化粧水

例えば【スキンロジカル アミノシーローション】や【スキンロジカル VCローション】

はビタミンC以外の成分(保湿成分など)を殆ど配合していないので、つけた後の感触はとてもサッパリしています。

 

APPSを配合している場合、例えば【TAパウダー】を水に溶かしただけで肌につけた場合でも

しっとりとした感触が感じられます。

 

★[APPSを肌につけるだけ VS APS&APMでイオン導入]どちらが真皮層に多くビタミンCが到達する?

A:肌につけただけでも高浸透のAPPSを塗布する

B:APSやAPMをイオン導入する

この2つの方法を比べたとき、ビタミンCがより多く真皮層まで到達するのはどちらでしょうか?

答えはB

どんなに浸透性が高くても、自然の浸透と電気を使って浸透させるのでは、その強制力には勝てません。

また、APPSはビタミンCの含有量が少な目というのも難点だからです。

 

それでも、ビタミンCを肌につけるだけよりもずっと肌に浸透できるAPPSは

忙しくて毎回イオン導入できない人には、美肌の救世主ともいえる高性能な美肌成分です。

 

★忙しい朝の手早い浸透にピッタリ!冬のしっとり肌にもピッタリ!<APPS>

ビタミンC特有の使用感も和らぎ、しっとりとした感触で冬の肌を柔らかく保湿してくれます。

ぜひ、APPS配合の商品を普段使いにもお使いください。

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シミと血管の関係

皆様こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

猛暑・酷暑の夏が終わったと思ったら、いきなり11月下旬頃の気温になるなど、寒暖差も大きく体にも肌にも厳しい季節になりました。
こんな時期は油断せず、紫外線ケアや乾燥ケア等肌の手入れは入念に入念に。

 

さて、今回は「シミと血管の関係」について。

シミ」と「血管」・・・あまり気にしたことない関係性ですが、先日大手化粧品メーカーが医科大学の医師との研究を発表していました。

研究では、紫外線によるシミを対象に、レーザー治療を3か月行い、真皮の血管密度が違う場所でシミの改善に差があるのかを実験しています。

結果、肌の真皮に存在する毛細血管が多いほど、今回の条件ではメラニンによる色素沈着(シミ)の改善は低くなるということがわかったそうです。

この結果から考えると、顔の中でも特に毛細血管の集まっている頬などのシミが取れにくいというのもなんとなく納得ができます。


以前の研究では、紫外線などの外的要因やストレ等による内的要因により血管が刺激を受けると、メラニンの生成を促す因子を血管が放出するということがわかっています。

特に、顔の中でも出っ張っていて太陽からの紫外線にも当たりやすい頬はシミができやすく、かつ、取りにくい部分というわけです。

つまり「シミを作らせない予防」がとても重要であることがわかります。

当然毛細血管は人が生きるために欠かせない組織であり、シミケアの邪魔になるからと無くすことはできません。
また、老廃物であるメラニンは血液を通しても排出されています。

「上手な付き合い方」が必要です。

今回の研究発表では、肝斑等の紫外線によるシミ以外の研究については出ていませんが、シミの改善メカニズムについて興味深い研究がまた一つ増えてしまいました。



古い角質が剥がれ落ちずに残ると、重なって肌のくすみを招きます。

新成分の「ケラトリン」が肌に残ったままの古い角質だけをはがしとり、
優しく肌のくすみをオフします。

スキンロジカル ホイップピールパック (4g 8包入) ¥2,934


メラニンの生成を促す物質をブロックし、肌の炎症を抑える。
ビタミンCとは違うアプローチで肌の透明感を目指します。

スキンロジカル トラネキサム酸パウダー
0.4g 4包入り 1g 4包入り 1g 10包入り

 

アフターコロナの肌は紫外線の要注意!~免疫力DOWN!で敏感に~

こんにちは、スキンロジカルの田中です。

まだ気を抜くことはできませんが、6月からは少しずつ外出ができるような状況になりそうです。

 

外出を避けて在宅する状況が始まった3月は、春とはいえまだまだ寒い時期でしたから、一足飛びに夏にやってきたようです。

あと1ヶ月もしないうちに夏至となり、日が一年で一番長い時期となります。

 

2ヶ月ほど一気に季節が飛んだ感じですので、お肌の手入れも切替が必要です。

お肌について、アフターコロナで気を付けたいことをまとめました。

 

★ 3月→6月 紫外線の強さが全く違う

3月はようやく日差しに温かみを感じるような時期で、紫外線もまだ強くはありませんでした。

ところが、現在はもうすっかり夏の日差し。朝も早い時間から、夕方遅くまで長時間に綿って紫外線が降り注いでいます。

3月までの感覚で外出していては肌に大きなダメージを与えるので、もう完全に夏仕様の紫外線対策をしましょう。

日傘

サングラス

防止

日焼け止めは夏用のSPFとPAの値の少し高いものがベターです。

コロナ期間にすっかり定着してしまったマスクは、顔の紫外線防止にはよいアイテムです。

今年は真夏にマスクを付けていたとしても、誰からも不思議がられないでしょう。

できれば黒色で大き目のマスクを着用して、シミができやすい頬骨の辺りまで紫外線をガードしましょう。

 

★ 肌の紫外線免疫力がDown

冬は紫外線が弱いため、紫外線に対する免疫力が下がっていました。

現在は、冬仕様で紫外線を浴びない肌のまま、急に夏の紫外線にさらされることになります。

短時間の紫外線を浴びただけでも、日焼けしやすいばかりか、アレルギー反応を起こすこともあります。

外出後、夜のお手入れでは肌を沈静化させるケアを行って下さい。

ビタミンCやトラネキサム酸は、美白などのエイジングケア効果に加えて肌の炎症を抑える働きもあります。

 

★ 肌の新陳代謝もDown

外出していないと、やはり運動量はどうしても減ってしまいます。

身体の新陳代謝も下がってるため、肌の角質がたまっていることもあります。

スキンケアで新陳代謝を上げるお手入れをして、肌をととのえましょう。

顔の皮膚がガサガサしていたり、硬くなっていると感じたらピーリングで角質を除去して新たしい皮膚を表面化させることができます。

 

身体もガサガサしていませんか?夏になって肌を露出する部分も多くなります。

身体を洗う際に肌をやわらかく整えると、保湿剤の浸透もよくなります。

 

アフタ―コロナのスキンケア方法いかがでしたか?

基本は3つ

・紫外線から肌を守る

・紫外線を受けた後の肌を沈静化させる

・代謝を高めて肌を柔らかく保つ

この3つに注意して、肌に刺激を与えないようにして夏を迎えましょう。

トラネキサム酸はイオン導入で

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

さて、今回は「のどの痛みに効く」系のお高い風邪薬や、口内炎の市販薬にも多く配合されている「トラネキサム酸」のお話です。

ところで、皆様はトラネキサム酸を配合した薬や化粧品を使ったことがありますか?

病院では、痛みの緩和などを目的とした抗炎症剤としてや、皮膚疾患・・・とくに肝斑の治療薬として処方されています。
※肝斑とは、左右の目の下に現れる左右対称のうすぼんやりとした影のようなシミです。

また、薬用化粧品(医薬部外品)の抗炎症・美白成分として大手化粧品会社の美白系化粧水や美容液をはじめ、市販薬や歯磨き粉にも配合されているので、使ったことがある方や、目にしたことが ある方も多いかと 思います

このトラネキサム酸が、他の美白成分と比べて特徴的な作用があります。
それは、いつも同じ場所にできてしまうシミに期待ができるところにあります。

この持続するタイプのシミは、肌で気づかない程度の微弱な炎症がその場所で継続的に起こっていることにあります。
その結果、刺激によってシミの元となるメラニンを継続的に作り出しています。

つまり、湧き水のように下から新しいシミが作られ続けることで、炎症の起こっている場所に常にシミが残っているような状態となります。

トラネキサム酸は刺激の元になる炎症を鎮め、さらに、メラニンを作る細胞の勢いを抑えることができる成分なので、このような頑固なシミ、また肝斑に有効といわれています。

そんな有用な成分であるトラネキサム酸は、内服や肌へ塗布する以外に、イオン導入が可能な美容成分でもあります。
トラネキサム酸は、人工的に合成された成分ですがアミノ酸の一種で、他のアミノ酸同様、分子サイズが小さく、水溶性でありイオン化します。
皆様ご存知の通り、当然、単純な肌への塗布に比べてもイオン導入することで浸透がよくなる結果も出ています。

しかし、トラネキサム酸を配合した市販の化粧水や美容液は、一般的に防腐剤・香料等のイオン導入には向いていない成分が配合されているため、一部の専用商品を除き、外用には単純塗布しか方法がありませんでした。

スキンロジカルでは、このトラネキサム酸をイオン導入などでもお客様ご自身でお試しいただける、手作り化粧品の化粧品原料として販売をしております。

原料はトラネキサム酸100%で水に溶けやすいため、水や当店のイオン導入ローションや美容液に容易に混ぜることができ、化粧水や美容液、イオン導入液として利用することができます。

なお、イオン導入する場合は、製品特性上「リファインローション」ではご利用いただけません。(化粧水としてはご利用いただけます)
水分を含んだ乳液・ジェル・クリームにも混ぜることができます。
※混ざりにくい場合がありますので、少しずつ混ぜてください。
濃度が高いと肌が赤くなる場合があるので、2~4%を目安に肌に合わせて濃度を調整してご利用ください。

「良薬は口に苦し」ビタミンCと同じく濃度が高ければ効果は高いですが、刺激もでてきます。ご利用の際は気を付けてご使用ください。

「トラネキサム酸」のイオン導入に興味を持たれましたらぜひ試してみてください