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「SPF」と「PA」はナニが違う???

皆様こんにちは、スキンロジカルのイノウエです。

 

本州もそろそろ梅雨に入りそう・・・な時期ですが、晴れると

「ジリジリ」という夏の太陽の日差しを感じ始めました。

 

美容に気を使っていただいてる方は年中とは思いますが、特にこの時期

「日焼け止め」必要に感じますね。

 

ところで、日焼け止めにはその日焼け止めの性能を示す表記があります。

CMなどでこの時期頻繁に聞かれる「SPF○○」「PA△△」っていうアレです。

 

ご存知の方は多いと思いますが、せっかくなのでちょっとご案内です。

 

 

SPF[Sun Protection Factor]

 

「SPF」は紫外線の中でもB波(UVB)による紅紋(ヒリヒリする赤みを帯びた炎症)が、

現れるまでの時間がどのくらいであるかと言うことを表します。

たとえば、紫外線を受けて「10分」で紅紋が出る人は「SPF10」の日焼け止めを

使用した場合、同じ「10倍の紫外線」をあびた時に「同じ時間」で紅紋が現れ

始める。と言う意味です。

分かりやすく言えば受ける紫外線の量が同じ場合は、10分が10倍ですから、

「100分はUVBを防御できる」と言うことになります。

ただし、実際には時間によって性能は低下(成分の紫外線による劣化や汗などで

物理的な損失など)していきますので、必ずしも表示どおりの時間維持できる

わけではありません。

また、塗布する量にも左右されますのでこまめに塗りなおすことは必要です。

 

 

PA [Protection grade of UVA]

 

「PA」は紫外線のA波(UVA)を防ぐ能力を表す指標です。PAの分類は。皮膚の即時黒化

(日焼け後に肌が黒くなる現象)をどの程度防ぐことができるのかを表した「PPD値」が

元になっています。

「PPD値」は、先にお話したSPFの測定とほぼ同じですが、日本における「PPD値」を

元にした「PA」の表示は

 

PPD値

2~4未満 PA+ 効果がある

4~8未満 PA++ かなり効果がある

8以上 PA+++ 非常に効果がある

 

と、SPFに比べてかなり大雑把な感じがします。

使用方法や注意点についてはSPFと同じく、単純な持続時間でないことは注意が必要です。

 

 

また、SPF・PA値が高いものは比較的肌に負担のかかる「紫外線吸収剤」を利用している

商品も多いため、特に肌に敏感な方は使用時に肌荒れなどトラブルを起こさないかを

確認することをオススメします。

 

日焼けによるシミなどの肌のダメージは、できてしまった後の対策より、できてしまう

前の予防のほうが、簡単で効率的です。

日焼け止めの利用の他にも、ビタミンCなどの抗酸化物質を予防的に取り込むことでも

紫外線による活性酸素の発生を抑えることもできます。

ビタミンCは食べ物でとるのが基本になりますが、ビタミンC誘導体をイオン導入することで
より多く、より長くビタミンCの抗酸化効果を得ることができます。

イオン導入に最適な2種類のビタミンC誘導体を高濃度配合
紫外線のプレ・アフターケアに最適です。

活性酸素って何?

こんにちは、スキンロジカルスタッフです。

前回「ビタミンCは活性酸素を無力化する」お話をしましたが、
では、

「活性酸素」

は、肌に対してどんな影響を与えているのでしょうか。

もともと活性酸素は、高い攻撃性を持った物質です。
ではなぜそのような物質が体内に存在するのかというと、外部からの細菌ウイルスなどを排除するために使われているという話もあります。

活性酸素は呼吸による酸素の取り込みにより作られますがそのほかにも、紫外線による日焼け、ストレス、喫煙などでも生成されるといわれています。

体内の安全を守る「活性酸素」ですが、その量が多くなると持ち前の攻撃力で、体にダメージを与えることがあります。
「活性酸素による肌トラブル」もその一部です。

・肌を刺激して、炎症を起こしシミを起こす

・肌の線維芽細胞を破壊しターンオーバーを狂わせる

・コラーゲンにダメージを与え、肌の柔軟性を損なわせる

などなど、数々の原因の元となっています。

活性酸素は体内作られるものですから、逆に活性酸素を抑え、体をダメージから守る成分も作られます。
しかし、多すぎる刺激や加齢によって活性酸素のほうが強くなってしまいます。

そんな時には、まず刺激を受ける原因を少なくして活性酸素を

「作らせない」

そしてできてしまった活性酸素は抗酸化物質で

「働かせない」

ことが重要です。
そして、「働かせない」成分の一つとして、前回お話しした活性酸素を無力化できる「ビタミンC」があります。

体内の活性酸素には、ビタミンCを含んだ食材をバランスよく食事に組み込んだり、サプリメントで補うことで対応し、肌には直接「ビタミンC」を取り込むとより効果的に肌へのビタミン補給ができます。

ビタミンCはビタミンC誘導体にすることで、効率よく効果的に肌に取り込むことができます。
また、一部のビタミンC誘導体は、イオン導入することでさらに効率よく肌にビタミンCを送り込むことができます。

肌の活性酸素が気になったら、ぜひ試してみてください。

 

ビタミンCはなぜ美容の万能成分なのか?

こんにちは、スキンロジカルのイノウエです。

さて、当店で一番メジャーでメインの成分といえば

「ビタミンC誘導体」

です。

様々な美容効果を持つ「ビタミンC」ですが、
そのベースとなる性質は

「抗酸化作用(還元作用)」

が強いことにあります。

抗酸化作用とは、簡単に言うと

「活性酸素から酸素を奪いを無害化する」

ことです。

ビタミンCはなぜこの力が強いのかというと、実は
ビタミンCの成分構造に、酸素に結び付きやすい
という特徴があるため。

この力が強いことで、肌老化やトラブルの元となる

「活性酸素」

に含まれる「酸素」と結びつき、活性酸素の

「活性」

を抑えることができるのです。

逆に言えば、活性酸素は様々な肌悩みの原因とも
なっています。

気になる肌悩みがあるときは、まずベースに

「ビタミンC」

を検討してみてはいかがでしょうか?

期間限定 ポイントアップ

5月14日18時から5月18日17時59分まで

リン酸型以外のビタミンC誘導体

こんにちは、スキンロジカルスタッフです

雨が続く梅雨の季節になりました。
憂鬱な時期と思われる方も多いですが、適度な雨の音はヒーリング効果もあり、アジサイをはじめ多くの花が咲き、夏の野菜や果物などが出回り始める季節でもあります

・・今から楽しみです

と、季節のお話は置いて・・・

最近こんな話がありました。

ビタミンC誘導体で「リン酸型」以外のものって無いの?

当店のアミノシーローション・VCローションを始め

「ビタミンC」

を配合している商品にはすべて

ビタミンC「誘導体」(プロビタミンC)

が使われています。
ビタミンCは、非常に酸素と結びつきやすい成分で、その特徴により肌内に存在する活性酸素と強く結びつき(=酸化)、自身が酸化することで活性酸素を無力化します。

しかし、ビタミンC(ピュアビタミンC)はそのままの形では肌のバリア機能に阻まれ、肌に浸透しにくく、空気中に存在する酸素と結合して、ビタミンC本来の力を失います

そこで登場したのがビタミンC「誘導体」です。

ビタミンC誘導体は、ビタミンC(ピュアビタミンC)の性質を残したまま分子構造を一部変更(誘導体化)することによって、酸素に対して不安定であるビタミンCの安定を高めた成分です。

このビタミンC誘導体はビタミンCの酸素が結合しやすい部分に、別の成分を結合させることでビタミンCと酸素が結びつくことを防ぎます。

つまり、くっつく所に先にバリアを張ってしまうわけです

この際に結合させる別の成分が「リン酸」である場合は「リン酸型ビタミンC誘導体」となります。

AP

ビタミンCは、リン酸型のビタミンC誘導体となる事によって、安定しますが、当然そのままの形では、ビタミンCの最大の長所でもあり短所でもある、酸素と結びつきやすい部分にリン酸が結合しているため、活性酸素を取り込み無力化する等、ビタミンC本来の効果を発揮することができません。

「リン酸型ビタミンC誘導体」から
「ビタミンC」と「リン酸」へ分解

しかし、肌に取り込まれたリン酸型ビタミンC誘導体は、人の体内に豊富に存在するフォスタファーゼ(ホスタファーゼ)という酵素によって「ビタミンC」「リン酸」に分解されます。

分解されたビタミンCは肌内でピュアなビタミンCとして、その効果を発揮します。

肌内ではじめて「リン酸」のバリアが取られるので空気中の酸素と結合することなく、活性酸素を取り込むことができるのです。

また、リン酸はごく少量であり、もともと体内に存在する物質のため肌に影響を与えることはありません。
ビタミンC誘導体として「リン酸型」以外にも、

・水溶性であるビタミンCを油溶性を持たせて、浸透率を上げ、クリームなどに配合しやすいように、テトラヘキシルデカン酸を結合させた
「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)」

・油溶性の浸透性を持たせながら、化粧水等の水溶液にも配合を可能にするために、リン酸とパルミチン酸を結合させた
「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)」

・ビタミンC独特のつっぱり感を押さえるために、保湿成分のグリセリンを結合させた
「グリセリルアスコルビン酸(VC2G)」

など、その用途によって様々なビタミンC誘導体が存在します。
誘導体は、結合させる成分によって浸透スピードや切り離しに必要な酵素の種類や数が違うため、効果を発揮するまでの時間や、効率が変わっています。
弊社のイオン導入用化粧水に使用しております誘導体は、イオン導入に最適で、体内でビタミンCに戻るスピードの早い

「アスコルビルリン酸Na」「リン酸アスコルビルMg」

の2種類の「リン酸型」ビタミンC誘導体を主に配合しています。

化粧品や医薬品の新成分開発や研究も日進月歩

スキンロジカルでも新しいビタミンC誘導体の可能性を、安全性を第一に効果、そしてイオン導入との相性などを検討して、新商品やリニューアル商品に役立てて行きたいと思っています


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保湿成分であり、コラーゲンの原料になるアミノ酸と、その産生の助けとなるビタミンCを配合した、売り上げNo.1のイオン導入専用化粧水「スキンロジカル アミノシーローション」にコインマスクがついているので、届いたその日からイオン導入ケアデビュー!